元夫さんから投稿頂いた「10年ぶりに会った元妻に残る愛に気付いて」。
10年前、娘が思春期になって、俺を嫌うようになった。
「パパと一緒だとご飯がマズい。あっちで食べて。」
娘に言われ、泣きそうになったから、一人、家族に背を向けて居間の隅っこで咽び泣きながら食べた。
毎日それを繰り返されたが、妻は何も言わず娘を放置、エスカレートするその様子をそっと撮影し、俺は家を出る覚悟を決めた。
仕事を整理し退社、数ある預貯金を信金、ゆうちょ、銀行の3つに集約、家賃や公共料金を引き落としてた講座は解約した。
両親亡き後暫し放置していた実家を処分し、当面の生活費を工面した。
俺を虐げてた動画を義父母に送り、深夜、離婚届に「嫌われ者は消えるよ。さよなら。」と書置きを残し、家を出た。
途中で車を処分し現金化、大学時代を過ごした街へ向かった。
人生、41歳からの再出発だった。
スマホに着信がたくさんあったが、無視した。
携帯もどうせ料金不払いで止まるだろうから、買い替える。
懐かしい街で、新たな生活を始めた。
住処を確保し、スマホを買い替えた。
番号もメルアドも変わったが、アドレスは移行したから、まさかとは思うが、妻からかかってきた場合、分かるようにはしておいた。
出ないけど。
就職もして、落ち着いたら、公衆電話から元義実家へ電話した。
元義母が出て、どういうことだ、今どこにいる、などとギャアギャア騒がれた。
「用件があって電話をかけたのは俺だ。まず、俺の言うことをきけ。俺がこの電話を切ればもう二度と話すチャンスは無いぞ。」
と言ったが、ギャアギャア、俺は、
「そうか。それでも上から目線なんだな。立場が分かってないようだ。」
と言って、電話を切った。
一応、スマホで会話を録音してた。
その会話をコピーして、元義父あてに送った。
「今回の騒動、娘と孫娘、そして和解の電話のチャンスを潰したのはあなたの奥さん、全て彼女がしでかした感情の失敗。」
と手紙を添えた。
懐かし街で暮らしたら、懐かしい人と再会した。
大学時代、バイトしてた回転寿司で一緒になって付き合い始めた、俺に唯一処女をくれた女の子、加奈子だった。
俺21歳、加奈子I7歳、俺のアパートにやってきた加奈子、まだ幼さを残すセーラー服少女だった。
パックリ開かれた可愛いオマンコ、今も忘れない。
20年ぶりの再会だったが、お互い「あれ?」という感じで見つめ合ったら、すぐに気が付いた。
加奈子も出戻りで、小6の息子がいた。
懐かしい街で、懐かしい加奈子との第二章が始まった。
加奈子の息子を交えてのデート。
そして、加奈子と二人だけのデート。
20年前と同じように、加奈子が俺のアパートへやってきた。
セーラー服を着た20年前の加奈子が重なった。
20年ぶりに交わすキス、絡まる舌が懐かしかった。
37歳になった加奈子のオマンコ、相変わらず小ぶりだが、案の定真っ黒で、ビラビラもぷっくらとしていていやらしく光っていた。
優しくフェラをして、大きくなったチンポを潤んだ目で見つめながらグイとつかみ、自らのオマンコに挿入、俺に跨ったと思ったら、激しいダンシング、
いじらしかった女子高生も、20年過ぎて、男の味を占めると淫乱になるということか。
俺も加奈子に応えてアクロバティックなマンぐり返しハメ、横臥位と励んだ。
最後は無難に正常位で腰を振ると、加奈子の腰はグニャグニャ状態で蕩けた表情を見せた。
大量射精にうっとりする加奈子だった。
今年、加奈子と再婚して8年になる。
息子も俺に懐いて育ち、今年は大学4年生、ウチを離れて首都圏で暮らす息子、再婚以来初めて加奈子と二人暮らしも間も今年で最後。
そんな俺は、先日、仕事で止むを得ず10年前まで住んでた街を訪れた。
今の勤務先が、前の勤務先と繋がっているから仕方ないが、パイプ役を仰せつかった。
10年ぶりに訪れたた職場を後にし、10年前まで住んでて、深夜、そっと家を出たアパートに行ってみたが、元妻たちは住んでなかった。
元妻の実家へ行って、少し遠巻きに眺めた。
元義母らしき年配の女性が洗濯物を取り込んでた。
「あなた…」
振り返ると、元妻だった。
俺を見つめる目が、潤んでた。
元妻は、俺の帰りをあのアパートで待っていたが、家賃や公共料金の滞納で出たそうだ。
暫くは実家にいたが、元義父母が、孫娘が俺を嫌う態度を示して、俺が家庭でむせび泣きながら独り飯を食う姿を放置する娘の映像を見て、元妻を援助はしなかったそうだ。
元妻はパートを掛け持ちし、土日も働いて娘を高校までは通わせたそうだ。
娘は成績は良かったが、進学はできなかったと言った。
「あなたをかばいたかったけど、それをすると娘との関係が悪くなるし、私、どうしていいか分からなかった。」
と言ったから、俺は、
「毅然と娘を叱って欲しかった。俺も言われっぱなしだったけど、あんなこと、娘から言われたら絶望だった。」
と答えた。
娘は23歳になってて、親元を離れて首都圏で暮らしてるそうだ。
俺には、新しい家族がいることを伝えて、元妻に別れを告げた。
元妻は、反省していたが、まさかいきなり見捨てられるとは思ってなかったそうで、実家まで手放して消えた以上、もう無理だと悟ったらしい。
元妻より、娘の方がショックだったそうで、パパごめんなさいと泣きながら俺の行方を捜したそうだが、俺が市内にいると思うところが子供だなと思った。
娘は、自分のしたことを戒めるように、その後を生きていたそうだ。
帰りの電車の中、10年ぶりに元妻を見たら、愛しい気持ちが蘇った。
確かに俺が愛した元妻だった。
でも、もう、戻れない。
戻れないね。
これで良かったんだと思って、生きるしかない、そう自分に言い聞かせた。
そんな10年ぶりの帰郷だった。
さよなら、元妻…( ;∀;)
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コメント一覧 (7件)
コイツはキツイ。
涙無くしては読めなかったよ。
好きだけど、許せないことってあるよね。
愛することと、許すことは全く別次元ですから、仕方ありません。
奥さんが不倫でもしたのかと思いました。
娘さんは勉強になったでしょう。
辛いけど、それでいいと思います。
泣ける
切ないね