ユウさんから投稿頂いた「飲んだのは彼のだけ」。
私がI4歳、C学生2年生の時の事です。
C学校への進学が迫ってきた頃に親の転勤に伴って転校をする事となり、新潟から神奈川に引越しをしました。
もともと転勤族だった事もあって持ち家も無く、この時は公団の団地に空きがあって運良く入る事が出来ました。
転校にも慣れたもので自己紹介も緊張することなく終えて既に出来上がっていたグループにもすんなり溶け込んで名前で呼び合う中になりました。
学校に馴染んできた頃に生徒会選挙が始まるという事で(親の転勤周期から考えて余裕がありそうだったので)思い出作りぐらいのつもりで副会長に立候補しましたが当選を果たす事が出来ました。
校内行事の立案や実行をこなしていくうちに会長を務めている先輩と親しくなり、先輩が同じ団地、しかも私の家の真上に住んでいたので下校も一緒にするようになり、初めて迎えた文化祭の日に告白して付き合う事になりました。
付き合うと言っても中学生なのでどこに行くという訳でもなく放課後の教室だったり、団地の階段の踊り場で話す事が多かったですが手を繋いだりキスをするまでは経験をしました。
付き合いも順調で生徒会の任期満了が迫ってきた頃、3年生になり受験を控えている先輩と会長立候補を考えていた私でしたが、考えていたよりも早く父の転勤が決まり新潟の元の職場で支店長に就く事になっていました。
母も引越しはこれで最後にしたいと考えていたようで新潟に家を買う相談まで進めていて、先輩と離れたくなかった私は初めて反抗しましたが1人置いていく訳にもいかないからと何度も話し合いを重ねて諦めてしまいました。
2度目の文化祭を迎えた頃に先輩に引越す事を打ち明けると遠距離恋愛でも良いから付き合いを続けたいと言ってくれたのは嬉しかったですが、きっとお互いに無理なのは分かっていたと思います。
それでも私は先輩との思い出が欲しかったので初体験は先輩が良いと頼みましたが、もし妊娠してしまったら私の人生を壊してしまうからと出来ないと断られたけど、こんな時でも私の事を一番に考えてくれるのが嬉しくて、せめて口でさせてほしいとお願いすると悩んでいましたが最後には了承してくれました。
文化祭の閉会式を終え、2人だけの生徒会室で椅子に座った先輩の脚の間に顔を埋めていました。
汗とほんの少しアンモニアの匂いがしましたが汚いとは全く感じず口内に納めたり舌を這わせたりとネットで得た情報を基に口淫をしているとほんのりとした苦味が口の中に広がりました。
感じてくれているんだと思いながら続けているとその味と先輩の体温に頭が白くなってきてずっと続けていたいと思うようになり、汚れないようにと制服も下着を脱いで露になった小ぶりな胸が嚥下しきれなかった唾液に塗れていました。
最初は髪を撫でてくれていた先輩も余裕がなくなってきたのか身体に変な力が入っているようだったので、そろそろ出るのかなとボヤけた頭で精一杯咥えていると先輩のモノが膨れ上がったかと思うと一気に口の中にドロッとした感触が広がりました。
口の中で暴れるように何度も震え上がったそれは出し切ってようやく鎮まり、そこで初めて味や匂いを感じる事になりました。
複雑に混ざり合った味と香りでしたが決して汚いなどとは感じず、先輩は焦ったように「吐き出して」と言ってくれましたが私は頭を振って飲み込んでしまいました。
「ゴクリ」と思っていたよりも大きい嚥下音がしてそちらのほうが恥ずかしく誤魔化すように「ご馳走様でした」と言うと抱き締めてくれてキスもしてくれました。
先輩との性行為はこの時だけとなり先輩は受験勉強、私は転校の準備に追われるようになりすぐ近くにいたけど敢えて会う回数を減らすようにしていました。
引越しの時期は父に頼み込んで先輩の卒業式を迎えるまでは待ってもらえることになり、受験も合格を果たして壇上で卒業証書を受け取る先輩の姿を目に焼き付けながら私は泣いていました。
そして先輩とのお別れをして数日後、新潟に向かう車の中で先輩の味や香りを思い出していました。
それから多くの人と付き合って今は結婚しましたが飲み込んだのは先輩只一人だけです。
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