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【サ〇エさん】タツオ童貞喪失編

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雀蜂のマロンさんから投稿頂いた「【サ〇エさん】タツオ童貞喪失編」。

精通
「あなた、いいところじゃない。こぢんまりしているけど人が少なくて泳ぎやすいし、海もきれいだし、あそこの岩場で磯遊びができるからナラちゃんやオクラちゃんも大よろこびよ」


「そうだね。マナゴ君から教えてもらったんだけど、こりゃ大正解だな。お義父さんやお義母さんにも来てもらえばよかった」
「いいのよ。たぶん二人でのんびりしてるわ」


 ビーチパラソルの下でサナエとマツオが話しているときタツオとカナメは海で泳いでいて、ナラちゃんとオクラちゃんはウメスケとタエ子に連れられて右手に見える岩場で遊んでいた。
 場所は伊豆の今井浜海水浴場、夏休みの三日間を河津温泉で過ごす予定だったが、宿に入る前に海で遊びたいというタツオたちの希望を受け入れたのだ


「オクラ、ほらカニがいるわよ」
「バブー」
「ちょっと待ってね・・・あら、捕れないわ・・・ウメスケさん、手伝って」
「よーし・・・そら・・・あれ・・・すばしっこいな・・・」
「ウメスケおじさん、へたっぴですー。タツオ兄ちゃんに頼むですー」
 なかなかカニが捕れないウメスケに、ナラちゃんが業を煮やして言う。


「そうだな。こういうのはタツオ君の方が得意そうだ。ちょっと呼んでくるから、タエ子、ナラちゃんとオクラを頼んだぞ」
 ウメスケはそう言うと海の方へ走っていった。
「わー、すごいですー」
「ハイー」
 ウメスケに連れられてきたタツオは、あっという間に十匹ほどのカニを捕ってバケツに入れた。


「タツオ君、すごいわ」
「こういうのは僕に任せてくれないと」
 そう言いながらタツオはタエ子の姿にドキドキしていた。
 ぴったりとした花柄のワンピースの水着の上に薄いカーディガンを羽織っただけなので、身体の線がはっきり見えるし、下着姿を見ているようでもある。


 水着を持ち上げるような胸のふくらみと、しゃがんだ脚の付け根につい目が行ってしまう。太ももの白さが眩しかった。 
夕方、迎えに来たマイクロバスで一同は宿に向かった。
 タツオとカナメはサナエと同じ部屋で寝ることになり、ウメスケたちはちょっと離れた小ぶりの部屋に荷物を置いた。


 夕食は一緒にサナエたちの部屋でとることになった。
 豪華な舟盛りに一同は舌鼓をうち、大人がよろこんでいるのが伝わるのか、ナラちゃんとオクラちゃんははしゃぎまくった。
「あらあら・・・二人とも・・・」
 サナエが笑いながら言う。


 デザートが出る頃になると、ナラちゃんとオクラちゃんは爆睡してしまったのだ。
「あれだけ遊んだんですから、きっと疲れていたんですわ」
 タエ子も笑う。
「ちょっとやそっとでは起きそうもないから、この機会にタエ子さんたち先にお風呂に入ってきたら?」
「そんな、悪いですわ・・・」
 タエ子が遠慮する。


「あら、いいのよ。私たちは後で入るわ。先に行ってらっしゃいよ」
「だったら、先にいただこうか」
 ウメスケが同意する。
「じゃあ、お言葉に甘えて・・・オクラをよろしくお願いします」
 タエ子とウメスケが部屋を出て行った。


「僕、旅館の中を探検してくるよ。ここは露天風呂がいっぱいあるみたいだし、ちょっと食後の運動」
 そう言ってタツオが立ち上がった。
「だったら、ついでにお風呂入ってきなさい」
 サナエがタオルを渡す。


「うん、そうする」
 なぜかタエ子とウメスケのことが気になってしまうタツオだった。いやタエ子のことが気になるのだ。昼に見た光景が忘れられない。
 大浴場の扉を開ける。が、だれもいない。まだ部屋で準備をしているのかと思ったタツオはウメスケを呼びに行こうと部屋へ向かった。


 そしてウメスケの部屋のドアを開けて声をかけようとしたとき襖越しにタエ子の声が聞こえてきたのだ。
「おねがい・・・灯りを消して・・・」
 それは、いままで聞いたことのないタエ子の声だった。
 タツオは玄関のドアと部屋の襖の間にあるスペースで固まってしまった。


「いいじゃないか。二人っきりになれることなんかなかなかないし、それに久しぶりだし、いつもとは気分が変わっていいんじゃない」
「あっ・・・ウメスケさん・・・そんな乱暴に・・・」
「タエ子はいつ見てもきれいだよ・・・」
 口で吸う音が聞こえる。
 ただならぬ雰囲気にタツオはそっと襖を一センチほど開けて覗いてみる。


 浴衣の肩をはだけ、布団の上に押し倒され乳首を吸われているタエ子の姿が目に飛び込んできた。
 ウメスケはタツオから見て奥の方の乳首を吸っているので、もう片方の薄茶色をした乳首がもろに見える。お椀を伏せたような形のいい乳房に目が奪われてしまう。


「ああ・・・ウメスケさん・・・」
 虚ろに開いた目、半開きの口からはためいきのような喘ぎを漏らしているタエ子。いつも明るくタツオに接してくれるタエ子とは別人の顔だった。
(タ・・・タエ子おばさん・・・)
 それまでは親戚だと思ってタエ子のことを女として意識していなかったが、昼間の水着姿からタエ子の裸を想像して股間が痛くなりそうだったことを思い出す。


 目の前で繰り広げられている光景は殴られたようなショックだった。
 やがて見えていた方の乳房がウメスケの手で揉まれる。見ているだけで柔らかさがわかる。
「ああん・・・」
 身をよじらせるように悶えるタエ子。


 タエ子の胸がよく見えなくなったのは残念だった。
 もっと見たい。もどかしい時間が過ぎる
 そんなタツオの気持ちが通じたのか、ウメスケは身を起こし、シュッシュッと音を立ててタエ子の帯を解いた。
 浴衣の裾が乱れ艶めかしい太ももと白いパンティがまる見えになる。


 凝視したままタツオは動くことができなかった。
 手慣れた手つきでウメスケはタエ子の尻に手をやり、果物の皮を剥くようにパンティを剥ぎ取る。
 タエ子の黒い茂みが見え、その白い肌とのコントラストにタツオは息を飲んだ。


 遠い昔、母さんと風呂に入っていたから女のあそこには毛が生えているんだということを知ってはいたが、記憶の彼方のものだったし、タエ子のそれは別のものだった。
 もっとよく見たかったが、その茂みを包み込むようにウメスケの手がタエ子の股間を覆ってしまう。


 指先が微妙に動いているようだ。
「ああ・・・あん・・・ああん・・・」
 声を押し殺したタエ子の口から喘ぎが漏れる。
 ときおりビクンと痙攣するタエ子の姿から今まで以上に感じていることがわかった。


「ああっ!」
 ふたたびウメスケが乳首を吸ったときタエ子の声が大きくなる。
 ウメスケは交互にタエ子の乳首を吸い、その唇は腹から下腹部へと移動していった。そして、脚の付け根に顔を埋める。
「ああんっ!」
 タエ子が叫び背中を弓なりに反らせる。


「ピチャ、ピチャ」と猫がミルクを飲むときのような音が聞こえる。
「あん・・・ああん・・・」
 シーツを握りしめながら悶えるタエ子の声が一段と高くなる。
(あんなところを舐めるんだ・・・)


 驚きと興奮で息を荒げながら、タツオは官能に身をゆだねるタエ子の姿を見つめていた。痙攣するたびに揺れる乳房が感動的だった。
「ああ・・・ウ・・・ウメスケさん・・・もうだめ・・・きて・・・」
 絶え絶えにタエ子が言う。
(そんな・・・ウメスケおじさんとタエ子おばさんが・・・)


 これから起こるであろうことをまだタツオは信じられなかった。
「あうっ!」
 官能にむせぶタエ子の顔が歪み、膝を立ててウメスケの責めを受け入れていた腰を浮かせブルブルと痙攣した。
 そんなタエ子の反応を見てウメスケはまだ震えている身体に覆い被さった。


 同級生の小島から男と女はセックスをするんだと聞いたとき、すぐには信じられなかったタツオだった。
 姉さんがそんなことをしてナラちゃんが生まれたなんて、考えたくもなかったのだ。
 なのに、いま目の前ではタエ子おばさんとウメスケおじさんが裸に近い格好で抱き合っている。


(タエ子おばさんもセックスをするんだ・・・)
 いま見ている現実が信じられないくらいの衝撃だった。
 ウメスケが半身を起こして浴衣を脱ぎ全裸になった。にこやかな印象のウメスケの股間にそそり立つものがアンバランスに見える。


 ふたたびウメスケがタエ子に覆い被さり、屹立を手で持ってモゾモゾする。
「はぁん!」
 タエ子の高い声が響いた。
 ウメスケの腰が律動する。
 タエ子の息づかいが荒くなる。


(すごい・・・ウメスケおじさんのおちんちんがタエ子おばさんのあそこに入っているんだ・・・これがセックスなんだ・・・)
 気がつけばタツオも勃起していた。
「ああん・・・あん・・・」
 タエ子が大きな声を出すまいと堪えているのがタツオにもわかる。その姿がいじらしかった。なのに、ウメスケはそんなことを気にしていない様子で腰を打ちつけ続けている。


 やがてウメスケはタエ子の尻を持ち上げるようにして膝を立てる。
「タエ子・・・上になって・・・」
「だめ・・・こんな明るいのに・・・恥ずかしい・・・」
「いいじゃないか・・・」
 半ば強引にウメスケは体勢を入れ替える。
 浴衣の前をはだけたタエ子がウメスケに跨る形になった。


「タエ子、よく見せて・・・」
 その浴衣をウメスケは剥ぎ取ってしまった。
 生まれたままの姿のタエ子。その股間にはウメスケのものが突き刺さっているのがタツオの位置からはよく見えた。
「タエ子・・・自分で動いて・・・そうだ・・・気持ちいいよ」
 ウメスケの肉棒の根本が濡れているのがよくわかる。


 それがタエ子のあそこを出たり入ったりしている。
 そして、深く突き刺さったとき、タエ子の表情が蠱惑的にゆがむ。タツオは、その姿がたまらなく美しいと思った。
 タエ子の胸も美しかった。お椀を伏せたような乳房が身体の動きに合わせて揺れる。その頂にある乳首がなんとも言えず愛らしい。


 うっすらと焼けた肌が水着のあとを際だたせている。
 そしてウメスケのものを飲み込んでいる股間、室内灯に照らされた黒い茂みはタツオを夢中にさせた。
 しかし、その姿も長くは拝めなかった。
「だ・・・だめ・・・もうだめ・・・」
 タエ子が突っ伏してしまったのだ。


 しかしウメスケの責めは止まない。
 いったん身体を離すと、タエ子を四つん這いにさせて、愛液で光る屹立を後ろから挿入した。
「ああん!」
 タエ子はたまらず声を上げる。
 それが合図のようにウメスケは激しく動く。


 まるでタエ子の尻に腰を打ち付けているようだ。パンパンと尻の肉を打つ音が部屋に響く。下向きになったタエ子の胸が大きく揺れる。
 たまらず、タエ子は枕を引き寄せ顔に当てた。それでもうめくような高い声が漏れている。
 タツオも限界が近かった。半ズボンの上から大きくなったおちんちんへ手が行く。


 悶えるタエ子を見ながら自分のあそこを無意識に揉んでいた。
 タエ子の顔が、同級生のカオルちゃんのイメージと重なったとき目の前が真っ白になるような衝撃を覚えた。
 精通、タツオにとって初めての経験だった。
 あまりの快感と衝撃にタツオが呻く。
 それでも覗くのをやめられなかった。


 ウメスケの律動が早くなってきた。
「うおっ」
 その叫びは、たったいま自分が経験した快感と同じものだということが、タツオにはすぐに理解できた。
 タエ子が背中を弓なりに反らせてブルブルと震えている。
 女もこんな気持ちになるのだろうかとタツオは思った。


 そして、タエ子のあそこを見てみたい、自分もタエ子としてみたい、あの場所へ自分のものを入れてみたいという欲望が芽生えてくるのを抑えることができなかった。
 ウメスケがタエ子から身体を離す。
 四つん這いになっていたタエ子は布団の上に崩れ落ちる。


「もう・・・ウメスケさんったら・・・強引なんだから・・・」
そう言ってタエ子が顔を上げたときだった。
 襖の隙間に気づいたのだ。
 タツオと視線が合う。
 タエ子が目を見開いて息を飲み込む。


 タツオはあわててその場を逃げ出した。


露天風呂での初体験
「まったく、タツオったらどうしたのかしら? お風呂から帰ってきたら布団にもぐり込んだまま口もきかないのよ」
「なにかあったんだろうね。そっとしておいてあげようよ」
 理解できないタツオの行動に不満顔のサナエに対してマツオは優しい。


 覗いたのがバレてしまったタツオは大浴場へ逃げて濡れて気持ちの悪い下着を脱ぎ湯船に浸かっていた。するとウメスケが鼻歌を歌いながら前も隠さず入ってきたのだ。股間にぶら下がるものを見たとき、タツオは嫉妬というか何だか腹立たしいものと恥ずかしさが入り交じった感情に襲われ、ウメスケと言葉を交わすことなく逃げるように部屋へ帰ったのだ。


 その後、ウメスケが寝てしまったオクラを引き取りに来て、皆が交代で温泉に浸かり夜は更けていった。
 朝食のときもタツオは布団にくるまったきりで食堂へ行かなかった。タエ子と顔を合わせるのが怖かったからだ。


「あれ、なんか静かだと思ったらタツオ君がいないんだ」
「そうなのよ。あの子ったら昨夜からヘンなの。口もきかないんだから」 ウメスケの問いにサナエが答える。
「まあ、そろそろ難しい年頃だから。それよりウメスケ君、まあ一杯」
 マツオがビールをすすめる。


「朝酒ですか、いいですねぇ」
 男たちはタツオのことをあまり気にしていないようだ。
「わたし、ちょっと見てきますわ」
 タエ子が浮かない表情で言う。


 やはり、あのとき覗いていたのはタツオだったのだ。何をどう説明すればいいのかわからなかったが、このまま放っておくわけにはいかない。タエ子はサナエたちの部屋へ向かった。
「タツオ君・・・そこにいるんでしょ・・・ねえ、お願い。話を聞いて」
 布団のかたまりがビクッと動く。
「あっ・・・」
 布団から飛び出したタツオはタエ子の脇をすり抜けて廊下へ出て行った。


「タツオ君、待って」
 走っていくタツオをタエ子が追いかける。
「待ってったら・・・」
 タツオが逃げ込んだ行き止まりにある入り口には「家族露天風呂」と書かれていた。
「タツオ君・・・タツオ君・・・」


 タエ子はタツオの名前を呼びながら更衣室へ入るがタツオの姿はない。見ると露天風呂の生け垣の隅でタツオがしゃがみ込んでいる。タエ子と顔を合わせまいと膝を抱えて下を向いている。
「お願い。タツオ君もう逃げないで。昨夜のことを話したいの・・・」
 息を切らしながらタエ子が必死で言う。


「ずるいよ・・・」
「えっ?」
「タエ子おばさんもウメスケおじさんもずるいよ」
 まだタツオは顔を上げない。
「タツオ君・・・ごめんなさいね・・・でも、夫婦なら当たり前のことなの・・・あんなふうに見られちゃったのは・・・わたしたちの不注意だったわ・・・わかってちょうだい。お願い。ウメスケさんにも、みんなにも昨日のことは話さないから・・・」


「タエ子おばさんは、いつもウメスケおじさんとあんなことしてるの?」
「タツオ君・・・」
「あんなことしてタエ子おばさんは気持ちいいの?」
 タツオの問いにタエ子は答えることができずに絶句してしまった。
 しばらく、気まずい沈黙が続く。


「やっぱり、ずるいや・・・僕が子供だから言いくるめようとしているんだ・・・」
「そんなことない・・・でも、そんなこと答えられないわ・・・」
 どうしてよいかわからずタエ子が言いよどむ。
「でも、タエ子おばさん・・・きれいだったよ・・・」
「えっ・・・」


「裸のタエ子おばさんはきれいだった・・・ずっと頭の中から離れないんだ」
 まだS学生のタツオには刺激が強すぎたのだとタエ子は思った。でも、もう見られてしまったのだ。リセットすることはできない。
「ごめんなさいね。軽率だったわ。このことは、わたしとタツオ君の秘密にして、またみんなといつもどおり仲良くしましょうよ」
「だめだよ・・・」


「どうして?」
「だって、ずっと気になってしょうがないことがあるんだ」
「どんなこと?」
「言えないよ・・・」
「タツオ君のこと、だれにも話さないから・・・わたしは、また元通りになりたいの。だから教えて」
「秘密にしてくれる?」


「いいわよ。約束したら話してくれる?」
 二人だけの秘密だということにすれば安心するだろうとタエ子は思った。そして、できるだけ話を聞いてあげたかった。
「忘れられないんだ・・・」
「タツオ君も大人になればわかる日が来るわ。ちょっと早かっただけ・・・」
「ウメスケおじさんのおちんちんがタエ子おばさんに刺さっていた・・・」


「男と女はそういうふうにできているの。知らなかったの?」
 これは性教育になりそうだとタエ子は思った。
「知ってるよ・・・でも・・・」
「でも、なあに?」
「わからないんだ・・・それが気になって寝られなかった・・・」


「しかたのないことかもね。わたしができるだけ教えてあげるから聞かせて」
「ほんと・・・?」
「ええ」
「約束できる」
「だって、秘密にするって言ったでしょ」


「ほんとにほんと? 約束してくれる?」
「ええ・・・わたしにできることなら・・・」
 タツオはしばらく考えて意を決して言った。
「見たいんだ」
「え・・・なにを?」


「ウメスケおじさんのおちんちんが刺さっていたところ・・・どうなっているのか見たいんだ。昨日、タエ子おばさんの裸は全部見えたけど・・・そこだけ見えなかった。だから、どうしても見たいんだ」
「ヒ・・・タツオ君・・・」
 タエ子は絶句してしまう。


 説明するだけだと思っていたタエ子にとってタツオの願いは想定外のものだった。どうやって断ろうかと思ってタツオを見ると、その目の真剣さに気圧され次の言葉が出なかった。
「タエ子おばさん!」
「・・・」
「約束だって言ったじゃないか・・・だから僕も話したんだ・・・」
 タツオの目には涙さえ浮かんでいるように見えた。


「そんな・・・」
 タツオに強く言われると断り切れない。それどころか、願いを聞き入れてあげたいという気持ちがわき上がっていることに気づき戸惑うタエ子だった。
「お願いだよ。タエ子おばさん。一生のお願い。秘密にするから」
 タツオの真剣な目を見ていると心が揺らぐ。


「そのことばかり考えて、ぜんぜん寝られなかったんだ」
 タエ子には断るより受け入れた方が楽だと思えた。
 しばらく沈黙が続く。
「見るだけなら・・・」
 そして、ついにタエ子が折れた。


「じゃあ・・・」
 タツオの表情が輝く。
「ちょっとだけ待って」
 タエ子は入り口へ戻ると扉にぶら下がっている札を「入浴中」にして露天風呂へ戻る。
「ほんとうに秘密にしてね」
「もちろんだよ」


 タエ子は目を閉じて呼吸を整えた。自分がやろうとしていることがタツオにとっていいことなのか、それとも悪いことなのか、いつの間にか「教えてあげたい」「願いを叶えてあげたい」という気持ちに支配されて、わからなくなっていた。


「タエ子おばさん・・・」
 タツオの声に背中を押されるようにタエ子は浴衣の裾に手を入れパンティを下ろした。
「ゴクッ」
 タツオがつばを飲み込む音が合図のように、タエ子は露天風呂の傍らにある竹製のベンチに腰を下ろした。そして帯から下の浴衣の裾をひろげた。


 どちらかというと淡く生えた茂みが朝日を浴びて光る。
「こっちへ来て・・・見るだけよ・・・」
 そう言うと、タエ子はベンチに横たわり脚を開いて膝を立てた。
 タツオは吸い込まれるようにベンチの脇に座り込んで秘部を見つめる。
 視線が刺さるようだ。


「秘密よ・・・」
 タエ子は自分に言い聞かせるようにつぶやく。
「すごい・・・」
 最初はショッキングな光景で、どこがどうなっているのかわからなかったが、よく見ると、茂みの下に淡い紫色が混じったような柔肉がぴったりと閉じていて一本の線になっている。


「どこ・・・?」
「えっ?」
「どこにおちんちんが刺さっていたの?」
「いまタツオ君が見ているところよ・・・」
「だって・・・穴がないよ・・・」
「見たいのね・・・」
 タエ子は覚悟を決めた。


「ここよ」
 両手の人差し指で柔肉の脇を押し広げる。秘貝が開きピンクの肉が顔を出した。柔肉の奥に空気が通る感覚に思わずため息が漏れてしまう。
 秘貝が蜜で糸を引いている。そう、タエ子は濡れていた。


 ヌメヌメと光るピンクの柔肉にタツオは心を奪われる。合わさったようにくぼんでいる場所が思い描いていたところなのだとわかったが、想像していたような穴ではなかった。はたして本当にここがそうなのかタツオには自信がなかった。


「見える・・・?」
「うん、見えるんだけど・・・たしかめていい?」
「なにを?」
「ここに入るのかどうか・・・ちょっとだけ触ってみたいんだ」
 もう拒むことはできない。


「ちょっとだけよ」
 タエ子はこれから起こることなど考えずにそう答えてしまっていた。
「ありがとう。タエ子おばさん」
 タツオは人差し指で蜜壺に触れた。
「はぁん・・・」
 たどたどしい指の動きにタエ子の甘い声が漏れる。


 意外だった。恐ろしく感じてしまう。
 タエ子はタツオに説明しようと思っていたことなど忘れてしまった。
 ゆっくりとたしかめるようにタツオの指が蜜壺へ埋まっていく。蜜があふれているので抵抗はほとんどない。
「あっ・・・や・・・あん・・・」
 疼きが熱いかたまりになってタエ子を襲う。


 喘ぎにシンクロして蜜壺が収縮しタツオの指を締め付ける。
 その激しい反応と、柔らかく濡れた肉の感触にタツオは驚いていた。
 指を二本に増やして拡げ蜜壺の奥を覗いてみる。妖しく淫靡な光景が目の前に広がった。


「も・・・もう、いいでしょ・・・ああっ・・・」
「もうちょっとだけ。お願い」
「あんっ・・・見るだけって・・・言ってたのに・・・」
 そう言いながらタエ子が嫌がっていないことがわかる。


 タツオはウメスケがそこを舐めていたのを思い出した。あのときの悦びの声は特別だった。そこで、指を入れたまま顔を近づけ蜜壺の上の方をペロリと舐めてみた。
「やぁんっ!」
 タエ子の声が高くなりビクンと腰が跳ねた。
 やっぱり舐めると気持ちがいいんだと察したタツオはペロペロと連続して舐める。


「だ・・・だめ・・・あんっ・・・ヒ・・・タツオ君・・・ゆるして・・・」
 そう言いながらタエ子は両手でタツオの坊主頭を押して逃れようとする。
「だめよ・・・ああんっ!」
 舌先に硬いものが触れたときタエ子は叫ぶように喘いで背中を反らせた。


 タエ子の反応を見てピンと来たタツオは舌先で硬いところを集中的に舐めた。
「やっ! ああんっ・・・だめ・・・これ以上は・・・あんっ」
 言葉で抗いながらタエ子は身をよじらせて悶えている。
「ああっ・・・タツオ君・・・だ、だめよ・・・や・・・ああんっ」
 身体をくねらせながら悶えるタエ子の声を聞いているだけで、タツオは我慢できなくなった。


 見ることもできたし、触ることもできた。残るはひとつしかない。
 片手でパンツを下ろして大きく硬くなったものに手を添え、立ち上がると一気にタエ子の蜜壺へ挿入した。
「だめぇ〜っ!!」
 叫んでも溶けた身体がタツオを受け入れてしまった。まさか、こんなことになるとは思ってもみなかった。

でも、不思議なことにタエ子には後悔の念も嫌悪もない。むしろタツオとこうなったのは運命のようにも感じる。いやタツオの初めての相手が自分であることがうれしいくらいなのだ。
 タツオは前後のことがわからなくなるくらい夢中だった。本能が赴くまま腰を揺さぶる。


「だめ・・・いけないことなのに・・・ああっ・・・ああんっ・・・」

 いままでかわいがっていたタツオに翻弄され背徳的なことをしている。そう思っただけで逆に官能が疼いてしまう。
「いや・・・ゆるして・・・タツオ君・・・ああっ・・・だめ・・・」
 抵抗の言葉を口にするだけで感じすぎるほど感じてしまう。


 早まる律動に身をゆだねながらタエ子は波に溺れていった。
「す、すごい・・・もう・・・」
 タツオは我を忘れて腰を振る。自分のものを包み込み締め上げる柔肉の感覚に酔う。そして最後の一瞬が訪れた。


「タエ子おばさん!」
 そう叫んだタツオは尻の筋肉を収縮させる。ドクッ、ドクッと二回に分けて放出した。まるで自分の分身がタエ子の中へ吸い込まれていくようだと思った。
 熱い奔流を感じたタエ子も身を震わせる。


「ありがとう・・・タエ子おばさん」
 タツオはまだ震えているタエ子を抱きしめながら言った。
「タツオ君・・・このことは絶対、秘密よ・・・」
「わかってるよ」
「ほんとは、こんなことしちゃいけないんだから・・・」


「うん」
「早く帰らないとみんなが心配してるわ」
 タエ子はふらつきながら更衣室にあったティッシュで後始末をしてパンティを履き食堂へと向かった。タツオもついていく。


 酔い覚ましに外へ出て、妖しい声に惹かれて植え込みを乗り越えたマツオが生け垣越しに覗いていたことなど、タエ子もタツオも知るよしがなかった。

【サ〇エさん】マツオがタエ子を強姦編に続く

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