前カノの思い出が残る古い手帳と写真

昔の彼氏さんから投稿頂いた「前カノの思い出が残る古い手帳と写真」。

職場のロッカーの奥に落ちてた、20年前の手帳。
何かの拍子に堕としたまま、埃まみれになっていたよ。
20年前だと、嫁さんの前の彼女と別れた年だなあと、何となく開いてみると、記憶のとおり、前カノのことが書いてあった。

色々あって、前カノ、仕事辞めて実家に帰るこになったんだ。
手帳には、前カノがこの地を去るときの飛行機の便と出発時刻が書いてあった。
前カノ、部屋の荷物をかなり整理して、単身パックにまとめて実家に送った後、レストランで食事して、俺のアパートで恋人最後の夜を過ごした。

今でも忘れない、前カノの華奢な身体、まるで女子中学生みたいだった。
胸もそれほど大きくなくて、電車で座って前屈みになると、ブラが浮いて乳首が見えちゃうこともあった。
揉みがいは無かったけど、乳首は敏感で、舐めると固く尖って、感じて身悶えしてた。

オマンコも可愛くて、ビラビラがほとんどなくて、毛も薄くて、身体つきもオマンコも女子中学生みたいだったから、前カノには三つ編みになってセーラー服着てエッチしたこともあった。
ハメ撮りはさせてもらえなかったけど、手帳に、三つ編みでセーラー服着た前カノの写真が挟まってた。
本当に可愛くて、女子中学生みたいだ。

前カノのオマンコ、かなりキツキツで、あんまり激しくするとすぐにイカされそうだったから、繋がったままキスして、あまり動かなかった覚えがある。
オマンコが浅いから、先っぽが奥の子宮口に当たって、くすぐったいような気持ち良さに夢中になった。
子宮口に先っぽが触れると、前カノも気持ち良くてヒンヒンと本気で喘いでた。

安全日は中出しっもさせてくれて、もし出来ちゃったら結婚しちゃえみたいな勢いだった。
週末はずっと一緒で、いつか本当に結婚すると思ってた。

前カノ、短大出て３年目に、急にホームシックみたいになって、故郷を遠く離れて独りで暮らすことに疲れてしまった。
俺の愛だけじゃ、満たされてなくて、辛かった。
お盆に帰省した時、前カノ、帰郷を決意したようだった。
少しずつ、部屋の中を整理してるのが分かった。
秋になると、春物と夏物の服が無くなってて、そう言えば大きな宅配便送ってた記憶があって、おそらく、実家に夏物や春物を送ったんだと思う。
それで、前カノはこの部屋で春を迎えるつもりがないことに気付いたんだ。

11月、前カノが俺に別れを告げた。
最後の夜を過ごした翌日、一緒に朝食を食べて、前カノのスーツケースを車に積んで、空港に向かった。
道すがら、終始無言で空港に着いた。
搭乗手続きを終えた前カノが、
「それじゃあ、さよなら…」
「ああ、さよなら。元気でな…」
前カノがゲートをくぐった。

俺、デッキに出て、前カノを乗せた飛行機が青空の向こうに消えていくのを見送った。
人影もまばらな空港の駐車場で、車の中で嗚咽した。
失ったものがあまりにも大きすぎて、心にポッカリ穴が開いた。
かなり長い時間、泣いてたけど、涙を拭いて帰路に就いた。

途中の道の駅で、かき揚げそばを啜ってたら、携帯が鳴った。
前カノ特定の着信音で、出ると、無言だった。
時間的に飛行機がついた頃で、ただ、泣いてることだけはわかった。
「無事、着いたようだね。」
「うん…元気でね…」
と言って、電話が切れた。

前カノとの最後の会話、その電話だった。
あれから20年、一度も連絡を取ったことはないけど、連絡先、スマホに残ってるんだよね。
こうして、別れの痕跡が残る手帳まで出てきたら、やっぱり思い出しちゃうな。
あの翌月、ひとりぼっちのクリスマスイブ、前カノが住んでたアパートの前で、点くはずのない灯りを待ってたら、涙が溢れた。
年末年始、帰郷した時、前カノが好きだった故郷のお土産、買わずに帰ってきた。
アパートに戻り、来てた年賀状の中に、前カノからのがあるかなと思ったけど、無かった。

春になり、前カノは故郷で、無くなってた春物の服着てるんだろうなと思った。
新年度、心機一転、前を向いたら、新入社員の女の子、前カノが住んでたアパートの部屋に住んでた。
飲み会の時、よく駅で見かけるねなんて話してたら、前カノの後に入ってた。
何か、運命を感じた。
その新入社員が、今の嫁。
結婚して17年になった嫁とは、中三と小六の子供と、一匹の猫と暮らしてる。

もう一度前カノの写真を眺めて、手帳にしまい、ロッカーの奥へ戻した。
いつか、処分する日が来るだろうけど、今じゃないような気がした。
前カノ…もう別れて20年…43歳になってるんだなあ。
俺だって45歳だもの、そりゃそうだと苦笑いした。
もう一度だけ会って、元気で幸せでいるか話してみたいけど、20年の歳月が、お互いの外見を残酷に変えているだろうから、思い出はあの三つ編みセーラー服のまま、しまっておいた方がいいだろう。
懐かしい手帳を見つけて前カノを思い出した記念に、その思い出を書き綴ってみた。