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あの人と暮らした頃の映像を見つけて

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元カノさんから投稿頂いた「あの人と暮らした頃の映像を見つけて」。

来年から上の子が小学生になるので、私も仕事に復帰したいから、夫の実家に入ることにしました。
お義父さんが実家をリフォームして、私たち家族の居場所を作ってくれたので、お引越しのために荷物を整理していたら、古い私のバッグの中から、懐かしいDVDが出てきました。


平日の午前中、アパートには私独り、PCで再生してみました。
思ってたとおり、別れて12年のあの人と暮らしてた頃の動画でした。
懐かしいアパート、別れてからは哀しくなるから近付かなかった界隈、懐かしいです。

買い物帰りの公園で野良猫を構ってるあの人、なぜか野良猫はあの人に懐いて、足にスリスリしています。
付いて来ようとする野良猫の頭を撫でて、お座りさせて、バイバイと手を振ると、野良猫は観念したようにお座りしたままあの人を見送っていました。


アパートの部屋、懐かしい間取りと家具の配置に、涙ぐんでしまいました。
同棲時代の動画、いつか、結婚して年取った時に一緒に見ようねって言ってましたが、結局あの人と結婚することはありませんでした。

夜の部屋の動画に切り替わりました。
これ、あの人と私のセックスを撮影したものです。
ビデオカメラは三極に固定されて、その前で裸の私とあの人が戯れています。
20代前半の私って、田舎から出てきた垢抜けない娘さんみたいに見えます。


少々小振りなおっぱいを揉まれて、乳首を吸われてうっとりしています。
カメラに向かって、あの人に背後からM字開脚させられると、アソコはぴったりと閉じてますが、それをあの人が指で拡げると、アソコが全開になります。
あの頃、あんなにきれいなアソコだったんだと思って見てますが、とても恥ずかしい動画ですね。

あおして、あの人に言われるまま、アソコを前から後ろから見せ見せ、アップで映ってて恥ずかしいです。
その後、クンニされて、フェラして、開脚騎乗位で結合部を見せながらセックスが始まりました。
後ろ向きの騎乗位では、お尻の穴まで丸見えで、結合部が愛液で白く濁ってて、いやらしいやら恥ずかしいやらです。


対面座位、正常位ではあの人がカメラを持って、結合部アップを挟み、一度抜いて愛液がこびりつくアソコのドアップ、再びカメラが三局に戻されて正常位で喘がされます。
フィニッシュはお腹に射精ですが、胸まで勢い良く飛び散らせています。
何処だか、もの悲しく見える私の表情がたまらなくなる動画でした。

あの人との日常を映したDVD、見てたら色々と思い出しました。
浮かない顔で帰ってきたあの人、何かあったのかなと思って、恐る恐るどうしたのか尋ねました。
そしたら、あの人、東北で震災復興の新規事業プロジェクトに参加しないかと打診されてて、悩んでいました。


「場所、福島なんだ。放射能の件があるから、お前を連れて行くわけには・・・」
今は気にする人も少なくなりましたが、12年前は、まだ除染もされてなくて、福島の女性が差別されたりしてた頃でしたから、あの人と一緒に行くことはできない風潮でした。
でも、あの人は巡ってきたチャンスを逃したくないはず、私は、あの人との別れを決めました。

「私のことはいいから、プロジェクト、行っていいよ。せっかくのチャンスだもの、私のせいで潰すなんて、私の方が耐えられないから。」
あの人、暫く俯いてたけど、顔をあげて、私を抱きしめました。


私は、あの人と暮らした場所から遠く離れた同じ市内にアパートを見つけて、荷造りを始めました。
あの人に手伝ってもらい、先に私があのアパートを出ました。
あの人は、荷解きも手伝ってくれて、その日は、新しいアパートであの人に抱かれました。

数日後、あの人があのアパートを出て、赴任先へ向かいました。
3年間住んだアパートの扉を、二人で閉めて、先にトラックが走り去り、不動産屋さんに鍵を返して、あの人とお別れしました。
「元気でな。さよなら。」
「プロジェクト、頑張ってね。さよなら。元気でね。」


あの人が車に乗り込み、窓を開け、最後のキスを交わしました。
走り去るあの人の車を見送りながら、手を振りました。
やがて、車は通りに出て、見えなくなりました。

自分のアパートまで、1時間かけて歩きました。
野良猫と遊んだ公園に、3年暮らした街なみに、お別れを言いながら、二度と歩くこともないであろう道を、独り、歩いていると、涙があふれてきました。
少し立ち止まって、涙を拭いて、また、歩き出しました。


あれから、12年が過ぎたんですね。
今はどこで誰と暮らしてるのかさえ分からないあの人と暮らした思い出のDVD、
「さよなら・・・」
と言って、シュレッダーにかけました。
バキバキと砕けていくDVDを眺めて、あの人と暮らした思い出も、粉々になっていくことを感じました。

お昼前、ベランダに出て洗濯物を干しているとき、ふと、晴れ渡る青空を見上げました。
あの人は、この空の下のどこかにいて、誰かと幸せに暮らしているんだろうなと思いました。
そして、私は幸せになったよと、青空に向かって呟いていました。


あの人は、福島に根を下ろしたのか、こちらに帰ってきたのか、はたまたどこか違う土地にいるのか、スマホを開いて、あの人のメルアドを見つめて、
「お元気ですか?幸せですか?」
そう言って、あの人の幸せを祈りました。

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