結婚するはずだった元彼の幸せを願って

元カノさんから投稿頂いた「結婚するはずだった元彼の幸せを願って」。

結婚するはずだった元彼がいる。
元彼を思い出すと、真っ先に頭に浮かぶのは元彼のおちんちん。
それまでも何人かの男性とそういう菅家になったけど、元彼のおちんちんは凄く反ってて、バナナみたいだった。

だから、入れられると、実際の大きさよりもっと大きく感じて、感覚としては上下に楕円の物を入れられてる感覚がした。
抜き差しされると、アソコが上下にグワッと広がる感覚、上下に広がるって、Ｇスポットが擦られるから、私、気が狂ったように感じまくった。

あんなおちんちん、初めてだった。
元彼にしがみついて、快感に耐えた。
それまで、快感って貪るもの尾だったけど、初めて耐えた。
自分がどうにかなりそうなくらいの快感で、特に抜かれるときの快感は凄かった。

逝くっていうけど、逝くは死ぬという意味だから、その意味が分かったような気がした。
私、このまま死ぬんだって思った。
あんなセックス、もう、味わえないんだなあ…

別れたのは2019年、台風19号で元彼の勤務先が流されて無くなっちゃった。
「ははは…この年で無職になっちゃった。悪いけど、結婚は無理だなあ…」
明るく振舞ってたけど、元彼、目が真っ赤だった。

元彼、荷物まとめて実家に帰郷した。
「じゃあな。お前、幸せになってくれよ。元気でな。さよなら…」
「さよなら。元気でね…」

別れてずいぶん時間が経って、一切の連絡を絶っていたけど、忘れることはなかった。
その後、夫と出会い、もう、二度と会うこともない元彼のことは諦めて、アラサーだし、夫と向き合い結婚した。
それでも元彼のことを思い続けていたら、先日、駅で偶然再会した。

すれ違った後に、え？何でいるの？って振返ったら、元彼も振返って私を見ていた。
思わず近付いて行ったら、元彼も近付いてきた。
あの頃と全然変わってなくて、素敵な笑顔を見せられて、胸がドキドキした。

あんな気持ち、何年ぶりだったろう。
そして、左薬指の指輪見せて、結婚した事を報告した。
元彼、最高の笑顔で、
「おめでとう。幸せになってくれたんだね。ありがとう。」
って言ってくれた。
元彼が願ってた私の幸せだったから、ありがとうって言えるの、元彼らしいやって思った。

あの笑顔を貰えたら、この先、泣かないで生きていけるって思えたけど、元彼は、三十路になったのにまだ独身で、
「お前と付き合っちゃったら、お前以上の女、見つかんなくてさ。」
って言われて、私、再会がもう少し早かったら…なんて考えたら、涙ぐんじゃって、涙を見られたくないから、
「それじゃあ、私、電車の時間だから…行くね。さよなら…」
って挨拶して、駅のトイレで泣いてしまった。
泣かないで生きていけると思った矢先、泣いてた。

家に帰ったら、目を赤くした私を見た夫がとても心配して、抱きしめてくれた。
私も夫に抱きついて、ああ、この人で良かったんだ、大切にしなきゃって思えたら、また涙が出た。
夫と額をコツンと当てて、見つめ合ったらキスになって、そのままリビングで下だけ脱いで繋がった。

夫のおちんちんは、元彼と違って普通の真っ直ぐだけど、抜き差しされるたびに愛情を感じて、気が遠くなるほど感じる。
発狂するように感じるより、こうして、穏やかな快感に包まれる方が幸せなんだと思う。
Ｇスポットをゴリゴリは、ただ淫乱な私が出現するだけだから。
やっぱり、夫婦のセックスは愛を確かめ合う行為だからね。

私、元彼も幸せな結婚してて欲しかったよ。
元彼はこの先もずっと私の１番好きな人であり続けるだろうけど、私には夫がいるし、夫に愛されているのはいつも感じてるし、元彼のことは、胸のもっと奥の方にしまっておく事にした。

元彼への想いはあれど、心の整理はついていたから、会って後悔はしていない。
ただ、元彼が私の幸せを願ったように、私も元彼の幸せを願ってることは、伝えたかった。
また、いつかどこかで会えるかな…