セックスについて語り合いながら交わってた元彼

元カノさんから投稿頂いた「セックスについて語り合いながら交わってた元彼」。

元彼とは、いろんな話をしました。
あんなに何でも話せる異性は初めてでした。
話題にタブーが無いと言うか、長い長い前戯の後、全身性感帯になって武重上がった後、まったりと余韻を楽しんでる時なんか、自分の大学時代の恋とか、話してた。、

話してるうち、元彼が私の大学時代の彼氏に嫉妬して、また勃起しちゃって二回戦なんてこともありました。
そんな時は、一度逝ってるから、敏感いなってて、乱れまくってしまいます。

寝転がって、引っ付きながら、セックスについて話をするなんてのもありました。
セックスは元々生殖行為、種の保存のためにする交尾です。

種が途絶えないように、セックスには快感が伴うようになってるから、人間はその快感を目的にセックスするときがあるよねなんて、話してました。
「お前の裸がエロく見えるのも、全てセックスに導くための仕掛けなんだろうな。」
なんて、元彼が言ってたのを思い出します。

でも、人間は、快感を求めてセックスするにも、何らかの理由を求めて、道徳上、セックスには愛を理由に、愛情を確認し合う男女のコミュニケーションと言い始めたんだよねなんて、動物と人間のセックスの違いなんか語ってました。

そうは言っても、愛の名の元にセックスをするようになっても、子供を儲けて、もう打ち止めにした夫婦が、性欲という欲求を満足するために、夫婦で営みを持ち続けるなんて、将来の遺文たちの姿を見ていました。
そうやって、夫婦はお互いを知り尽くし、性技・性癖をより探求し、淫らなセックスを正当化する話もしてました。

寝室で愛とコミュニケーションを理由に、お互いの性技を駆使し、気持ちよく塗んるヌルになる事が、夫婦生活の日常の性生活なんだろうって、そんな夫婦になりたいなんて言ってました。

でもそぞのうち、なぜか二人で一緒にいると、疲れるようになりました。
私より元彼の方が辛そうで、土曜日に会うとき疲れてて、日曜の夕方さよならするときの方が、元気でした。
私と会うのが疲れる、もう、壊れていく元彼を見てられなくて、私も壊れそうで、
「もい良いよ。別れよう。楽になって。」
と言いました。
私も、元彼と会うのが疲れ始めてたから、このままでは良くない別れがやって来るので、今のうちに別れるべきだと思いました。

最後のセックス、愛と言う名の元に、最後のコミュニケーションを交えました。
二度と会わないように、連絡先を全て消し去り、
「今まで一生懸命愛してくれて、ありがとう。元気でね。さよなら。」
「無念だ。なぜこうなってしまったんだろう。元気でな。さよなら。」
別れの理由を探しながら、手を振りました。
スケベな夫婦になる夢は、儚く潰えました。

あれから、５年が過ぎました。
値もアラサー、コロナ禍になって、東京を離れ、田舎に帰りました。
もちろん元彼に知らせる術もないから、黙って消えました。
ふと、元彼のことを考えます。

今、どこで何してるんだろう、元気でいるでしょうかと。
元彼とは、結婚するものだと思ってたから、今のこの状況が信じられません。
私の未来の人生の全てに、常に隣にいる人だと思っていました。

私の子供の頃を話したり、遠方にドライブ旅行した時、途中にあった元彼の故郷得お通りながら、元彼の子供の頃の話を聞かせてもらったり、その先も二人でずっと一緒に暮らすときが来ると思ていました。
別れたことが不思議すぎて、あの頃描いてた未来予想図から、ずっと遠くで暮らしています。
そして、アラサーになって、あの時、なぜ二人でいると疲れたか、何となく分かってきました。

結婚した二人を思い描いていましたが、思い描てたのは性生活だけでした。
どんな夫婦の営みをしてるか、その時心情、そんなことだけでした。
どこに住んで、お互いの通勤はどうするか、二人の給料で借りれるアパートはどれくらいか、子供ができたらどうするか、元彼一人の給料で暫くやっていけるか、そういう話は全くしてなかったのです。

だから、会うと、具体的なプランを描いてない二人にいら立って、でも、そのいら立ちが具体的なプランを描いてないからだと気付けなかった、20代の半ばに差し掛かった二人でした。
今年三十路を迎える私は、もうすぐ結婚します。
そのお相手とは、結婚後のプランをしっかり固めてあります。

元彼も気付いたでしょうか。
気付かせてくれる人に巡り合えてるでしょうか。
いまはもう、どこにいるかさえ分からない三十路の元彼が、幸せになっていることを祈ります。