別れを選んだ元カノが忘れられなくて

元彼さんから投稿頂いた「別れを選んだ元カノが忘れられなくて」。

結婚して、子供が産まれて、子育てして、まだ未成年だから子育て終了ではないけれど、今はほぼ親の手から離れてる結婚して18年の四十路夫婦だ。
嫁とは大恋愛ではなく、ほのぼのとした恋愛だった。

セックスも激しさはなく、穏やかなもので、クンニとフェラはするけど６９とかはせず、ほとんど正常位で、抱き合っているうちにいつの間にかニュルンと入っちゃう感じ。
嫁の喘ぎもハア～～っというため息っぽい喘ぎで、アンアンとかは言わない。
そしてとにかくセックス中はキスばかり、舌を絡めてずっとキスしてる。
そして、そのセックスは、嫁と出会って20年、今も変わらない。

今になって思うのは、恋愛と結婚は違うけど、恋愛しないと結婚に至らないから難しいなということ。
それって男女の相性なわけで、恋愛の相性と結婚の相性が必ずしも同じじゃないということだ。
特に、20代の半ばまでは、激しい恋心を燃やした恋愛をする。
だから、自分が今は結婚していることとは全く関係なく、いつまでも元カノを思い出してしまう。

大好き同士だったけど、俺と元カノは、結婚したらダメになることに気づいて、別れを選択したんだ。
もっとはっきり言うと、元カノが結婚に向かないタイプで、別れて10年ちょっとの時、駅で娘のトイレ待ちをしてる時にバッタリ再会したんだけど、三十路で独身、仕事に生きてて、俺の指輪見て、
「結婚、したんだね。あなたには温かい家庭が似合ってる。ご家族、大切にしてね。私は仕事人間だから…」
と言って、スーツ姿で颯爽と去って行ったけど、笑顔が少し寂しそうだった。

元カノとのセックスは激しかった。
仰向けで足をＭ字に開き、オマンコを剥き広げ、クンニをおねだりして、ヒイヒイとヨガってた。
フェラもバキュームで、ジュルジュル唾をまぶしてエロかった。

セックスも騎乗位好きで、俺に跨って腰をグラインド、かみをふりみだして乳揺らして、ギャンギャンとＡＶ女優もびっくりなセックスを披露した。
アパートのお隣さんに聞こえるくらいの喘ぎ声で、激しく燃え上がっていた。

休みの日は、午前中一回してからランチに出かけ、お買い物して帰るともう玄関先でパンツ脱いで始まった。
そしてもちろん夜もヤッてた。

元カノはとにかく仕事人間で、ある日、二人の将来を思い描いたとき、元カノが、
「私は、出産と育児でビジネスチャンスを失うのは嫌だな…」
と言った。

それは、元カノに結婚する意志がないという宣言で、いわゆる結婚適齢期に差しかった俺を解放するために打った布石のようなもので、元カノなりの優しさだった。
結論として、
「あなたは、温かい家庭がお似合い。私とでは、それは望めないと思う。あなたの幸せを奪いたくない。好きだから…」
こうして、俺たちは別れを選んだ。

嫁とは、元カノのような激しく燃え上がる恋愛ではなかったし、もう、20代も後半になると、恋愛に対する情熱も失せてくるし、結婚を意識するから、結婚の相性の良さそうな相手を自然と探すようになってた。
嫁との恋愛にはドキドキ感はなく、穏やかで安らげる雰囲気で、一緒に居て安心する関係だった。

もちろん、若い男女だからセックスもした。
元カノとは、セックスは快楽目的って感じだったが、嫁とは違った。
嫁とのセックスは、お互いの満足のためなんだけど、自分のためじゃない。
お互い、相手を満足させるために奉仕するような感じだった。

それは今でもそうだ。
自分がイクためのセックスじゃなくて、相手をイカせるためのセックス、セックスで気持ち良くなってる嫁の姿を見たいがために、背中に汗して腰を振るのだ。
嫁も、不用意に中には出さないという信頼があるからこそ、俺の生チンポを受け入れる。

ってか、本当は俺の精液を中に欲しいけど、安全日じゃないから我慢してる感じだ。
結婚して、子供たちのパパママ、大人としての立場を考えず、素肌で抱き合いハメる事に安らぎを感じ、お互いに信頼して全てをさらけ出して快感に浸るのが夫婦のセックスだと思う。

そんな穏やかな恋愛の後、結婚した後、たまに元カノを思い出す。
20代前半の頃、激しく燃えた恋愛、心揺さぶられるほど大好きだった元カノを思い出す。

嫁とは夫婦仲も良く、営みも欠かさずうく上手くいってるけれど、元カノとの鮮烈な恋愛の思い出は消えない。
別に元カノとどうこうなりたいわけじゃないけど、 あの頃流行った曲なんかが流れてくると、あの頃の恋愛感情と、別れの切なさが込みあげてくるんだ。
元カノ…今も独りなんだろうな。
元気かな…