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一度だけ涙を見せた元彼との切ない別れ

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元カノさんから投稿頂いた「一度だけ涙を見せた元彼との切ない別れ」。

白いセリカGT-FOUR、最近めったに見なくなったなあ。
大好きだった元彼が乗ってたんだよね。
あの車で、たくさん旅行に連れていってくれた。


乗り心地はお世辞にもいいとは言えなかったけど、曲がるときに踏ん張る感じの安心感があったのを覚えてる。
その土地にある美味しいものを食べさせてくれて、お泊りした旅館やホテルで、愛のあるセックスをしてくれた。


浴衣の帯でM字開脚に縛られて、持ち手がコケシの栓抜きにコンドーム被せて入れられたり、変態なこともしたよね。
なんか、旅行先だとプレイも大胆になってたっけなあ。

元彼が後ろから浴衣の中に手を入れて、オッパイ揉んでるときに仲居さんが来ちゃって、取り乱したこともあったし、貸切露天風呂の湯船に手をついて、後ろから入れられてたら、塀の向こうでガタって音がして、誰か倒れた音がして初めて、覗かれてたことに気付いたことあったっけなあ。


その翌日、朝食バイキングでこちらをチラチラ見てた大学生くらいの7~8人の集団、ああ、あの子たちだったんだなって思った。
私、見た目が幼くて、大学卒業してるのに、居酒屋はいるとき年齢確認を求められてた。


だから元彼、私に未成年ファッションさせて、貸切露天風呂に入って後ろからされてるとき、三つ編みだったから、女子高生が露天風呂でエッチしてるように見えたんだろうなあ。

普段も三つ編みだったし、着てたのもしまむらの広告のティーンみたいなのだったから、メッチャ歳の差カップルに見えてた。
でも、三つ編みを解いて下ろすと、20歳くらいの女子大生になった。
三つ編みとポニーテールが幼いイメージになってたっけなあ。


一度だけ、夜10時頃にラブホから出てきたら、補導されかけたことあった。
慌てて免許証見せて、23歳だって証明したことがあった。
元彼、ちょっとロリコンっぽいところがあったんだろうな。
セーラー服着るとすごく喜んでたし。

セーラー服、上だけ着てセックスすると、元彼、カチカチになって、かなり興奮してるの分かった。
セーラー服着てフェラしてると、血管がメッチャ浮き出て、脈打ってたし、私も元彼のおちんちんが凄く硬くなるから、私も喜んで三つ編みでセーラー服着てあげてた。


三つ編みセーラー服でクンニされてるのって、今考えると、客観的に見られたらほぼAVだったんだろうな。
海までドライブに行って、三つ編みのセーラー服少女が白いGT-FOURから降りると、周囲からの視線が突き刺さったっけなあ。


そして、そのまま海辺のラブホに入っていくんだから、元彼、羨ましがられることに酔ってたんだろうな。
私は、可愛い、可愛いって言われて、有頂天だったし。

ケンカもしたことあったけど、一緒に笑ったことの方が多かったな。
ドライブに行くときは、セリカのアホみたいな加速でシートにへばりついてたし、這いつくばるようなカーブで、でもシートがすっぽり包んでたから、なんかすごかったのを覚えてる。


今は夫の運転するミニバンにゆったり乗ってるけど、あのセリカGT-FOURの記憶は忘れられない。
元彼が上手だったのか、車が凄かったのか、でも、MTを使いこなしてたんだから、元彼が上手かったんだろう。


最近は、スポーツカーに乗ってる若い人、見なくなったなあ。
町内に白い86に乗ってる人いるけど、還暦くらいのご夫婦だし。

元彼、お兄さんが事故に遭ってしまい、急遽帰郷して、数日後に戻って来た時、私の前で初めて泣いた。
お兄さん、亡くなった。


元彼が泣いたのはそのことじゃなく、お兄さん、結婚してまだ1年で、奥さんのお腹に子供がいて、それで、お兄さんは家業を継いでたから、元彼こっちの仕事yめて帰郷して、家業を継いで、お義姉さんと結婚しなければならなくなった。


元彼、私と結婚するために貯金してて、
「ごめんよ、ごめんよ…」
って何度も言いながらポロポロ泣いて、別れ際、
「お前と結婚するために溜めてたお金の半分、これはお前のために使うはずだったものだから…」
って100万円の束、私、要らないって言ったけど、無理やり押し付けて帰郷いていった。

最後のセックス、切なかった。
元彼の身体、冷たく感じた。
翌日、走り去る白いセリカGT-FOURのテールランプを見送った。
あれから、白いセリカGT-FOURを見かけると、胸が軋んだ。


元彼元気かな、お義姉さんと結婚して、幸せな家庭築いてるかな、なんて、元彼を思い出してた。
2年くらい、元彼を想ってて、恋愛できなかった。
お互いに、好きなものも、嫌いなものも知り尽くしてたし、恋人でもあったけど、親友でもあった。
信頼できてたし、心の支えだった。

別れて2年の頃、夫と出会った。
ある仕事の延長の飲み会で、席はくじ引きで、夫の隣の席になって、ぼちぼちと話すようになった。
ほろ酔い気分の時、恋愛話になって、もう、25歳になってたし、元彼との別れを話した。
恋人であって、親友でもあったなら、夫婦になれた人だったね。


多分、元彼さん、自分が幸せに暮らすことが、別れた彼女の望むことなんだと言い聞かせて、幸せを演じてまで幸せだと自分をだまして、そして、心の中でずっと君のことを忘れないだろうね。
ずっと、元彼さんの心の中に、居続けるだろうな。
そうじゃなかったら、彼女の前でなんか泣けないよ。

夫が言った言葉、男性目線で元彼から言われたような錯覚になって、この人素敵だなあって思った。
でもそれが、恋心になって行くとは思ってなかった。
夫とは連絡先を交換して、別れた。
そして、元彼のことを考えた。


「自分が幸せに暮らすことが、別れた彼女の望むことなんだ…」って言った夫の言葉、全くその通りだった。
別れてしまったけど、私じゃ幸せにしてあげることはできなくなったけど、元彼には幸せになって欲しいと心から思ってる。
だから、私は、いつか、元彼に再会するようなことがあったなら、元彼に恥ずかしくない元カノになっていようと思った。

元彼が、今のお相手と笑顔で幸せに暮らせていたら、それでいいと思った。
だから、私は夫と生きて、もう、元彼のことは忘れていこうと思った。
白いセリカGT-FOUR、とっくに乗り換えているだろう、そんな元彼に、また、いつか会える時が来た時に思い出せればいい。


切ないけど、元彼との時間は、大切な思い出だけど、夫との生活を優先しなければならない。
私は夫に愛されて幸せになってるから、きっと元彼も幸せだろう。
間もなく50歳になる私を、今でも抱いてくれる夫に感謝しながら、今を生きよう。

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