元彼さんから投稿頂いた「大好きだった元カと十数年ぶりに再会」。
忘れられないというか、ずっと心の片隅に居続ける元カノがいます。
まだ二人とも20代半ばで、性欲旺盛、週末はどちらかの部屋に入り浸りで、セックスばかりしてましたね。
金曜の夜、隔週でどちらかのアパートに帰り、風呂入ってセックス、飯食ってセックス、酒飲みながらテレビ見て寝る前にセックスしてました。
土曜は目覚めのセックス、二度寝して昼前にセックス、ランチデートに出かけて、夕食の買い出しして、帰って風呂入ってセックス、飯食ってセックス、寝る前にセックスでした。
日曜も同じで、月曜の朝、二人でそれぞれの職場へご出勤でした。
お互いの部屋に相手の普段着用にタンスの引き出しが一つあって、いつでもお泊りできました。
真昼間から、彼女なパンティずらして、窓際で立ちバック、眼下に日常の風景が広がり、道を歩く人々を見下ろしながら、でも私たちの下半身は凄いことになってました。
元カノのオマンコ、あまりにも気持ち良すぎて、中に漏らして怒られた音もありました。
「もし出来てたら、結婚しよう。」
って言ったら、内股に精液を垂らした元カノがしなだれかかってきたの、覚えてます。
真昼間、服着たままするセックスって、妙にエロいですよね。
日常の中で淫らになる、日常でいて非日常みたいな、部屋の中で着衣セックスはそんな感じが何とも興奮しました。
また、お風呂で洗いながらするセックスは、本来、裸でいて不思議じゃない空間なのに、弄り合ってるうちにもよおして始まる、なんかローションプレイみたいで淫らです。
ベッドでのセックスは、愛を感じるねっとりセックスで、セックス中、正常位のほとんどはキスしたままでした。
でも、私に仙台の系列会社への出向命令が出て、まだ20代半ばだった二人は結婚を諦めました。
結婚は即ち、元カノが仕事を辞めること、あの時、その選択肢はありませんでした。
彼女の仕事はちょっとレアで、東京以外にはなかなか見かけないものです。
泣く泣く別れました。
元カノの部屋から私の物を引き上げ、私の部屋から元カノの物を運び出し、荷造りして、最後の夜は元カノの部屋で過ごしました。
別れの晩餐はすき焼きでしたね。
私は、今まで食べたことのない高いお肉を買ってきて、お別れの思い出にしました。
「美味しいね・・・」
と微笑む元カノの笑顔が、哀しげだったのを覚えています。
翌日、昨夜の残りの卵、ご飯にかけて食べて、私は自分のアパートへ、元カノは職場へ向かうために元カノのアパートを出ました。
玄関で最後のキスをして、
「これでお別れだ。幸せになれよ。さよなら・・・」
「今までありがとう。あっちでも元気でね。さよなら・・・」
元カノのアパートの玄関を出て、駅まで一緒に歩き、元カノは地下鉄へ、私は地上の私鉄へ乗るために、手を振って別れました。
背を向けるとき、景色がスローモーションになりました。
仙台に行ってすぐ、リーマンショックがあって、大騒ぎになりましたが、私のいた関連会社は影響が少なく無事でした。
もちろん、元カノの仕事はそういうこととは無縁なので、心配しませんでした。
連絡先は消してないけど、連絡はしないと誓ってこちらに来ました。
そしてやって来た東日本大震災、未曽有の大惨事、私のアパートも職場も沿岸部ではなかったから、津波は免れましたが、業務は滞りました。
震災の夜、元カノから私の安否を確認するメールが届きました。
元カノ、派生直後にメールしたのでしょうが、あの日、メールは混雑してなかなか届きませんでしたから、心配したと思います。
「俺は無事だよ。」と返しましたが、届いたかどうかは分かりません。
その後、メールは一切なく、私は6年で仙台を離れました。
因みに、仙台を離れるとき、私は独りじゃなく、妻子がいました。
東京に戻り、やっぱり気になって元カノのアパートに行ってみましたが、入居者は元カノではありませんでした。
もう、元カノの事も遠い昔のことになってた先日、職場に客として元カノが来たんです。
十数年ぶりで、その時約束して、後日、二人で飲みに行きました。
場所は、十数年前に二人が住んでた街の駅前にある居酒屋、懐かしかったですね。
お互い結婚して子供がいること、幸せだということ、でも、今後どうこうなろうとも思わないから、どこに住んでるとか、ラインを交換とか、連絡先が同じかどうかとか、訊きませんでした。
8時頃店を出て、
「じゃあね。元気でね。」
と手を振り、駅前で別れました。
もう一度会おうとか、ましてキスやエッチしたいとは思いませんでした。
あれほどしまくった二人でしたが、二人ももうアラフォー、絶倫ではありません。
それに、元カノは、いつも心の片隅に居る人ですから・・・
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コメント一覧 (2件)
こういうシンミリとした話、好きですね。
エエ話しや