7390025sjvk404さんから投稿頂いた「「いっしょに 動けてるかな。」」。
大学時代に付き合った彼女の話がしたくなったので、記させていただく。読んでくれたあなたの暇つぶしになれば、うれしい。
私は性の目覚めがおそかった。親からすれば安心だったであろうが、進んでいる友人たちからマウントを受けたことは、多かったと思う。そんな私は大学時代、親の手を離れ県外で過ごしていた。3年の秋、初めての彼女ができたのだ。かなり遅い。
おとなしくて清楚な彼女(以下A)が大学の図書室でよく勉強していることを知っていた。真正面から声かけて、連絡先を聞いて、ちゃんと「付き合ってください」と言った。…我ながら何とも不器用である。…が、その態度がAにとっては良かったようだ。
何度かデートには出かけたが、童貞をこじらせていた私はなかなか踏み切ることはできなかった。自室や大学の人気が無いところ、旅行中の新幹線、バスのなかでキスまではいくのだが、その先がどうしても躊躇われた。Aも、きっと待ち続けていたはずだ。
ある日の夜、また良い雰囲気になったので互いに貪るようなキスで身体を弄りあっていた。Aは股間を私の太腿にスリスリを擦らせて、パンティの奥にあるモノが、温くなってヌチャっとしていたことは感じられた。私のペニスもきっとAの膣(なか)に入りたくて仕方なかったのだろう、痛いくらいに肥大して脈打っていた。Aも「欲しがっていた」のだろうか。
大人しいAが囁いた。「抱いて…。」明らかに不自然な発言である。具体的に言うのが恥ずかしかったのだろう。Aなりに色々考えて行き着いた言葉だったのだと思う。…が、アホな私はその言葉に応えることができなかった。その日はまた最後までできなかった。
数か月後。今度はA宅にて。Aが「別れよう。」と言い出した。私はその言葉を受け入れて、とぼとぼと駅に向かった。…が、ケータイが鳴った。Aのすすり泣く声が聞こえる。「やっぱり、別れたくないよ。」…このときほどAが愛おしくていじらしいと思ったことはなかった。再びA宅に戻って、またまた「最後までしない」性接触を重ねた。何なんだ、これは。別れずに済んだことに安心した一方で、とことん自分が情けなくなった。
そして、ついに大学4年目の春。その日は自室だった。その日のAも、私の身体を様々癒してくれた。お互いの身体は、ちゃんと反応している。付き合った時間にしてはかなり遅かったのか?今考えてもよく分からないが、Aは勃起した私のペニスを初めて咥えてくれたのだ。『おお!こ…これが…!』あの大人しいAが、私のペニスをジュルジュルと口で上下させている。この光景が引き金になった。もう嫌だ。今日、最後までしてやる。
私「A、挿れるね。」
A「あ…ゴム…。」
私「うん。…ん?」
A「…」
私「よし。… …ん?(挿らん…)」
A「…。」
私「…(笑)」
A「www!」
私&A「…ははは!…」
A「うち*が 上になろうか?」
(*当時のAは一人称を【うち】と言っていた。)
私「うん…ごめん。」
A「…んっ …」
私「(もう…ちょい…)。…あっ(?)」
A「…あっ…はぁっ…」
私「…んふっ…(ん?挿ってるのか、コレ?)」
A「…あぁ… …はッ …はッ… … …。」
私「ッ… …ッ、…ッ、 ふっ…」
あとは言葉にならず、互いに無言で身体をゆすり続けた。数分ほど、この状態が続いた。そして、私にとっては一生忘れられない言葉をAが口にした。
A「いっしょに 動けてるかな?」
私はこの「いっしょに」という言葉がうれしかった。そしてまた、愛おしかった。
もう迷いはなかった。人が変わったように、私はAと確かめ合うことができた。
私「うしろから、いい…?」
A「うん。」
私「…あっwww」
A「そこ、ちがう。www」
私「ごめ… ~… ここ…。」
A「…ん。… ん…あっ…。」
つづけて肉弾音が鳴る。いつもビデオで視ていたあの音が鳴っている。
私のAの「大切なトコロ」の間で。Aは小声でメトロノームのように応える。
A「H*、… … あぁっ …上… 手っ… あっ…。」
(*私が当時、Aにそう呼ばれていたイニシャル)
私「…ッ …ッ …、 …、…!」
呼吸が荒くなった私とAは一度動きを止めて、Aは振り向きながらキスをしてくれた。そこにはさっきまでの二人とは違う、何と言うか猥雑さもあったが、かろうじて理性が残ったような、動物のオスメスかつ人間くさい雰囲気が混ざっていた。熱い。もっと受け止めて欲しい。
私「顔、こっち見せて…。」
A「…」
私「…いい?」
A「…」」
私「…おっ …、…、」
A「あっ」
私「…!…!…んっ!…んっ!…」
A「あっ!…あっ!…あぁぁっ!…」
私「A…!」
A「H…! …大っ…きい…! あっ…! はぁっ!」
私「…出…る… …!」
A「はぁっ…」
私「! … … (*)」
(*なぜかゴムは付けたまま、ペニスを引き抜いてA体外でドクドクと射精)
A「… …ハァ、ハァ、 … …」
数か月後、またしても私はAに「別れよう」と切り出された。Aからこう言われてしまうのは2回目。思い当たる節が多すぎて、理由は聞けなかった。そのときこそ、終わった。帰りに寄ったパチンコ屋で、手元にあった3000円が60000円になって返ってきたのは、神様からの「お慰み」だったのだと思う。仲の良かった友人に食事をごちそうして、話を色々聞いてもらった。
卒業以降、Aとは会っていない。今頃どうしてるだろう?もっと綺麗になっているのか、それとも変わり果ててしまったか…。今のパートナーとの間に子どもはできたのだろうか。それとも子どもは望まなかったのだろうか。いずれにしても日々の生活に追われて、私のことを思い出す日などないかもしれない。そんなことを知る由はないが。
…ただ、あの日若くて不甲斐なかった私を、一歩前に進めてくれたのはまちがなくAだった。大人しく、静かで、でも、私と歩幅を合わせてくれながら、導いてくれたAを、私は感謝とともに、一生忘れない。
とある漫画に「手放せない気持ちは、持ち続けていいんです。」というセリフがあるのを最近読んだのだが、私もそうしようと思う。なつかしみではない、後悔でもない、痛みや苦しみでもない。今でも温かく私を癒してくれる感謝の記憶だ。
A、ありがとう。

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