元カノと暮らしたこの部屋を出て行くことにしました

元彼さんから投稿頂いた「元カノと暮らしたこの部屋を出て行くことにしました」。

数年前まで同棲していた元カノがいます。
ちょっと芳根⚫︎子さんっぽい顔してて、エロいムードになると自然にディープキスして、セックスが始まりました。

いつかは結婚するつもりだったから、毎回生で挿入していました。
基礎体温を計測していた元カノは、安全日には中出しさせてくれました。
始まる前に、
「今日は中でいいよ。」
って言われるパターンが多かったですが、そうじゃないときもありました。

今日は外出しなんだろうな、と、自分で抜くのが困難な騎乗位の時に、フィニッシュに向かうために正常位に戻り、ガンガン腰振ってると、元カノは俺のお尻に両手を当てて、押し付けてきました。
俺も元カノを両手で抱いて、舌を絡めてキスしました。
すると次第に、元カノの快感が俺に伝わってきました。
自分の生ペニスで、好きな娘が快感に喘いでいる姿が最高に幸せを感じるときでした。
そろそろ出そうになり、元カノにそのことを告げます。

「○○のオマンコ、気持ちいいよ。イッちゃいそうだ。」
「イッて・・・そのまま中でイッていいよ。中にちょうだい。」
「今日、中に出していいの？」
「いいよ。そろそろ大丈夫な日だから・・・」
と突然安全日宣言される時もあって、外だと思ってたのが一変、その時は目眩がするほどの快感で射精できた。
元カノのオマンコの奥深くに、ドックンドックンと大量に射精した。
あれはメッチャ気持ち良かった。

ある日、元カノが俯いて、
「ごめん・・・私、田舎の実家に帰らなければならなくなった。」
「えっ？帰るって？」
「お別れ・・・母が体調崩しちゃって、実家のお店、手伝わないとならなくなったの。」
「ここを、出て行くのか？」
「ごめんね。一緒になれないかもしれない。母が元気になったら、戻ってこようとは思うけど、いつになるか分からないし、あなたは私のことは忘れて、幸せ探してほしい。」

元カノが荷造りを始め、いよいよ明日お別れという最後の夜を迎えた。
仕事帰りに待ち合わせて、二人で最後のお買い物して帰宅して、最後のディナーは高級牛肉ですき焼き、お高いワインで別れの乾杯をして、美味しい牛肉を頬張りました。
「こんな美味しいお肉、食べることはもう無いと思うな。もしあったら、あなたのことを思い出すんだろうな。」
そんなことを言いながら、最初で最後の高級牛肉を食べました。
そして、最後のセックスをして、眠りに就きました。
元彼は、見送られると泣いちゃうから、私が仕事に出かけている間に、部屋を出て行くことになっていました。

翌朝、二人で朝食を食べて、
「私が洗いものして出てくから、お仕事に行って・・・」
玄関で、別れのキス、
「行ってきます。元気でな。さよなら・・・」
「行ってらっしゃい。鍵は、郵便受けに入れておくから。元気でね。さよなら・・・」
玄関を閉じると、鍵がかかりました。

仕事から戻ると、元カノは居なくなっていました。
郵便受けに鍵が放り込まれてて、その鍵には元カノがつけた根付がそのままついていました。
電気を点けて、ガランとなった部屋を見渡し、
「行っちまったなあ・・・」
と呟いた瞬間、涙がどんどん溢れました。
机の上に、
「今までありがとう。さよなら。元気でね。」
と書かれたメモが置いてありました。

そのメモを折りたたんで、長らく使っていない、財布に刺さったままのテレカのケースに入れました。
二人で住むには少し手狭だった部屋が、広く感じました。
元カノの思い出が詰まった部屋を出た方がいいkなと思いましたが、もしかして、お母さんの体調が戻り、帰ってくるかもしれないと思うと、引っ越せませんでした。
元カノは、忘れていいと言ったけど、この部屋で待とうと思いました。
元カノの気配がまだ残る部屋、元カノの匂いが残るベッド、でも、ただいまにお帰りを言う人はいません。

元カノと借りた部屋で、元カノの帰りを待ちました。
帰ってくるかもしれないという、僅かな可能性に賭けました。
それほど好きでした。
若かった同棲だったから、情熱的で、あんなに人を愛する事は、この先ないだろうなと思いました。
そして、たくさん愛してくれました。
元カノから、ラインが来たのは去年のことでした。
「お母さん、亡くなりました。さよなら。」
以前元カノの実家から来た年賀状を持ち出して、香典を送りました。

これでもう、元カノは戻ってきません。
元カノの悲しみを包んであげることもできず、とても悔しかったです。
これで、この部屋を出て行く決心がつきましたが、物件探しに本気になれませんでした。
思い出の部屋を引き払えない、弱い私が居ました。
でも今年、元カノからラインが来ました。
きっと最後のラインになることでしょう。

私は、元カノの幸せを願っています。
元カノがこの先、ずっと笑顔でいられますように、 元気でいられますように、祈っています。
来月中に、この部屋を出て行きます。
お店の跡取りができて、良かったですね。
私もこれで、前を向けそうです。
元カノ、結婚おめでとうございます。