元彼さんから投稿頂いた「愛が終わっていることを確認したセックス」。
中学時代に好きだった女の子に、卒業するとき告ったら、両思いで、高校に入ってから付き合い出した可奈とは、夏休みに入る直前、中央公園のトイレの裏で初めてキスした。
キスして目を開けたとき、白いセーラー服の襟の紺のラインが眩しかったのを覚えてる。
夏休み中、親の留守中に初めて裸で抱き合い、クンニとフェラを経験し、そして初セックス。
処女と童貞を捧げ合った。
その後も、親の目を盗んだり、初キスした公園の障碍者用トイレなどでセックスしたけど、着衣セックスって、学ランとセーラー服だから、禁忌感がヤバかった。
お互い、大学進学を決めたけど、俺は東京、可奈は地元、遠距離は切ないからと、別れた。
「いつか、再会してお互いに独りだったら、その時は…」
「ああ、一緒になろう。元気でな。さよなら。」
「さよなら。元気でね。」
新幹線の駅で、可奈に見送られて別れた。
その後、女体の味を知っている俺は、積極的に女性に近づき、女子大生、OL、人妻熟女とセックスを繰り広げていた。
大学4年の夏休みに、就活で帰省した時、可奈と再会した。
場所は、盆踊りの会場で、まだ明るいうちだった。
二人とも、どこで何してるかさえ分からないくらい疎遠になってたけど、何となく昔が懐かしくて、地元の盆踊り会場の設営を眺めてたら再会した。
それから二人でご飯食べに行って、お酒も飲んで、流れでホテルに行ってセックスした。
お互い、大学に恋人がいることを打ち明けあっていたけど、やっぱりお互いまだ好きだった。
でも、キスの仕方が変わってたし、クンニしたとき、可奈のピンクだったオマンコが少し赤紫になっててがっかり、そして、クンニの舌使いが上手になってて、もう、昔の可奈じゃないんだなって思った。
昔愛し合ってた頃の二人じゃなかったけど、きっと、もう会うこともないと思ったし、最後の思い出にしようとすごく優しくクンニしたし、可奈も俺に全部委ねてくれて、感じまくってた。
抱き心地、オマンコの感触、昔と変わってた。
きっと、俺の抱き方も変わってるんだろうなと思いながら、腰振った。
昔よりもエロい反応になってたし、腰を使うようになってた。
セーラー服の匂いを嗅ぎながら抱いてたあの頃のあどけなさは、無くなってた。
俺も可奈も、あの頃の俺と可奈じゃないことに気付いていた。
離れていた時間、それぞれが違う人と過ごし、身体を交え、違う愛と性に身を任せていた。
オマンコもチンポも、今の相手とマッチしていて、俺と可奈の相性は失ってた。
残っていると思ってた愛は、あの頃のお互いに向けていた愛で、今のお互いに向いていなかった。
それを知ってしまったら、言葉さえ何も伝わらず、虚しく思えた。
二人は黙って、身支度を整えた。
ホテルを出て、暫く並んで歩き、初めてキスした中央公園で、
「元気でな。」
「元気でね。」
と言って別れた。
あの後、地元に戻って就職して、今は物の人と結婚して子供もいるけど、あの可奈との再会セックスは、今も忘れない。
もう、終わっている愛を確認したセックス、別れた人と再会しても、身体を交えてはいけないことを知った。
あのセックスで、初めて付き合った初々しい恋愛の思い出が、汚れた。
でも、もう一度会っても、軽く挨拶はするかもだけど、会話することはない気がする。
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コメント一覧 (1件)
これは切ないけど、分かる気がする。