元カノさんから投稿頂いた「仮初めの幸せを育んだお家にさよならを・・・」。
別れて早いもので8年、今は夫もいるし、彼と復縁したいとか、愛してるとかでもありません。
ただ、思い出が消えないだけです。
彼はあまりにも優し過ぎたし、人間として尊敬できる人でした。
夫のことを愛してるけど、彼を愛した時の愛と、夫への愛は違うような気がします。
彼を愛した時の気持ちは忘れてしまったから、具体的に違いは語れないけど、違うことだけはわかるんです。
一つだけ言えるのは、夫への愛には激しさはなく、穏やかな愛、彼への愛は激しかったと思います。
セックスも、彼には快楽を求めて貪るようなセックスだったけど、夫とのセックスは、繋がることの歓び、夫婦が一つになることで、お帰り、ただいま、みたいな感じになる穏やかなセックスです。
元彼とのクンニやフェラは、チュパチュパ音を立ててするようでしたが、夫とは本当に「舐める」感じで、愛しさを伝えあうような感じです。
彼とのセックスは、もっと激しく突いてって腰を揺さぶっていましたが、夫とのセックスは、夫の精液が欲しくて、挿し込まれた夫のものを離すまいとしてる自分がいます。
先日、夫の車で出かけたとき、本当に偶然、工事渋滞で彼と住んでた家の前に止まりました。
戸建ての平屋が並んだ南東角が、私たちが住んでた家で、じっと見つめていました。
凄く懐かしく、そして切なかったです。
あの家に住んでたのは3年弱でしたが、あのまま結婚するものだと思っていましたから、ダメになったときは、それを受け入れるのに時間がかかりました。
一緒に暮らすと落ち着かない、朝、行ってきますを言った後の爽快感、夕方、ただいまを言った後の重苦しさ、でも、愛していたんですよね、お互いに好きでした。
好きなだけでは結婚はできないと、話し合ったあの一か月、それは、私が別れを受け入れて、あの家を出るのにかかった時間でもありました。
夫といるときに感じる安らぎが、あの家にはありませんでした。
荷造りを終えて、玄関のドアの前に置かれた私のスーツケースを見たとき、涙が溢れました。
最後の夜を過ごし、翌日、荷物をトラックに積んで、二度と会わないように、連絡先を消して、彼に見送られてあの家を出たとき、ああ・・・終わったんだと、初めて別れを実感しました。
今はもう、彼も住んでいないようでしたが、彼と暮らした3年弱、色々と勉強になりました。
そのことは、夫との結婚生活に活かされています。
彼と別れた後、いつも何かに迷ったとき、彼ならどう言っただろうと、考えました。
尊敬できる人だったし、論理的に物事を考える人だったから、彼の考え方をいつも参考にしていました。
でも、尊敬できる人だけに、一緒にいると 疲れてしまいました。
正解しか言わない彼が、怖くなって来たりして、また叱られたらどうしよう見たいになっていきました。
そして彼は、人一倍頑張り屋だったから、付け入るスキがありませんでした。
私は家を出てアパートに住んだから、一緒に飼ってた猫のミケともお別れでした。
出て行く私を、玄関にお座りして見送ってたミケ、写真がまだスマホに残ってますが、元気でいるのでしょうか。
今、幸せな彼の姿と、元気なミケを見られたら、どんなに嬉しいことでしょう。
車が再び動き出しました。
懐かしい家が遠ざかっていきます。
さよなら、私の仮初めの幸せを育んだお家・・・彼とミケの幻が消えていきました。
私と暮らしてくれて、ありがとうございました。

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コメント一覧 (5件)
元カノが出て行ったあと、美容院から元カノ宛にハガキが届いたとき、初めて泣いた。
ミケちゃんって、三毛猫だったのかな。
猫だって、別れの雰囲気は感じただろうな。
いいお話でした。
一緒に買ったネコ、引き取った方は、その猫がいる限り引きずってる。
元彼の方が、辛いんじゃないかな。
俺はその元彼の方だった。
ネコが居たからアパートに移れなくて、一人で思い出の家に住んでた。
辛かったなあ。