元カノさんから投稿頂いた「元彼と青春を過ごした街に再び・・・」。
卒業して以降、決して近づかなかった大学のある街でした。
忘れられない元彼との思い出に囲まれるのが、切ないからでした。
相性っていうのでしょうか、身体がぴったりで、まるで、元々は一つの生き物だった私と元彼が、二つに分かれたんじゃないかって思えるほどでした。
結ばれると言うより、一つに戻ったって感じで、元彼のチンチンがアソコに入れられると、お帰りなさいって感じでした。
あと、少し変わった性癖の持ち主でもありましたが、全て受け入れられました。
大学生同士でしたが、元彼は工学部で実験や実習があって結構忙しくて、毎日会えるわけでもなく、会えばお互いの身体を激しく貪りあいました。
私が生理になっちゃったら、元彼のパックンして、出したのそのままゴックンしてました。
青春18きっぷで逝った貧乏旅行、壁の薄い安宿で、喘ぎ声を押し殺して、もう止まんないセックスでしたね。
就活、元彼は大学のある街の工務店に就職、私は実家のある田舎へ帰る選択をしました。
別れ際は離れるのが辛かったけど、最後のセックスは心身ともに満たされて、今でも忘れられません。
アパートを引き払い、帰郷する私を駅まで見送りに来た元彼は、人目もはばからず私を抱きしめ、最後のキスをしてくれました。
「さよなら・・・俺の一番大好きな人・・・」
「元気でね・・・さよなら・・・」
元彼の姿を見た最後の日から二十数年、私も年を取りました。
昨年、卒業以来に大学のある街を訪れました。
娘が、私の母校の大学に進学、懐かしい街を散策しました。
二十数年の歳月は、街並みを変えたところもありましたが、そのままのところもあって、心が懐かしさでいっぱいになりました。
この街の、あの工務店に元彼がいる・・・会いに行ったりはしませんが、駅に向かう道すがら、じっと眺めていました。
多分、再会してもお互い変りすぎてて、気付かないと思います。
新幹線のホームから街並みを眺め、元彼の事を思いました。
この街で元気に暮らしていますか?
幸せになっていますか?
もしも帰郷せず、この街で元彼と一緒にいる選択をしていたらなんて、考えてしまいます。
親元を離れたまま、元彼の元へ嫁ぎ、この街で子育てしているもう一人の私を感じます。
でも、これは私が自分で選んだ道です。
故郷で出会った夫を愛し、夫に愛され、いつか元彼に再会した時、かつて愛し合った元彼に恥じることのないように生きてきました。
新幹線が入線してきました。
二十数年前は、元彼に見送られながら、涙をこらえて乗った新幹線に、今度は、どうかお元気で・・・そんな気持ちで、新幹線に乗りました。
青春を過ごした街並みが、遠くに消えていきました。
感想などコメントをどうぞ!投稿していただいた方の励みになります!
コメント一覧 (2件)
青春は一度きり、青春の思い出は綺麗なまま。
絶対に再会してはダメ。
時の流れは残酷だから…
そう、再会はせん方がエエ
元彼は22歳のままがイイ