元高校球児と仲良くなって、そいつがうちに居候するようになった。
なんでもうちの近所に激愛の彼女がいるとのこと。
ジャニ系の超イケメンで、バスケ出身と言った方が似合いそうな顔。
俺の隣に寝ていていつもラッキーと思っていた。
ある時、なんとなく俺が腹に頭を乗せるように勧めたら彼は頭を乗せてきた。
思わず興奮してガン勃ちしてしまい、「勃っちゃったよ」と言ったら、彼は俺のモノを触ってきた。
それから時々寝る時にふざけてじゃれあってたら、彼は俺のモノをズボンの上からつかんでしごいてきた。もう少しで逝くところだった。
そんなことがあってから、もしかしたらこっちの方にも免疫があるのかと思い、ある日寝てたときに手を握っても拒否しなかったので、彼のモノを触ったら勃起していた。今思えばたぶん朝勃ちだった。
思わず彼のパンツから出してしまい、モノをしゃぶってしごいたら、しばらくして彼が「マジっすか!?」と言ってきたので慌てて元に戻して謝った。
彼は声を押し殺して泣き始めた。俺は、「ごめん」を繰り返した。
翌日から彼は俺と目を合わそうとしなくなった。
職場の寮も借りて、週半分はそちらに寝泊りしている。
けど、残り週半分はうちに来て泊まっている。
彼とどう接すればよいのだろう。
凄い罪悪感と、禁断の木の実に手を出した感覚とが同居している。
彼の寝顔は美しく、彼が横に寝るときには今だに寝顔をオカズにして
抜いている。
いけないと思いつつ彼の携帯を彼と彼女とのメールのやりとりを読んでしまった。
彼の心の動きを知りたい一心で。
彼:もう最悪のこと起きた。
女:何があったの?
彼:寝てる間にフェラされた。
女:マジで?
彼:マジ。泣いた。
女:どんな状況で?
彼:(状況を説明)
女:逝った?
彼:逝ってない(^.^) 泣きまくってからずっと落ち込んでた。
女;ありえん。もう許せんね。
彼:許せんというか、ショックだ。俺のことそんなふうに見てたなんて。
女:もうそれなら、思う存分利用してやったら?
その晩の彼の泣き声は、2ヶ月以上経った今でも鮮明に思い出す。
彼女を追って俺のことを信用してここに来たはずなのに、その純粋な彼の心を踏みにじったのだ。
あの日から、明らかに彼が俺といることを不快に思っているような言動が時々ある。
でも、今でも週の半分家に帰ってくるのはなぜだろう?
俺は、逆にその事件以来彼に激しい恋してしまったようだ。
彼が夜家に帰ってくる前からドキドキが収まらず、彼が家の中にいると不安感が吹き飛ぶ。
逆に彼が寮に泊まる日の夜は、焦燥感と不安感で一杯になる。
今まで野球に全く興味を示さなかった俺が、甲子園の実況を毎日ビデオに撮り、休みの日には時々近所の高校の野球部の練習を、こっそり見学に行っている。
できることなら今からでも野球をやってみたいと思ってきたほどだ。
本当にヤバイよ~。
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