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犯罪者はここでおかしくなるのだな

朝のラッシュはどこもすごいが、小田急線は異常だと思う。ここ数年は乗ってないので、今はどうだか知らないけれども、俺が受験生だった頃は言葉どおり、足の踏み場もない状態だった。

俺は少しでも涼しいドア付近を確保するため、その日もドアが閉まる直前に車内に押し入った。隣ではブレザーを着た女の子が手すりに寄りかかり、世界史の教科書を耽読している。うん。がんばれ受験生。ほほえましいことだが、そこは小田急線である。

停車するたび、続々と新たなお荷物が乗り込んでくる。健気な受験生にエールを送るどころではない。背中を押された俺は勢いあまって彼女の方へしなだれかかり、立つこともままならず俺の足が踏み込んだところはその股の間であった。

まずい、と思いつつも乗客の攻勢は止まらない。身を支えようにも両手は自由にならず、俺の腿は恥丘のたしかな脹らみを感じつつもなお深々と突きすすむ。女の子は懸命にこれから逃れようとつま先立ちになってのけ反るが、そのまま俺の腿がねじ込まれていくので、もはや踵を下ろすこともならず。

つま先立ちの三角木馬のようなものである。いずれ力尽きて腿の上に身を預けざるを得ない。車輌が線路の連結部を通過する度に、無機質の振動が俺の足を直接に伝わる。

ゆれる度に、弾力ある肉がコリコリと音を立てるようにして腿にくいこむ。髪のにおいが甘い。下を向いていたので表情はわからないが、半開きのくちびるを見たとき、犯罪者はここでおかしくなるのだな、と俺は思った。

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