元カノさんから投稿頂いた「遠い空から幸せを願う大好きな彼のこと」。
実家から、戻るように言われました。
お母さん、事故で入院していましたが、車椅子になってしまいました。
リハビリを終えても、杖が無いと歩けないことが決定的で、立ち仕事は厳しくなりました。
お父さんのお店、手伝えなくなって、家事に専念することになり、私がお店に出なければならなくなりました。
残念ですが、お別れです。
彼のことは、一生忘れないかもしれません。
彼と会えて、本当に良かったと思います。
ちょうど去年の今ごろの土曜日、夜、一人がどうしても淋しくて、泣きそうになりながら彼に電話したことがありました。
つい二時間前まで、一緒にデートしてたっていうのに、一人暮らしが淋しくなりました。
もう、夜の10時をまわっていましたが、彼は車で来てくれました。
次の日は日曜日だからと、お泊りの用意をしてきてくれました。
嬉しくて、彼にしがみついて大泣きしました。
抱きついたまま、シャワーも浴びずに彼をベッドに押し倒し、甘えました。
昼間もしたのに、うんと甘えたら、今まで経験したことの無いような、甘いセックスをしました。
まるでメロドラマの濡れ場のような、歯の浮くようなセリフを吐いて、気が付けば一つになっていました。
ずっと正常言え抱き合ったまま、愛の言葉とディープキスを交互に、彼の背中に回した腕を力いっぱい抱き寄せた自分が、とても興奮してるのがよくわかりました。
暫くして、彼がグッと腰を入れたとき、天にも昇るような快感に見舞われ、
「愛してる・・・」
って口走りました。
それまでは、好き、大好き、が普通でしたが、このときはこの人の赤ちゃんを産みたいと思いました。
ゆっくりと何度も腰を入れられると、頭の中かが真っ白になって、腰がガクガクして、広げた足が突っ張っていました。
愛する彼に抱かれる嬉しさと、性のの快感で、彼が射精するまで何度もイキました。
終わった後、身体が動かなくて、セックスってこんなに気持ち良くなるんだと、初めて知りました。
そして、愛されるセックスはこんなに幸せな気持ちになれるんだと、初めて知りました。
彼に愛された3年間、幸せでした。
彼は、愛とはどういうものかを教えてくれました。
ありがとうございました。
彼は、人生で一番辛い時に出会えた、素晴らしい人でした。
本当に、辛い時に支えてくれました。
そして、幸せな思い出を、たくさんの愛を私に与えてくれました。
彼がいてくれたから、私は救われました。
でも、もう、これから私が歩む道は、彼と違います。
それは、どうしようもないことです。
彼に帰郷を告げたのは1月前、彼、俯いて、大きなため息ついて、
「そうかあ・・・お母さん、ダメなのかあ・・・」
と言ってうなだれた彼の表情は、悔しさに溢れていました。
この1月間、荷物をまとめ、要らないものは処分しました。
私の部屋に会った、彼の着替えやバスタオル、紙袋に入れて、先週末、彼と最後のデートの前に返しました。
彼の歯ブラシは、捨てて欲しいと言われました。
彼が私の部屋で使ってた、スタバのマグカップは、記念に持って帰ることにしました。
「それじゃあ、元気でな。泣いちゃうから、見送らないよ・・・今日でお別れ。平日にそっと消えて欲しい。さよなら・・・」
「うん。私、一人でここを出て行く。見送られると私も泣いちゃうから。あなたも元気でね。さよなら。」
最後のキスを交わし、お別れしました。
実家に戻って、まだ全部の荷解きはしてないけど、戸棚にそっと彼のマグカップを置きました。
空を見上げて、遠い空から彼の幸せを願うのです。
どうか、お元気でお過ごしください。
そして、さよなら・・・
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コメント一覧 (1件)
哀しいね