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間違った母子

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百合子さんから投稿頂いた「間違った母子」。

夫を早くに亡くして、私はそれこそ懸命に一人息子を育てるためにがんばってきました。息子が小さかった時は特に心細く、精神的にも身体的にも健康的にも金銭的もいっぱいいっぱいで何度もくじけそうになりました。

でも母親が投げ出してどうする!と自身に叱咤しながら生活してきました。まぁ実家の助けも支えになったと思っています。でも自分が病気になったときとか、世間一般の仲の良いご夫婦を見たときとか、やっぱ、精神的にも身体的にもさみしく感じることはやはりありました。

実際、再婚も考えたことはあります。周囲からもすすめられたこともあります。でも不器用な私。亡くなった夫のことを忘れることは嫌だったし、再婚しても息子と再婚相手がうまくいくのかという不安も大きかったので結局踏み出すこともできませんでした。それこそ、息子の成長が私の生きがいになっていたのは間違いありません。


 まぁその甲斐もあってか、息子も素直に育ってくれたし、家のこともよく手伝ってくれてよかったと思いました。この頃は母親の私が言うのもなんですけど、急激に男らしくなって、ついときめいてしまうほどイイ男になっています。身長もいつの間にか私より高くなって、なんとなく主人の面影を漂わせるような感じに。


 そんななかで私と息子との間で衝撃的な出来事があったのです。まぁ、半年くらい前から気付いてはいたのです。私を視る息子の視線が男性の視線になっていること。息子の部屋に母親を対象としたエッチなものが隠されていたこと。私の下着で自慰行為してること。でも私はそのことに対して正面から向き合う勇気がなかったのです。一時的な興味であって時間が解決してくれるだろうとあえてそこに触れないでおくことが賢明だろうと考えていたからです。


 そんななかであの【夜】を迎えました。その日はパートが忙しく、ひどく疲れていました。一通り家事を終えた私は、早めに床についたのです。その夜、久しく感じていなかった感覚を覚えました。それはとても甘く、懐かしく、身体の奥から湧き出すような快楽。

それは夫を含め、私が愛した男性からの愛の贈り物=セックスの証でした。私もしばらく自慰行為を控えていたのでそんな夢をみてしまったのかとぼんやり思っていました。でも次第に目が覚めてくると、実際に身体の奥から痺れるような刺激が伝わってきている自覚があったのです。しかも私の上で誰かが動いているのに気付いた私でした。


 それは信じがたいことでした。息子が私に挿入していたのです。〈いけない!〉そう思ったのですが、私自身、痺れるような快感に思考が追いつけませんでした。久しぶりに感じる女の快楽に母親としてのモラルは崩壊していました。息子が動くたびに私はあえぎ、息子の背中に爪を立てながらイッテしまったのです。


 それ以来、私は母親であり、息子の女になってしまいました。元々、そういう、願望が私にもあったのかもしれません。

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