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元カノと過ごした懐かしい街にて…

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元彼さんから投稿頂いた「元カノと過ごした懐かしい街にて…」。

転勤する2年前までいた街に、出張で訪れた。
一般道と高速道で片道3時間、たった2年なのに、ものすごく懐かしかった。
会議が終わったのが17時30分、金曜日で後泊が付いてたから、予約していたホテルにチェックインした。
懐かしい街に出て、別れた元カノとよく行ってた居酒屋で飲んだ。


まるで、あの頃といっしょで、元カノが居ないことだけが違ってて、そのことが不思議なくらいだった。
ホテルに戻る途中、数回入ったことがあるラブホの前を通り過ぎてみた。
「お金もったいないよ。アパートでしようよ。」
と俺に金を使わせないように、気遣いのできる元カノだった。

元カノとセックスしてた時、俺が射精する兆候を捉えると、最後の一滴まで搾り取ろうとするようなオマンコの蠕動を感じた。
それは射精を終えてもしばらく続いた。
射精中と射精後のオマンコの蠕動は、全身が痺れるような刺激的な気持ち良さだった。


萎えていくペニスを抜いて、コンドームを始末するとき、元カノが常態を起こして、俺のペニスをティッシュで拭いてくれてた。
その時、乳首が俺の太腿に当たって、そのくすぐったさが気持ち良かったっけな。
柔らかな抱き心地、可愛い顔して喘いでさ、良い女だったな。
二人とも結婚すると信じて疑わなかったのに…

翌土曜日、社用車で元カノの実家の前を通ると、多分兄夫婦の車なんだろう、 ワンボックスがとまってた。
ドライブした後、ここで元カノを降ろしたっけなと懐かしく思いながら、通り過ぎた。
そして、元カノの家の菩提寺に向かった。


訪れたのは、元カノの四十九日以来だった。
元カノのご両親には、
「君はまだ若い。娘の事は忘れて、新しい人生を歩んで欲しい。そして、もう二度とここへ来てはいけない。」
と言われたから、元カノの家と墓前までは行かなかったが、この日は元カノに報告があった。

元カノが亡くなる数日前、病床で俺に言った。
「私が居なくなったら、私のことは忘れて構わないから。あなたには、私の分まで幸せになって欲しい…お願い…」
だから、菩提寺の駐車場に社用車を停め、空を見上げて、呟いた。


「君との時間は、俺の大切な宝物だ。忘れることはないよ…あのね、今度、俺、結婚することになったよ。君の分まで幸せになるよ。その報告と誓いに来た。だからもう、訪ねないよ…」
俺は、元カノに最後のお別れを言って、社用車を返却するために、帰路についた。

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コメント一覧 (4件)

  • 死別ですか…
    離別と違って、二度と会えないけど、年を取らないまま永遠に輝き続けるんだよね。

  • こういうサイトで時々、エロ一辺倒じゃない心に染みる話を読めることがあるんだよね。
    だからつい、このサイトを訪れてしまうんだ。

  • 失い方でもこれは辛いですね。
    亡くなった人は年取りません。

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