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元カノと歩いた懐かしい通りを一人歩きました

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元彼さんから投稿頂いた「元カノと歩いた懐かしい通りを一人歩きました」。

先日、出張で上京しました。
相手方が手際のいい人で、用件は数時間で終わり、新幹線の時間まで少しあったので、大学時代の思い出の場所へ行きました。
卒業してから、15年ぶりに訪れた街なみ、懐かしさと、そして切なさが交差しました。


学友たちとの楽しい思い出と、今はもう消息も分からない元カノとの思い出、あんなに激しい恋をしたのは、やっぱり青春の恋だったのでしょうか。

この通り、元カノとよくデートした場所でした。
ナポリタンが美味しい洋食屋、きりたんぽ鍋を初めて食べた秋田料理店、かつて元カノと一緒に歩いた通りを歩いてきました。
タムタムという喫茶店の前を通ると、元カノがいつも、
「タムタムタムタムタムタムタムタム」
って言ってたのを思い出しました。

生まれて初めて、異性の裸に触れた人でした。
お互い初めて同士、股間をしげしげと眺め、気付けば69の状態で、じっくり観察していました。
何も言わず、舐め始めると、恥ずかしい性器を舐め合っていることに驚きと感動を覚えました。


初めて経験したセックス、愛し合う男女が性器で繋がり、抱き合って唇を重ね、舌を絡め、蠢き合いながら愛情と快感をやり取りしました。
本来は生殖行為であるセックスは、いつしか期間を求めて交わるようになり、講義が休講になるとアパートに戻ってそそくさとセックスして、また大学へ行くなんてこともありました。

休日、1日中裸で過ごして、チチクリ合ってたこともありました。
セックスしてはひと眠り、インスタントラーメンを啜ってまたセックス、1日7~8回セックスしたこともあって、若かったなあと思いました。
元カノとは半同棲状態で、いつもどちらかのアパートで過ごしていました。


パンパン音が響くほど激しいセックスしてて、
「お前らがヤッてるおと、玄関先に漏れてるぞ。」
なんて言われたこともありました。

ヒマさえあればセックスしてて、学友からはご夫妻と呼ばれていました。
だから、何となく私たちはいつか一緒になるんだろうなと思っていましたが、卒業後は帰郷するからお別れでした。
初めからわかっていたことなのに、愕然としたのを覚えています。
こんなに愛し合っているのに、離れ離れになるのかと、卒業がいかに残酷なのか思い知ったカップルは多かったと思います。

「さよなら・・・元気でいてね・・・」
涙ぐむ元カノを思い出します。
元カノは私の生きがいでした。
生きることが楽しいと教えてくれたのは元カノでした。
そして、生きることは哀しいことだと最後に教えてくれました。


何かに前向きに取り組むとき、元カノと一生懸命過ごした日々を思い出します。
元カノは、どうしているのでしょう。
元カノと一緒に、もう一度だけ、この通りを歩いてみたいです。

「素敵な日々をありがとう。」
そう元カノに告げて、彼の地を後にしました。
スマホをを取り出し、アドレス帳を開けると、そこには元カノの名前があります。
もう、届かないかもしれないけど、あの通りを撮影した写真をサイズを落としてメールに張り付けて、「久しぶり。元気かい。思い出の地に行ってきたよ。」と送りました。
リアクションはありませんが、戻ってっこなかったから、届いてはいるでしょう。

暫くすると、メールに着信がありました。
「タムタムタムタムタムタムタムタム」
とそれだけでしたが、私には元カノの気持ちが十分すぎるほど伝わりました。
私と元カノにしか分からないキーワードですからね。
スマホを眺めながら、もう、連絡しないよと、そう思いました。
そして、元カノの幸せを祈りました。

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コメント一覧 (5件)

  • 素敵なお話でした。
    二人にしか分からないキーワード、私も思い出しますが、もう、メールは届きません。

  • 俺が元カノと別れて、来年で30年だなあ。
    東北の田舎町から、関西の大学に行って、次男坊だからそのまま神戸に就職、しばらくは大学時代のアパートから通いつつ、神戸にアパートを探そうと思ってた。
    就職して間もなく2年を迎えようとしていた1995年1月、阪神淡路大震災…
    俺がいたアパートは無事だったけど、神戸の勤め先は無くなってしまった。

    実家から帰還しろと言われた。
    兄貴が3月に結婚することになってて、
    「俺、結婚したらしばらく家を出るから、お前、戻って来い。同業の仕事を探しておくから。」
    と言われ、住まいも仕事も無事だった元カノと話し合い、俺は帰郷することにした。

    泣きながらお別れして、帰郷した。
    自分たちでそれぞれ別々の道を歩むと決めたのだから、その後は精一杯生きたよ。
    元カノに恥ずかしくないように、頑張った。
    いろいろ報告したいことはあったけど、まだ、携帯電話も一般的じゃない時代、別れた後の連絡は取れなかった。
    俺も元カノも今は五十路、元気でいて欲しい。

  • 元カノさんの返信、パーフェクトですね。
    素敵なエピソードでした。

  • >こんなに愛し合っているのに、離れ離れになるのかと、卒業がいかに残酷なのか思い知ったカップルは多かったと思います。

    私も卒業で恋人と泣いて別れたクチですわ。
    もう、20年になりますが、元気にしとるでしょうか。

  • 私も先日、懐かしい街並みに行って来ました。
    母の再婚でできた4歳年下の妹がいて、中1の私に、
    「お兄ちゃん、お兄ちゃん。」
    と懐いて可愛かったんです。
    でも、再婚生活は4年で破綻、私高2、妹中1でお別れでした。
    母と私が出ていく形で、泣いて手をふる妹の顔が今も忘れられません。
    先日、17年ぶりに4人で暮らした街に出張して、妹と手を繋いで歩いた街並みを歩きました。
    つい、涙ぐんでしまいました。

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