元彼さんから投稿頂いた「元カノから来た最後の年賀状」。
四十路のオヤジの独り言。
父が亡くなり、高齢の母が一人になった実家に兄貴一家が入ることになり、俺の部屋だった押し入れを整理しに行ったんだ。
盆と正月に実家に泊まるとき、妻子と寝る部屋になって久しいけど、甥っ子に明け渡すんだけど、懐かしいものがいろいろ出てきた中に、大学時代の元カノから来た最後の年賀状が一枚…
忘れたことはなかったけど、別れて20年近く過ぎて、あまり思い出すことも無くなってた元カノだけど、初めての彼女で、初めてキスした人で、初めてセックスした人だから、思い出はたくさんあった。
初めて女の子の裸に触れたあの日、初めてオマンコを見た興奮、読みかじった知識でクンニ、恥じらう元カノ、20年以上昔のことなのに、鮮やかに覚えている。
処女膜が破れた瞬間、もとかのがみせた表情、痛みをこらえた元カノ、いじらしかったし嬉しかった。
元カノと永遠に一緒だと思い込んで処女膜を突き破る瞬間、亀頭で味わった感覚を覚えている。
ついさっきまで処女だった元カノの膣に締め付けられて味わった童貞を卒業した感触も覚えている。
ゴム越しだったけど、一つになれた嬉しさを噛み締めた。
3年半付き合って、それぞれが卒業で帰郷して別れた。
「さよなら。元気でね。」
そう言って別れて、年賀状だけの付き合いになった。
携帯電話はあったけど、メールすれば声が聞きたくなり、声を聴けば会いたくなるから連絡は控えた。
そしてスマホにしたとき、元カノの連絡先は引き継がなかった。
元カノから来た最後の年賀状、卒業してから、4度目の正月だった。
「私たち結婚しました。」
ウェディングドレス姿の元カノの写真、眩しかったし、住所が、それまでの元カノの実家と違ったから、この住所でラブラブな生活を送ってるんだろうなと思った。
俺は、就職してすぐに仲良くなった二人目の彼女と破局して一年、三人目の彼女と結婚を考えてる頃だった。
心で元カノに「おめでとう」と言って、その年は元カノに年賀状は出さなかったし、翌年、元カノからも来なかった。
その、元カノからの最後の年賀状が出てきて、懐かしく思い出した。
そんな時、つけてたラジオから、エレカシの「今宵の月のように」が流れてきて、あの頃の気持ちを思い出した。
元カノが好きで、カラオケでよく歌ってた曲で、このタイミングで流れるか~と思った。
今日もまた、どこへ行く…そんな毎日を過ごしてた二人が、もう、一緒にどこへも行けなくなる日が来る、そんなことを思わせる歌だったことを思い出した。
ウェディングドレス姿の元カノ、今、何してるんだろう。
風の便りもなくなって久しいけど、幸せでいて欲しいと思う。
もう手は届かないし、この年賀状の住所には住んでないだろうし、俺は、元カノから来た最後の年賀状を広告に包んで、「さよなら…」と言いながら、ごみ箱に入れた。
そして、俺と付き合ってくれたことに、ありがとうと言った…

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