17,000話以上掲載!!毎日更新!!

彼の思い出たちにさよならするために

[AD]

[AD]

元カノさんから投稿頂いた「彼の思い出たちにさよならするために」。

交際3年、そのうち、2年間一緒に暮らした。
結婚するはずだった。
私は今でも、彼の全てが大好きだった。
彼の裸のどこに触れても、触れられても、気持ちいいと思えた。


外から帰って来て、シャワーも浴びてないのに、アソコ舐めてくれた。
汚いよって言いながらも、感じてる私を狂わせた。
心と身体で感じ合う、あんなに気持ちいいセックスは、たぶんもう二度とできない気がするよ。

愛は儚かった。
彼の勤務際、倒産しちゃった。
彼、決断が早くて、経済的に破綻する前に帰郷を決めた。
「ごめん。結婚できる経済力が無いから、諦めて欲しい。俺、引っ越しできる金があるうち、ここを出るよ。帰郷する。残りのお金は置いていくから、お前も動けるうちにここを出るんだ。いいな。一人で住むには高すぎるからな。」
彼は、最後の夜、優しく抱いてくれた。

最後のクンニは30分以上してた。
身体が蕩けるほどのクンニで、ああ、もう、これが最後なんだと泣きながら抱かれた。
彼の身体も大好きだった。
セックス自体はそんなに上手じゃなかったけど、恥ずかしがらずに一生懸命で、アレの辺りどころが良くて、テクが無くても喘がされてた。
大きくなくても、形が良かったんだと思う。
きっと、彼のおちんちんを見ないと濡れないかもしれない。

このアパートには、まだ、彼の匂いが残ってる。
少しずつ荷造りしてるけど、彼の匂いが残ってるうちは、ここに居たいな。
身体が、記憶が、あの腕や胸、抱き寄せられた時の匂い、身体の温もり、声、忘れられない。
突かれると、よく分からないけど、身体が痺れて狂いそうだった。
名前を呼ばれながら頭を撫でられると、身体がジンワリして来て、意識が飛びそうだった。
朝から一日中、ずっと裸で抱き合ってたこともあった。

セックスの快感もだけど、彼に抱かれてる時の感触が今も残ってる。
戻ってきて欲しい欲しいけど、無理そうだ。
いつまでもグジグジと居なくなってしまった彼のことを考えても、仕方ないのは分かってる。
未練がましくこの部屋で、彼の思い出に包まれていると、いつまでも前に進めないのも分かってる。


彼が言ってたように、お金に余裕があるうち、一人住まいに向いた部屋に引っ越した方がいいのも分かってる。
彼がせっかくおいて行ってくれたお金、無駄にしてはいけない。
彼の最後の真心、彼の言いつけを守ろう。

この部屋にいると彼のことばかり考えてしまう。
彼の思い出に浸るのは今日までにして、明日から、少しずつ荷造りを再開しよう。
夜は、少しお酒で、彼のことを思い出す最後を飾ろう。
彼が出て行って半月、彼はもう、新しい生活を始めたかな。


いつか、私のことなんか忘れちゃうんだろうな。
私も、この部屋を出て行こう。
彼の思い出たちに、さよならするために…
前を向くために…

[AD]

[AD]

みんなのエッチ体験OGP

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

感想などコメントをどうぞ!投稿していただいた方の励みになります!

コメント一覧 (3件)

コメントする

目次