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10年以上の友人関係から

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ひかるさんから投稿頂いた「10年以上の友人関係から」。

私には、大学時代から付き合いのあるサークルの先輩(女)がいます。年は一つ上で、ものすごくスタイルも良く美人なのですが、性格は男勝りで人見知りな私にもガンガン話しかけてくるような人でした。
その後はもはや先輩後輩という立場以上に、親友という形で付き合っていました。

歌が上手かったこともあり、一緒にバンド組んだり、お互いの恋話で一晩中飲み明かしたりと学生時代は先輩を中心にまわっていました。
こんなに長くいると、酔った勢いでエッチしちゃったみたいな事もありそうですが、私達にはある「ルール」がありました。
・エッチはダメ
・キスはダメ
・お互いに同意があれば触り合いはあり
側からみれば、なんだそれは?って話ですが、このルールには提案された私も大賛成でした。
なんか、キスとエッチは、それをしてしまうと今までの関係が崩れてしまいそうだったから。

このルールを守り続けて13年目の先週、いきなり急展開に。
私は今北海道で、先輩は私たちの地元青森で働いています。お互い休みを合わせてとって、釧路へ旅行に行くことになりました。いつもは大体呑んだくれグルメの旅なのですが、今回は少し違いました。

じつは3年前、彼女と当時付き合っていた彼氏が、ここ釧路で事故死してしまいました。その彼氏とは、私の親友でもありました。
私たちは、もちろん楽しむための旅行でもありましたが、彼の三回忌旅行、という意味も込めていました。
事故現場に行き、花束を添え、彼女は「あー、なかなか来れる場所じゃないから、来れてよかった。少し、スッとした」と言いました。
僕は、「そっか、よかった」と答えましたが、長い付き合いのせいか、彼女が無理にその言葉を言っている事がわかりました。

その夜、釧路で飲み歩いてホテルに戻り、結構飲んでしまったので今日は早く寝るかと言って二人で布団に入りました。
そこから触り合いに発展する場合は、私が先輩のおっぱいを揉むところからスタートするのですが、今日は朝から動きっぱなしで疲れているだろうと思って、何もしないつもりでした。
すると、珍しく先輩から、「ひかり、こっち来て」と両手を差し出してハグしてのサイン。

あらら、酔って寂しくなったのかな、とハグ。ところがそこで……
「ひかり……ごめん……今日だけ……お願い。酷いこと……する……許さなくてもいいよ……」と、耳元で囁かれた。私は、「え?どういう……」と言ったところで、先輩の唇が私の唇に……ちゅっと……
「んっ……!!!!?」

それから、しばらく私は頭が真っ白になってしまい、断片的にしか覚えていません。所々覚えているのは、今までに体験したことのないほど『めっちゃくちゃ激しいキス』だったってことぐらい。女性に顔を両手で抑えられ、息をするのが精一杯なくらいの、激しいキス。る、ルールが破られた、なんで?と一瞬考えようとしたけど、もう完全にキスの甘美な衝撃にやられ、逆にルールで縛っていたからこその背徳感が余計に体を敏感にし、その後は情けなくもされるがまま(笑

触り合いはお互いずっとしているせいか、お互いの弱点を知り尽くしているため、耳と首筋を執拗に責められた私が抵抗できないのは先輩も知っている。先輩が上に乗って、秘部を合わせてくる。
いつもは素股なのだが、私はもう今日は素股で終わらない事は分かっていた。
「キスしたらさ、絶対エッチしちゃうよね!」
これが『キスはダメ』のルールの根源にあった。人によって性欲の引き金は色々だと思うが、私たちの共通点は、「キスでもう止まらなくなる」というところだった。

だから、もう今日は……
「あっくぅ……」
先輩の下のお口が私のモノを、ゆっくりと咥えていく。
やばい、めちゃくちゃ狭い。そして何より……
「あ、あつぃ……」
先輩の中はもう熱湯が迸っているかのように熱々だった。
思わず私が口走ったこの言葉が、先輩にとってトドメの一言だったらしい。

「ひかり……壊していい?」
どういうこと?と聞くまでもなく、先輩は一気に深く咥えこみ、腰を上げては下ろし、徐々にスピードが上がっていく。
やばい、締まりがきつい上にこの濡れ方とスピード、全然耐えれる気がしない。私はどちらかと言えば遅漏なのだが、もう既に逝きそうだ。そして重大な事実に気がつく。
ゴムをしていない。まずい。
「ちょ、ご、ごむしてな……」
「お願い、せーしちょうだい?」
先輩の目論見通り、私はこの言葉で完全に壊れてしまった。

ちょうだい?と言われた瞬間に今までに体験した事がないような電気の波が襲って来て、全身が痙攣しながら物凄い量の白濁液を先輩の中に注ぎ込んだ。先輩も、
「あっこれ!やばい!奥っ、いくっ」と言いながら体をピクピクさせ、よだれがダラダラ出ていた。
まだ余韻に浸っていたいところだったが、先輩がまた動き出す。
「ちょ、先輩!まだ逝ったばっか……」ここまで言って、また頭にバチバチっと電気が走る。

腰をグラインドさせながら、耳を噛まれた。もうだめだ。壊れたい。壊されたい。この人になら、何されてもいい。
今まで先輩とする時は完全に私が攻め、先輩が受けという構図が出来上がっていて、たまーに興味本位で向こうがいたずらしてくる、くらいだったが、この日はもう立場が完全に逆転していた。
私は先輩の中で果て続け、恐らくは5回目の最中に、失神してしまった。

失神する直前、先輩は私の耳元でこうつぶやいた。
「ごめんね、ありがとう」
あぁ、きっと明日起きたら、先輩は泣いているんだろうなと思いながら、私は意識を失った。

翌朝、起きたらベッドの上で土下座をしている先輩がいた。
「さ、さーせんしたぁ……」
半泣きであった。
寂しかったんだよね?あいつ(死んだ元彼)のこと思い出して。
と言うと、頷きながら大粒の涙をこぼしていた。最低な事をしたと。寂しかったのは事実だけど、自分から提案したルールを破って、身勝手な事をしてしまったと。

まぁ、普通は気持ちよかったから別にいいやって感じなのかもしれないが、関係を壊しかねない行為をしてしまったことを後悔しているのかも知らない。

私は「大丈夫だよ、わかってるから」
先輩は再び号泣し、二人で再び布団に入り夕方までゆっくり寝ることにした。起きたら、またいつも通りな?と言って。

おやすみなさい、先輩。
でも、ここでだけ、言わせてください。

好きです。先輩、大好きです。いつまでも見守っていますから。早くいい人を見つけてくださいね。

おわり

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