れいかさんから投稿頂いた「風俗嬢のひとりごと 私がラブホテルに向かう理由」。
少し引かれるかも知れないけど、私はデリヘルで働いている。そして働いている事を誇るつもりはないけど、見ず知らずの男性に身体を預ける事には抵抗がない。貞操観念が低い、考え無しと言われたら返す言葉がないし、ビッチとか淫乱とかに見られてもしょうがないとは思っている。
ただ、そんな仕事をしている私だけど仕事でするエッチな行為そのものはあまり気持ち良くは無い。いや、気持ちは良いけど、それは我慢していたオシッコをした時とかの気持ち良さと同じようなカンジだ。
じゃあ、なぜデリヘルで働いてるの? って思われるかも知れないけど、私は男性の少し硬めの肌の質感や鼻をつく精液や汗の匂いが好きなのだ。あの感触や香りを嗅がないとイライラしたり、眠れないなど禁断症状みたいのが起こる。たぶん頭も体質もかなりおかしいんだと思う。
そしてもうひとつの理由
これは風俗嬢にしか分からないかも知れないけど、デリヘル嬢としてラブホテルにお邪魔してから、帰るまでの場の雰囲気やお客さんとのやり取りが好きなのだ。
当然、お客さんの中には乳首やクリに噛み着いてきたりするような乱暴な人もいれば、匂いにフェチズムのある私でも吐きそうになるくらい臭い人もいる。あと1時間全く喋らず、ベッドに横たわったまま永遠とアソコを舐めさせ続けるような人もいるから嫌な思いだってしなかった訳じゃない。
ただ、逆に震えながら私の身体に恐る恐る触れてきたり、キスをしただけで射精したりしまう人、母親以外の胸を初めて触った感動で涙を流す人もいたりもする。あと意外かも知れないけど、お客さんの中で既婚者の方の多くは奥さんや子供の事を楽しそう話してくれる人が多かったりもするから結構楽しい事も多い。ホントに色んな人がいる。
見ず知らずの人と2時間も無い関わりあいの中でしか知る事が出来る生の男性の酷さや弱さや優しさ、それを知る事が出来ると何となく世の中って良いよなって思え、そして幸せとか生きているって感じる事が出来る。そして、それは父親を早く亡くした私にとっては男性の矜持みたいなものや人生が垣間見えて、嬉しく刺激的な事だ。
私はそれが好き
身も蓋もないけれど、セックスを行う事だけを目的としたラブホの中で見ず知らずの人と裸で肌を寄せ合うのだから、そこには恥もへったくりも無い。だからそこで交わされる行為や会話は虚飾や誇張には塗れているけど、根っこの部分に嘘はない。つまりは行為も言葉も飾り気のない限りない素の姿だから、私は楽しい。
何を語ろうと風俗嬢の言い訳か戯言にしか思って貰えないかも知れないけど、私は男性のそう言った愚かで優しくて、惨めで熱い内側を知りたいし聞きたい。
だから、私は今日も明日も、そしておそらくは来年もデリヘル嬢として見ず知らず人が待つラブホテルへと向かう。
駄文で申し訳ありません。
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コメント一覧 (1件)
文才、ですね