ヒロシさんから投稿頂いた「元夫婦が繰り広げる偽りなき愛の交合」。
バブル真っ只中の頃、工学部を出た俺は建設会社へ就職した。
同期入社に短大卒の聡美がいて、その清楚な美貌に掘れた。
バブル時代を生きた大学生と短大生、軽いノリから、ベッドへ誘い誘われ6月下旬には男女の関係になった。
お互い学生時代に経験済みのカップルだったから、スケベ三昧のアヘアヘセックスを繰り広げ、すっかりお互いの身体の虜になって、俺25歳、聡美23歳で結婚した。
その頃、バブルが弾けた。
ラブラブな結婚生活は3年目に破綻した。
バブル崩壊の煽りで建設会社が倒産、俺たち夫婦は職を失い、子作りを断念、将来を考えて離婚することになった。
「聡美・・・お前は器量が良いから、誰かいい男に養ってもらえ。」
「やだよ・・・ヒロシと別れたくないよ・・・」
「俺は、お前を養っていけない・・・幸せにできないんだよ。」
夫婦最後の夜、それまでに経験したことのない情熱的なセックスをした。
聡美の身体を丁寧に愛撫、愛情込めた愛撫ほど手つきがイヤらしいことに気付いた。
クンニも丁寧に優しく舐めた。
聡美が全身性感帯状態に陥るまで、いつまでも聡美の股間を舐めていた。
聡美は、フェラをする前に両手で肉棒を挟むようにして、頬ずりした。
その頬ずりする頬に涙が伝っていた。
泣きながらフェラした聡美の横顔を、俺は今でも忘れていない。
一つに繋がった。
見つめ合い、唇を重ねて抱き合い、舌を絡ませお互いの口の中を味わった。
ほとんど動かず、このまま一つになれたらと願った。
お互い、心から愛しい相手と別れなければならない切なさの中、きつく抱きしめ合いながら、快楽ではなく、愛情を伝えあった。
それでも肉穴と肉棒は擦れ合い、自然に腰が蠢いた。
30分以上繋がっていたが限界を迎えた。
別れる夫婦が中出しはできないから、聡美から抜いて、お腹に射精した。
翌朝、最後の朝食を食べて、聡美が部屋を出て行った。
「離婚届、今日のうちに出しておくから。聡美・・・幸せにしてやれなくて、ごめんよ・・・」
「さようなら・・・ヒロシの奥さんだった3年間、幸せだったよ・・・」
「さようなら、聡美・・・」
聡美が去っていく足音が聞こえなくなった時、玄関に崩れて嗚咽した。
俺は、暫くアルバイトしていたが、不況で不振の建設関係を諦めたら、専門外の異業種で職を見つけた。
離婚から2年、30歳になっていた。
仕事にも慣れ、少しの蓄えもできた32歳の頃、聡美の様子を見に行った。
聡美は再婚して、実家にはいなかった。
再婚した聡美の幸せを願い、俺は聡美を諦めた。
俺は34歳で、再就職先で知り合った君枝という大人しい27歳のお嬢さんと再婚した。
君枝は初婚だったが、22歳の頃元、彼に裏切られて借金のカタに売られ、約10日間監禁され、5人の男に輪姦され続けて精神崩壊した過去があった。
しかも、その様子は録画され、その後の関係を求められ、君枝が自殺未遂を起こして発覚した。
元彼はじめ関係者は全員検挙されたが、君枝は昏い過去を引きずって生きるようになっていた。
その君枝は、俺にだけは心を開いたのは、職場の飲み会で聡美の話をした後だった。
「聡美さん、幸せになっていると良いですね・・・」
「いい女だから、きっと幸せになってるさ・・・」
君枝は、監禁されて恥辱凌辱の限りを尽くされ、不本意にも快感に喘ぎまくり、逝き狂いした痴態を晒した過去のために、セックスで喘ぐことを必死に拒んだ。
俺は、聡美との最後のセックスを思い出し、君枝とのセックスに精一杯の愛情を込めた。
君枝が、俺の腕の中で初めて逝ったとき、プロポーズした。
妻となった君枝は、俺に身体を預けて愛撫に悶え、大股を開いてクンニに喘ぎ、肉棒の快楽に逝きまくるようになった。
やがて君枝は女の子を出産、俺は35歳でやっと幸せな家庭を築けた。
君枝が44歳でこの世を去ったのは4年前、俺は51歳、娘は高校生だった。
君枝は交通事故死だったが、その運転者が元彼と判明、バブルが弾けた後に出所した君枝の元彼は社会の底辺を這いずり回っていて、偶然見かけた君枝に逆恨みをしたようだった。
俺は、再び大切な女を失った。
俺は現在55歳、再婚はしていないし、するつもりもないが、2年前から交際している女がいる。
彼女もまた連れ合いを亡くした未亡人だった。
年齢は53歳、名は聡美・・・元妻だ。
お互い、再婚相手との長きに亘絵う結婚生活で、深い愛情を持ったままだから、いずれは亡くなった連れ合いと共に眠るつもりだ。
だから再婚することはないが、せめて、今生にいる間、かつて愛した元夫婦の残り火を燃やそうとしていた。
今年成人した娘も、俺が元妻と交際していることを認めているし、聡美の子供も同じだった。
会うのは週に2~3回、会えば五十路のくたびれた身体で愛し合う。
時間をかけた丁寧な前戯、君枝の愛液で黒ずんだ俺の肉棒に頬ずりする聡美、亡き夫に掻き回されて黒ずんだ聡美のビラ肉をかき分け、肉尖を啜る。
そして一つに繋がった後は、あまり動かず、キスしたままきつく抱き合う。
あの、27年前の夫婦最後のセックスを彷彿とさせる、身体よりも心を交えるセックスだった。
愛しさがみなぎり、自然と腰が蠢く。
昨年閉経した聡美の肉穴は、俺の精液を中に欲しがり蠕動をし始める。
俺は、元妻聡美の肉穴深く、元夫精液を注ぎ込む。
元夫婦が繰り広げる偽りなき愛の交合・・・
しかし、27年前と違うのは、聡美に精液を流し込んだ後、心の中で、
「君枝・・・勘弁してくれ。死んだら必ずお前の元に行くから。そうしたら、毎日お前を抱くからな・・・」
とキミエの事を思うこと・・・
きっと、聡美もその虚ろな表情の中、亡き夫に・・・

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コメント一覧 (2件)
これは切ない
こんなストーリーよく思いつくなあ
哀しいね
タイミングを繋ぐことができない愛もあるからね