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24の春

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としおさんから投稿頂いた「24の春」。

 ボクの初めての体験は、奥さんとでした。
 もう、24になっていました。
 初めて、成熟した女の陰部をみたときの感激を忘れることはできません。 
 「夫は、毎晩、せがむの」
 毎日、夫婦生活すると、こんなに黒くなるものなのか、と、興奮しながら見ました。


 仕事のついでに、奥さんの家へ行きました。  
 「お茶でも飲んでって」
 奥さんの胸元が開いていて、脹らみが覗いていました。
 「奥さん、見えてるよ」言うが早いか胸元へ手を差し込んでいました。ご主人と奥さんがお休みになる寝具の上でした。


 女性の入り口は、案外下にあると、本の知識では分かっていましたが、どんな風に入れられるのかさっぱり分かりませんでした。
 なんと、奥さんが手でペニスを持ち添えて、膣辺りを二三回こねるようにすると、グズグスグズっと入ってしまいました。入ってから、男女は、どのようにするのか、初めてのことで、皆目知らなかったのです。知識では、ダメですね。


 膝と肘を突いて、婦人に負担を掛けないようにして、腰を上下する。そんなことも知らなかったのです。中学二年で、初めて自慰を覚えたときに、『完全なる結婚』を読んで、「早く大人になりたいな」と強く思い続けて来ました。ナゼかというと、結婚初夜の箇所に、新婦(処女)が初めから濡れることはないですから、その時は新婦にクンニリングス(クンニ)を施して、滑らかにしてからペニスを挿入します。


 こんな下(件)を目にして、将来のことよりも、興奮を解消するために、激しくマス掻いてしまいました。
 まさか、女性の陰部に口を付けて、なんて想像だにできませんでした。
 奥さんとの最初の筆下ろしの際には、そのためにクンニする必要は、なかったです。おしゃぶりは、初めだけ、セーブしたのだと思います。ぼくは、あっけなく迸らせてしまいました。


 奥さんは、こんな拙い男だけど、愛するようになりました。ボクも惚れました。夜は、ご主人がして、昼はボクかする、そんな日々が続きました。
 ボクたちの情交関係が、ご主人の耳に入らないはずはなく、とうとう呼び出しが掛かりました。「ちょっと内へ来てくれないか」 、ご主人は、「噂があるが、家庭を壊されては困るよ」。


 ぼくは、恐縮するばかりで、頭を下げていました。ご主人は、それだけ言うと、「お茶をくれ」と奥さんに言い、後は、よもやま話しになりました。
 「君は、将棋を、やるかね」
 「いえ、挟み将棋くらいです」
 駒の動かし方位は、なんとか知っていました。


 それから、週に二三回は、将棋をやることになりました。
 奥さんとは、その後も性交を続けていました。夜、将棋をやりに行くとき、ご主人の顔を見られません。
 将棋の最中にご主人がトイレに立つや、奥さんは、ボクのチンボウを握りに来たりします。ボクも奥さんを欲しくなっしてまうことがあります。後ろから、やってしまいました。

すぐ抜かなければなりませんが。ご主人も多分、うわさは、事実だと、疑っているはずです。ボクが帰るや、ご主人は、奥さんを抱き締めるそうです。その場に押し倒して、夫婦性交を何度もするそうです。
そんなことが二三年続いたでしょうか。ある日、ご主人ご風邪を引いて、長く休まれたのです。


その間に、結婚相手に巡りあって、半年後には、式を挙げました。
 結婚してからも、初めてボクを男にしてくれた奥さんのこと、許してくださった、将棋好きのご主人のことを思い出します。

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コメント一覧 (2件)

  • 妻と結婚した時に、やはり陰部が真っ黒でした。初めての奥さんが真っ黒でしたから女性は、皆このようだと思ってきました。筆下ろししてくれた奥さんに言われてしまいました。28までどれ程の男を経験したかわかったもんじゃないわよ。

  • こうしてボクの筆下ろしは、無事済みました。中2の時に、『完全なる結婚』を読んで、憧れた結婚をができました。因果は巡るといいます。今度は、妻が青年の筆下ろしをしていたのです。妻のさらに熟した真っ黒な陰部を見て、青年は、どう思っただろうかうか。ボクと同じように、そんなものだと思っただろうか。人伝に、青年は、高卒したばかりの娘さんと結婚したようです。

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