元彼さんから投稿頂いた「夢を叶えて元カノの思い出たちにお別れしましょう」。
10年ぶりに東京へ戻ってきました。
大学の4年間を過ごし、就職した先は、もしかしたら私の夢が叶えられるかもしれない会社で、就職して1年後、希望が通り、夢を叶える所へ転勤できました。
でもそれはかなり遠方の地方都市、元カノとの別れを意味しました。
元カノに打ち明けたら、暫し俯いてから、顔を上げてニコッと微笑んで、
「夢、叶うんだね。良かったね。私のことはいいから、頑張ってね。」
と言ってくれましたが、目には涙がいっぱいでした。
元カノを連れていけたら一番いいのですが、元カノだって好きな仕事先に就職してまだ1年、仕事を辞めてついてきてとは言えませんでした。
結婚して遠方へ行っても、まだ私の給料だけじゃ結婚生活はやっていけないし、新天地で元カノの希望する仕事が見つかるか分かりません。
いきなり始まったお別れのカウントダウン、夢が叶う嬉しさと、元カノとお別れする哀しさが交錯する毎日を過ごしました。
少しずつ荷造りしながら、時間を割いて元カノと会う機会を作り、元カノを抱きました。
あんなに性欲以外で女の子を抱いたことはありませんでした。
愛しい元カノ、私にしがみついて、あとで聞いたら、中に出させて妊娠すれば、別れなくてもいいかもとまで考えたそうです。
元カノのオマンコ、愛液の匂い、抱き心地、脳裏に刻みました。
麗しい元カノの女体、もう、二度と抱けない最後の夜、元カノを抱きしめて寝ました。
できることなら、元カノと手を繋いで人生を歩みたかった、そう思いました。
羽田空港で元カノとお別れ、
「夢、叶えてね。私、遠くから応援してる。頑張ってね。元気でね。さよなら・・・」
「さよなら。今までありがとう。俺のことは忘れて、幸せになった欲しい。」
最後のキスを交わし、羽田を飛び立ちました。
あの日から10年、夢を叶えて東京本社へ戻ってきました。
東京を去るとき、元カノに見送られて一人で出発しましたが、東京へは、妻と二人の子供と四人で帰ってきました。
先日、仕事終わりに、昔の記憶をたどり、元カノが住んでたアパートに行ってみました。
10年前と何ら変わらず、あの頃のまま、佇んでいたアパートに、元カノは住んでませんでした。
「まあ、そうだろうな・・・」
そう呟いて、アパートの前から立ち去りました。
家に向かう電車の中、自分は何しに元カノが昔住んでたアパートを訪ねたのか、考えました。
妻子ある身となって戻ってきた私が、元カノと会って何をしようと思ったのでしょう。
元カノがもう住んでないだろうなと思いながら、アパート訪ねて、それを確認しただけでした。
その夜、妻を抱いて、そういえば10年前、脳裏に刻んだはずの元カノのオマンコや抱き心地、何も覚えていないことに気付きました。
元カノだってとっくに結婚して、子供がいるでしょう。
もう、別々の道を歩いて、この先、私と元カノの人生が交わることはないと確信しての別れだったのに、私は何を立ち止まって振り返ったのでしょう。
「あなた、何を考え事してるの?」
妻に挿入したまま、腰の動きが止まっていました。
妻と結婚して6年、初めて妻を抱いてから8年、元カノを抱いてた時間をはるかに上回っています。
東京に戻ったことで、元カノとの思い出がちりばめられた街を訪れ、何も変わっていないアパート界隈で、元カノだけがいないことを確認した私、もう、いいでしょう。
元カノのことは忘れてしまいましょう。
元カノのオマンコより、妻のオマンコを愛しましょう。
だから、さよなら、元カノの思い出たち・・・
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コメント一覧 (2件)
元カノ…
忘れられないよね。
愛した人だから…
コロナ禍でしばらくなかった結婚披露宴、この間、久しぶりに出席しました。
華やかで、笑顔の花が咲いて、幸せそうで、いつまでも幸せでいて欲しいと思いました。
心から愛した元カノ以上の人が現れず、私にはついに縁が無かったですが、結婚披露宴って、いいものですね。
元カノ…子供の結婚披露宴で涙してるでしょうか…
そんな年になったんだなあと、元カノを思い出していました。