おっぱい大好きおじさんさんから投稿頂いた「小春日和の公園で」。
前回、 ママの潮干狩り を投稿した者です。
S2年生のとき、同級生のお母さんのおっぱいに魅せられた私。これまでの人生をおっぱいに賭けてきたと言っても過言ではありません。(笑)
KO井の◎線の某駅から10分ほど歩いたところに、整備の行き届いたかなり広大な公園があります。
週末には家族連れや、周回路をジョギングやウォーキングする人々で賑わいますが、平日の午後ともなると人影もまばらでとても閑静な公園です。
この付近を流れる『玉川上水』に関わる
フィールド調査を行うため、その日私は同い年の女性民俗学研究者とこの公園で待ち合わせておりました。
“ 少々遅れます。申し訳ございません ”
待ち人からのメールで、すでに手持ち無沙汰であった私は、さらに時間を潰す羽目となり公園の奥まった場所にあるベンチへ腰を下ろしました。
この一角は叢林が残されていて、武蔵野の面影を偲ぶことができます。公園内でも特に人の少ないエリアなので、読書などにはうってつけでした。
しかしその日は、私の座ったベンチの遊歩道を挟んだ真向かいのベンチに、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた女性が腰掛けて、スマホをいじっておりました。
年齢は30代前半でしょうか。若い頃の飯島◎子さんに似た美人です。
赤ちゃんはまだ乳飲み子なのでしょう。
この季節には珍しく暖かな陽気に、スヤスヤと可愛らしい寝顔がシートの中にありました。
そこへ
汚れてくたびれたリュックサックを背負った、やはり汚れた作業着を纏った男性がコンビニコーヒーを手にやってきて、女性のベンチにひとつ間をとって座りました。
日焼けと汚れで黒光りしている手と、やはり同様に無精髭が残る脂照りした顔。逆に髪には脂気がなく、ボブカットが伸びたような髪型で、年齢は40代後半に見えます。
男性は近くのコンビニで買ったと思われるホットコーヒーの蓋を外して、胸ポケットから砂糖のスティックを2本取り出して入れました。
女性はチラッと隣に座った汚い男性に視線をやりましたが、別に気にする風でもなくまたスマホに目を落としました。
「あっ…ミルクもらうの忘れたぁ〜」
突然男性が素っ頓狂な声をあげました。
どうやら、コーヒーにミルクを入れたかったらしいのですが、取り忘れたようです。
「あぁ…失敗したなぁ…仕方ないお砂糖だけで我慢しよ…」
男性はズズッと音を立てて、コーヒーをひとくち啜りました。
「んー…今度買うときは絶対にミルクもらうの忘れないようにしなきゃ…」
ずいぶんと独りごちの多い人だなぁと私が思っていると
「ミルクコーヒーがお好きなのですか?」
赤ちゃん連れの女性が男性に声を掛けたのです。
両の手のひらでカップを包むように持ってコーヒーを啜っていた男性は、突然妙齢の女性に話しかけられたからでしょう。目をパチクリさせて女性を見ていました。
「あ…はい…今日は奮発して缶じゃないコーヒーを買ってんだけど…もらうのを忘れちゃって…」
一度言葉が出ると、男性は能弁になりました。
「こんな汚いナリだから…あんまりお店に長く居ちゃ悪いと思って…慌ててたら忘れちゃって…」
黄色い歯を見せて苦笑いしています。
「お客さんなんだから、慌てることないンですよ」
きれいな白い歯を見せて、女性も笑顔を男性に返します。
「ちょっとカップを貸してください」
女性は手を伸ばして、男性の汚い手からカップを受けとりました。
「ミルクは多めがお好きですか?」
男性も私も最初は何のことやらわからずにいましたが、ふいに女性が授乳ケープをまといました。
そして赤ちゃんに授乳するときのように、服をたくし上げ下着をずらしているのがわかりました。
「上手くカップに入るかな…ン…」
きっと男性も私も、口をあんぐりと開けた間抜けな顔をしていたことでしょう。
女性は乳房を搾り、カップへ母乳を注いでいるのです。
「あ…あの…おネイさん?…あの…」
男性はしどろもどろですが、視線は女性の胸元に釘付けになっています。
「これくらいかな?ハイどうぞ」
片手でケープを押さえながら、女性はカップを差し出しました。
「乳脂肪は少ないけど、栄養価は高いですよ」
明るく笑う女性を傾きかけた陽射しがキラキラと照らしています。
「あ…ありがと…おネイさん…いただき…ます」
男性は拝むようにカップを受け取り、神妙な面持ちで啜り始めました。
「美味しかったです…ミルクもらうの忘れて良かった…」
飲み終わった男性がペコリと頭を下げると、女性は顔の前で手を振って笑っていました。
すると、男性のお腹がまるでマンガのように音を立てて鳴りました。
「あら?お腹空いてらっしゃるの?」
女性に問われた男性は頭を掻いて言いました。
「ここんところ仕事にあぶれちゃって…今日もパンかおにぎりにしようと思ったんだけど…どうしてもコーシー飲みたくなっちゃって…」
女性は無言で何度も頷いています。
「また明後日仕事もらえそうだから…それまでは、お水飲んでれば平気です…」
男性が紙袋に空のカップをしまって立ち去ろうとするのを、女性が止めました。
「待って。良いわ…わたしのおっぱいを飲ませてあげる」
私は耳を疑いました。飯島直◎さん似の美人が、ホームレスのような男に自分の母乳を飲ませてあげると申し出たのです!
「えっ…いや…おネイさん…ダメですよ…お…おっぱいは赤ちゃんのだから…」
男性は狼狽えるように後退りしますが、女性はその汚い腕をつかみました。
「大丈夫です。娘にはもうたっぷり飲ませましたから。余ったらどうせ搾って捨てちゃうだけなんですもの」
優しく微笑みながら、女性は辺りを見回します。私など視界に入っていないようです。
「あそこに行きましょう」
女性は近くの公衆トイレへ、ベビーカーを押して男性と共に入って行きました。
私は思わずベンチから腰を上げ後を追おうとしましたが、待ち人からの連絡が入るやもしれず、なんとか思いとどまりました。
しかし…
『誰でもトイレ』の中で、女性と男性の間にいったいどんなことが繰り広げられているのか、気になって仕方ありません。よっぽど扉に耳を当てて盗み聞きしようかとも思いましたが、そんなところを誰かに見られて通報でもされたら堪りません。ジリジリとしながら、トイレの扉を見つめていました。
そして…
ついに引き戸が開いて、ベビーカーを押した女性が現れました。そのあとに続いて汚作業ズボンを上げベルトを締め直しながら、男性も転がるように出てきます。
少し上気したような女性は、男性に軽く会釈をしてまた歩き始めます。
男性はその姿を、今度は本当に拝み深くこうべを垂れていました。
女性が美しい横顔で
私の前を通り過ぎるとき
一陣の小春風が吹き
叢林の木々を揺らしました。
そのとき…
彼女の身体から
発せられたであろう
季節外れの
“ 栗の花 ” の香りが
私の鼻腔をくすぐったのでした…
長々とお読みいただきありがとうございました。
また投稿させて頂きます。


感想などコメントをどうぞ!投稿していただいた方の励みになります!