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深追いせずに自分から身を引いた彼女の幸せを祈るとき

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元彼氏さんから投稿頂いた「深追いせずに自分から身を引いた彼女の幸せを祈るとき」。

進学で東京に出たまま、東京に就職して故郷へは戻りませんでした。
大学時代の彼女は帰郷してしまい、就職してから新しい彼女ができましたが、お互い社会人なので、大学時代の彼女のように毎日セックス漬けというわけにはいかず、会えるのは週末だけでした。


大学時代の彼女とは、その瞬間が楽しくて付き合ってましたが、社会人同士のセックスでは、お互いに将来を見て付き合っていました。
この人と暮らす毎日をイメージしたり、セックスの相性をチェックしたり、共に人生を歩むパートナーとして相応しいかを考えました。

セックスも、貪るセックスから、与え合うセックスへ変化し、クンニは、大学時代は「オマンコ舐め舐め」というエロい頭でしたが、彼女を気持ち良くしようとするクンニに変わっていました。
挿入も生、責任を取る覚悟で、しかし、直接触れ合う歓びを感じていました。


自分が射精を我慢しても、彼女を感じさせたい、そういうセックスをしていました。
そうすることで、パワフルなセックスは影を潜め、舌を絡め合って抱き合う、ネットリとした愛を感じるセックスになっていきました。

でも、いつからか、二人の息が合わなくなってきました。
それはセックスだけでなく、考えることや、行動が合わなくなってきました。
少しずつズレてるなと感じ始めて、そして彼女に、
「私たち、冷却期間を置いた方がいいと思うの。」
と言われました。
「ちょっと、会いたい気持ちが無くなってきちゃって・・・」
とも言われました。

冷却期間=別れと捉え、「さようなら」を言わない別れをしてしまいました。
その日から、電話もラインもメールもしなかったし、会いにも行きませんでした。
愛した彼女から、「会いたい気持ちが無くなった」と言われたら、潔く身を退きました。
そしてほどなくしてやってきた台風19号、彼女が心配でしたが、連絡は控えました。


痩せ我慢でしたが、深追いして泥沼になるのは避けたかったのです。
そしてやってきたコロナ禍、業績が落ちてゆき、希望退社を募られました。
折しも故郷から帰って来いと言われてて、故郷に転職を決めて、退社しました。

実家に帰る荷造りを終え、最後、身の回りの物をキャリーケースに入れようと開いたら、紙袋が入ってて、開けたら中からネクタイと手紙が出てきました。
「ありがとう。とても助かった。これ、お土産。」
以前、海外出張に行く彼女にキャリーケースを貸した時に、お礼に入れてくれたお土産でした。


彼女に貸して以降、帰郷するまでの3年間、使わなかったキャリーケース・・・結構なブランドネクタイだったし、彼女にお礼も言ってないことが、負い目に感じました。
その時、別れてもう2年、今更連絡はできませんでした。

帰郷して、違う仕事に就いて半年の頃、元いた会社が某ホールディングに買収されて、帰郷は正解だったと思ったら、彼女からラインが来ました。
「アパート、出たんだね。会社、ヤバそうだけど大丈夫?」
と元彼のピンチに、様子を見に行ってくれたようでした。


「心配してくれてありがとう。俺、3月で退社して、今、故郷で転職したんだ。もう、そっちには居ないんだ。それから、ネクタイ、ありがとうな。」
と返しました。
「そう、よかった。それじゃあ、頑張ってね。さよなら。」
「さよなら。元気でな。」
これが彼女との最後のラインでした。

帰郷して3年が過ぎ、現在31歳になりました。
あれから、時々、彼女のくれたあのネクタイをしめて、故郷で仕事しています。
そのたび、彼女を想い出しています。


最後は嫌われてしまったようでしたが、それでも私の危機を気にかけてくれて、訪ねてくれたことは、嬉しかったですね。
そんな彼女にありがとうを言えたし、さよならも言えたから、奇麗な思い出にできそうです。


そして私は、今年の春、4歳年下の女性と結婚しました。
もう、彼女に連絡することはありませんが、彼女にも幸せになって欲しいと心から思います。

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コメント一覧 (1件)

  • いい話やね。
    別れの理由はいろいろあるけど、いくら好きでもこのまま続けられないとっ分かったら、深追いしない方が潔くてきれいだよね。
    未練はどうしたって残るもの、だったら綺麗に別れた方がいい。

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