昔の彼氏さんから投稿頂いた「今も僕の心のさせになっている彼女」。
昔の彼女・・・今も心から消えない。
本当は、彼女と一緒になりたかった。
どこまでも手を繋いで、この人生を歩みたかった。
結婚して、アラフォーになった今でも、あれが本物の恋だったって思う。
晴れ渡る空を見上げて、彼女は今、どこで何をしてるのか、この空の下のどこかで、彼女も生きてるんだと、今の彼女に思いを馳せる。
当たり前のように抱き合い、唇を重ね、一つに結ばれていた日々の記憶。
胸のふくらみだけでなく、花弁を開き、花芯に口付け、彼女の甘い吐息に耳を傾けた。
僕の雄蕊を頬張る彼女が、恥ずかしそうに上目遣いで僕を見たあの眼差し、忘れられない。
桃色の裂け目に添えた雄蕊をゆっくりと挿し込めば、彼女の半開きの口から喘ぎ声g漏れた。
その時の虚ろな表情、濡れた唇、見つめ合い、その唇を重ね合い、舌を絡ませた。
快感にまみれながら、一つに繋がった歓びを噛みしめた。
淫蜜の音が部屋中に響く。
淫臭が立ち込める。
清らかなはずの彼女が淫らに乱れゆく。
貪る快楽、与えあう愛、この瞬間が永遠に続くと思っていた。
迸る精の雫が彼女の身体に降り注ぐ。
彼女は嬉しそうにその精の雫を浴びる。
あの日、高波が街を一掃した。
彼女たちは高台へ避難して無事だったが、彼女のアパートも、職場も、海の藻屑と消えた。
彼女はとりあえず僕のアパートへ身を寄せた。
二人で住むには手狭なアパートだったが、毎朝目覚めると彼女のいる生活が嬉しかった。
でも、切望に打ちひしがれた彼女は、俯いてばかりだった。
「ずっとここにいていいんだよ。」
と言ったけれど、彼女は一週間で僕のアパートから去って行った。
「両親が、戻って来いって・・・私、避難所にいると思ってるみたい。」
「一緒に暮らそうよ。」
「そういうわけにもいかない。ここじゃ仕事もないだろうし、田舎、帰るね。お別れ・・・」
最後の夜、別れのセックスの後、別れの晩餐をして、翌朝、僕の古いバッグに洗濯が終わった服を入れて、彼女がアパートを出て行った。
「色々ありがとう。残念だけど、さよなら・・・元気でね。ずっと忘れないから・・・」
「君も元気でな。困ったことがあったら、力になるから連絡してな。さよなら・・・」
あれからずいぶんと時間が過ぎたけど、彼女と過ごした時間は、いつまでも僕の宝物。
彼女がするから、僕もするようになった習慣、今でも自然にしてる時、胸が震える。
その習慣だけを僕に残して、彼女だけがここにいないことを改めて感じる。
彼女が僕のアパートを出て行った日と同じ、晴れ渡る空の日には、彼女を思い出す。
妻に優しくできるのも、彼女と過ごした時間と別れのおかげだ。
今でも、彼女が僕の心の支えになっている。
そして僕は祈る、彼女が幸せになっていますようにと…

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コメント一覧 (2件)
「させ」って、「支え」のことか…
マジレスしますと、この方は「ローマ字漢字入力」をしていて、タイプミスがそのまま変換されたのではないかと思います。実際に、私もこういう誤変換を度々やりますから。