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十数年前に別れた元妻との再会を予期した夢

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再婚男さんから投稿頂いた「十数年前に別れた元妻との再会を予期した夢」。

この間、元妻の夢を見たんだ。
もう、別れて10年以上過ぎてるのにもかかわらず、鮮明な夢だった。
元妻が俺に跨って、乳を揺らして腰をくねらせ、長い黒髪をかき上げながら艶めかしく喘いでる様子を下から見上げる夢。
元妻、本当にイイ女で、俺はこんな美人と結婚して、騎乗位の痴態を眺めてるなんて、なんて幸せ者だろうって、本気で思ってる夢。

「あなた…あなた…」
って言いながら腰を振る…え?あなたって…そこで夢から覚め、今妻が俺に乗っかるようにして俺を起こしてた。
「どうしたの?凄いうなされてたわよ…」
今妻が心配そうに見てた。
元妻の夢とは言えないから、怖い夢見てたと言っておいた。

実は、元妻の夢を見た三日後、何と元妻と再会したんだ。
元妻とは、嫌いで別れたわけじゃなく、先の大震災の後、津波で被災した元妻の親戚と俺たち元夫婦が揉めて、元妻が俺に迷惑かけられないと言って、アパートを出ていったんだ。
被災した元妻の親戚が、俺たちを頼ってきて、金を貸せだの、住むところを提供しろだの、言ってきたんだ。
要するに、仮設住宅が嫌だったんだな。
終いに俺たちのアパートに押しかけて、居座ろうとしたから、元妻が限界になって離婚届置いて出ていったんだ。

元妻の親戚は、元妻の実家へは行かなかった。
元妻の実家は貧しく、家も古くて小さいから、あの見栄っ張りな親戚はあそこには住めない。
俺は、出て言った元妻の意を汲んで、離婚届を出した。
無理やり連れ戻せば、元妻が心を病んでしまうだろう。
子供がまだだったから、元妻を諦めた。
俺は、あのアパートにいると元妻を思い出すから、あのアパートを出た。

元妻と2年半暮らした街を離れ、どうせならと通勤に便利な場所へアパートを借りた。
その街で出会ったのが今妻だった。
俺はその時もう30歳だったし、元妻が心の中に住んでたけど、そういう過去を全部今妻に話したら、今妻、一緒に泣いてくれたんだ。
「さよならを言わないで別れると、いつまでも引きずるよね。わかる…」
今妻も似たような過去がありそうだった。
元妻を引きずりつつ、俺32歳、今妻27歳で再婚した。
元妻のメルアドは残ってたが、もう赤の他人だから、再婚したことは伝えなかった。

離婚して十数年、元妻と再会したのは、駅の東西をつなぐ連絡通路だった。
再会は離婚依頼だったが、すれ違ったとき、二人同時に振り返った。
そして、近況を話し、二人とも再婚して子供がいることを知った。
久しぶりだったけど、元妻が元気そうで嬉しかった。
元義父母は健在だったが、元妻の実家で飼ってた猫は死んでしまったそうだ。
元妻は、勝手に出ていったことを詫びた。
俺は、元妻の気持ちは理解してたから、追わずに姿を消したと言った。
そして、元妻とは楽しい思い出がいっぱいだと言ったら、嬉しそうに微笑んだ。

「それじゃあ、俺、仕事中だから、行くわ。」
「ええ、元気でね。さよなら…」
「お前も、いつまでも元気でいろよ。さよなら。」
十数年前は言えなかった、「さよなら」を言えた。
途中、振り返ってみたが、人ごみに紛れて元妻の姿はもう見えなかった。
「あの夢は、元妻と再会することを告げた夢だったのかなあ…」
そう呟いて、お互い新しい家族と暮らしているのだから、元妻のメルアドを消した。
さよなら。
元気でな。

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