羽交い締めにされて…

Kくんさんから投稿頂いた「羽交い締めにされて…」。
 僕が小学五年生の時、クラスメイトにSくんという子がいました。私は普段からそのSくんにいじめられていて、椅子を引かれたり、〇〇菌などと言われたりしていました。

 普通であれば、いじめた相手のことを嫌いはなるものですが、当時の僕はそうではありませんでした。彼は僕の初恋の相手だったのです。

 その当時から僕は、自分は男が好きだということに薄々気づいていました。着替えの時、他の男子の裸を見ると興奮して、平静を装うのに必死でした。もちろんSくんに関しても例外ではありませんでした。
 Sくんは水泳を習っており、小五としては腹筋のある方でした。顔も顎がシュッとしていて、表情は明るく、日焼けはせず、肌は典型的な日本人のそれよりもほんの少し白く、完全に僕のタイプでした。

 そして何といっても、彼がいじめっ子である、ということが僕を興奮させました。その頃から、(当時はそんな言葉も知りませんでしたが)僕はマゾでした。いじめられると悔しく、情けなくなる反面、ほんの数パーセント無意識のうちに喜んでいたのかもしれません。それが僕がどれだけいじめられようと、Sくんと付き合い続けた理由なのでしょう。

 進級から数ヶ月経ち、学年全体で自然の家へ合宿に行くことになりました。僕はSくんに限らず、クラスのクラスの三分の一くらいからいじめられていたので、憂鬱でなりませんでした。

 部屋に着くと、皆がワキャワキャ騒ぎ始めます。僕は一人、二段ベッドの下の段で静かに横になっていました。するとSくんが僕に話しかけてきました。これは後になって徐々に分かったことですが、実はSくんも大方のクラスメイトから嫌われていたようです。Sくんはでしゃばりなところがあるので、周りは“ウザがっていた”のです。

 Sくんが「なんかやって欲しいことある?」と聞いてきたので、僕は適当に「ダンス見せて」と言いました。Sくんは趣味の成果を見せるように生き生きとした、嬉しそうな表情で僕にダンスを披露しました。時折、彼が動くとシャツの隙間から腹筋が見えます。色は白く、綺麗な“肌色”でした。今ではあまり使われなくなった言葉ですが、彼の肌はまさにそうとしか言いようがないような、少し白い、綺麗な色をしていました。

 僕が図に乗せたのがいけなかったのかもしれません。周りのクラスメイトは白い目で彼を見ていました。
 Sくんはどんどん調子に乗ります。話し相手も僕以外におらず、僕はSくんより弱い存在なので向こうのいいように扱われます。

 僕が抵抗する中、Sくんは僕の布団へ入ってきました。Sくんは僕のことを馬鹿にするように無邪気に笑いながら、僕の体を押さえつけてきます。僕の鼻には、彼の衣服やシャンプーのいい匂いが伝わってきます。僕はこれまでにない程、他人と体を近づけ、密着し、同じ布団の中にいました。僕は焦りつつも、彼に「やめて」と言い、押さえつける手を解こうとしました。しかし体力は圧倒的に向こうのほうが上です。僕はとび箱や鉄棒すらもまともにできない運動音痴だったので、なす術はもうありません。Sくんはそんな僕のすぐ横で喜びとも、嘲りともつかぬ具合で高笑いをしていました。

 正直、僕はこの時点でかなり興奮していました。勃起もしていました。ゲイであり、マゾである僕にとって興奮しないわけがないシチュエーションでした。しかも相手は顔も体もタイプ。そんなSくんに僕は今征服されている。歪んだ初恋でした。

 Sくんは完全に僕のことを舐め腐ってつけ上がります。遂に、Sくんの手が私の股間に伸びました。“やばい”と思いました。完全に勃起していたからです。これまでに勃起したことはあったものの、性的な興奮によるものとしてはこの時が初めてだったと思います。僕は必死で抗い、手を振り解こうとしました。しかしそれも無駄。Sくんの指先はパンツに到達してしまいました。その瞬間

「うわ、こいつボッキしてるwww」

とSくんが大声で、大部屋にいるクラスの男子全員に聞こえるように言いました。後にも先にもこの時のSくんの顔が一番嬉しそうで、楽しそうでした。しかし、周りはまたいつもみたいにホラ吹いてる、と思ったのかほとんど反応はありませんでした。第一、僕のようなカースト最底辺の人間にほとんどの人は興味がないのかもしれません。

 Sくんはパンツの上から勃起した竿や金玉の輪郭をなぞり、股間を刺激し続け、その度に「ボッキしてるwww」と言いました。僕はその間も必死で抵抗し続けましたが、どんどん焦りが募ってきます。

“このままでは僕の醜態がクラス全体に晒されてしまう”

早くこの状態をなんとかしないといじめが激化するのは避けられないと思ったからです。
 しかし、僕の抵抗も無駄に終わり、いよいよSくんの手がパンツの中へ入ってきました。もう僕は抵抗するのにも疲れ、精気ない声で「やめて…やめて…」と呟くことしかできませんでした。対してSくんは体力が有り余っている様子でした。僕の肉棒を弄るSくんはこの上なく楽しそうです。

 Sくんは整った暖かいその手で、僕のちんこの皮を剥いたり戻したり、玉袋の皮を引っ張ったり、金玉を持ち上げたり、鼠蹊部から金玉、竿の境目の辺りをなぞったり、さすったりしています。その間も「こいつボッキしてるwww」とばかり繰り返し、僕の醜態を晒します。布団の中は、二人の体温と僕の焦りの汗で暑くなっています。

 Sくんが乱暴に僕の竿を上下へ動かした時、これまでに感じたことのない感覚を感じました。

「あっ…ホントにだめ…もうやめて」

僕が言うと、Sくんは

「また言ってるwwwイクんじゃねwww」

と返します。
僕は何かが込み上げてくるような、堪えきれない感覚を覚え

「あああっっ…あっ…」

遂におさえきれなくなりました。僕はもう周りのことなど考えられず、放心状態でした。

「うわっ、コイツ射精した」

さっきまで楽しそうに語尾にwwwを生やしていたSくんも引いている様子でした。

 Sくんは布団から飛び上がり、僕のほんの少量の精液のついた指をクラスメイトに見せています。精液の付いた人差し指と中指の2本を合わせ、親指とつけたり離したりして、僕の精液の粘りを、汚いものを扱うように、しかし物珍しそうに確認していました。これには、クラスメイトも流石に興味を示したらしく、Sくんの周りを取り囲むように集まり

「えっ、マジ、ちょっと見せろよ」

などと騒いでいました。僕はなんだかもう他人事のように、ベッドで遠目から眺めていました。これからどうなるんだろう、もっといじめられるのかな…などと冷静さを取り戻し先のことを案じていました。

 その当時の僕は射精なんてものは知りませんでしたが、なんとなく状況から見て、大変なことになってしまったことだけは理解できました。そして僕にとって、これは初めての体験でした。つまりこれが、僕の精通でした。

 僕は、もっといじめが酷くなるのではないか、と心配していましたが、意外にも僕はそれ以降、クラスの男子から英雄視されるようになりました。お陰でその後の合宿はとても楽しく過ごすことができました。

 そのまま、一日目の夜はご飯を食べて、みんなで風呂に入りました。Sくんはやっぱり色白で、体が程よく締まっていて、お尻はキュッと上がっていました。少し黒めな僕のと違って、Sくんのモノは竿も玉袋も白い、綺麗な肌色でした。小学5年生なので二人とも小さかったですが、Sくんの方が少し、大きかった気がします。風呂でもSくんにちんこを触られてしまいました。一応嫌なふりはしましたが、内心嬉しかったです。

 この約半年後、僕は人生で初めてのオナニーをしました。家の布団でゴロゴロしていて、ふと股間に手が当たったのがきっかけでした。その時は、あの日、Sくんに羽交い締めにされながら扱かれたことを思い出しながら、人生で二度目の射精をしました。

 小学校を卒業し、二人は別々の中学校へ進学しました。小学校以来、Sくんの顔は一度も見ていませんが、未だに、卒業アルバムを取り出し、名簿の、彼の満面の笑みの写真へ、射精することがあります。

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