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あの人と二人暮らした思い出の家の前に佇んんだ私

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元カノさんから投稿頂いた「あの人と二人暮らした思い出の家の前に佇んんだ私」。

結婚して、子供が生まれ、その子供が小学生にになるタイミングで郊外に中古住宅を買ってリフォームし、その子も中学になり手がかからなくなったので、私も仕事に復帰して子供の学費を稼いでいます。
毎日の通人電車の中から、あの人と住んでた戸建ての平屋の貸家を見ています。


あの人と暮らしてたのはもう20年も前のこと、毎日見てたら慣れるかと思いましたが、見るたびに、懐かしさに胸が軋みます。
結婚資金を貯金しながらの結婚生活予行演習のつもりの同棲でしたが、二人とも若すぎました。

毎日イチャイチャ、おはようのキス、二人で出勤して、駅で別れて、夜、お帰りのキス、抱き寄せられて愛撫されて、一緒にお風呂に入って、ベッドで大股開きでアソコを舐められました。
恥ずかしいのと気持ちいいので、頭がどうにかなりそうでした。


その後、あの人のをおしゃぶりして、硬くなったものを迎え入れました。
めくるめく快感、好きな人に抱かれる悦び、シーツを握りしめ、仰け反りました。
あの人の精液を浴びて、余韻にまどろみました。

甘く淫らな生活は、長くは続きませんでした。
他人と一緒に生活することが、あんなにも大変だとは知りませんでした。
あの人が欲しかったのは、自分だけの時間でした。
そのことに少しずつ気付いていった私は、あの人に「自由」という贈り物をしました。


あの人と過ごした時間は3年、そのうち2年をあの家で暮らしました。
二人で荷物をまとめて、その荷物を載せた2台のトラックの行き先は別々でした。

「いろいろ世話になったな。元気でな。さよなら・・・」
「今までありがとう。あなたも元気でね。さよなら・・・」
お互いの行き先は知りませんでした。


あの人とお別れすることよりも、二人のあの家が無くなってしまうことの方が、哀しかったのを覚えています。
毎日あの家を見るたび、あの人は元気かな、どうしてるかな、幸せかな、と思います。
この街にいるのか、この街を出たのか、それさえも分かりません。

先日、つい、懐かしくて途中下車して、あの家に行ってみました。
平屋の戸建てが並んで建ってて、その一番何透過度が私たちの家でした。
ここに、青いミラジーノがとまってたっけなあと、あの人が乗ってた軽自動車を思い出していました。


白いラインが二本、ボンネットから屋根に伸びてるミラジーノ、以前は見かけるたびにドキッとしましたが、今じゃ滅多に見かけることも無くなりました。
四半世紀前の車ですから、乗り続けてるとは思いませんが・・・そこに今はミニバンがとまってます。

スマホを取り出し、ガラケーから移行したあの人のメルアドを眺めました。
「お元気ですか?私は元気で、幸せに暮らしていますよ。」
今まで一度も連絡したことも、連絡が来たこともありませんが、どうしても消すことができないでいます。


もう一度やり直したいとか、思ったことはありませんが、あの頃の思い出は忘れたくありません。
20代前半を共に過ごしたあの人、どうか、幸せでいて欲しいと願います。
そして時々、あの人も私のことを思い出してくれたらいいなと思います。

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コメント一覧 (3件)

  • 20年前に一緒に暮らしてた元カノ、俺は忘れないよ。
    妻子がいるけど、忘れない。
    だからきっと彼も忘れてないと思うよ。

  • 同棲した相手は一生忘れないと思うよ。
    俺、20代の頃だから、30年前に同棲してた人とのツーショット写真、今も持ってる。

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