元夫さんから投稿頂いた「元妻と暮らしたたった3年の思い出に」。
元妻と別れたのは、東日本大震災の1年前だった。
離婚理由は、俺がリストラされたから。
いわゆるリーマンショックの煽りで、俺が無職になってしまい、元妻との結婚生活のプランが根底から覆ってしまった。
ある程度貯金もできて、子作りして、元妻が仕事を長期離脱しても生活できる見通しがついた頃の出来事だった。
俺の勤め先、粉飾してた簿価がリーマンショックでさく裂、あっけなく終わった。
離婚を決め、色々と整理をしながら荷物をまとめる毎日、元妻は都内郊外の実家へ、俺は再就職先のそばの安アパートへ引っ越す前日が、哀しみのピークだった。
最後の夜、部屋は荷物でいっぱい、冷蔵庫の中は空っぽ、二人が結婚披露宴を挙げたホテルで最後の夜を過ごした。
チェックインして、すぐにセックスした。
もう、見納めの女体、マンコ、脳裏に焼き付けた。
大好きだけど、俺では幸せにできないから、別れる決心をした。
俺と一緒にいたら、貧乏のどん底、不幸が確定する。
元妻のフェラ、愛情をこめて舐める元妻の横顔を眺めた。
愛しさが溢れた。
上目づかいで見つめた元妻を横たえ、マンコを舐めた。
ずっと、いつまでも舐めていられると思ってたマンコは、もう、俺のものじゃなくなる。
そして、いつかは俺じゃない男のものになる。
食い続けて赤らんだクリ、次はどんな男に愛されるのだろう。
最後の交合、深々とめり込ませ、元妻のマンコを味わう。
キスしながら、最後の交合を愉しんだ。
あんなに哀しいセックスは、初めてだった。
愛し合いながら別れざるを得ない夫婦、蠢く腰に、哀しみの快感が滲んだ。
最後の精液を元妻のお腹にかけて、夫婦最後の営みを終えた。
精液を指ですくった元妻、
「結局、排卵日にアソコの中に出してもらうことはなかったな…」
「俺より、稼ぎの良い男に注いでもらえ…いいな、幸せになるんだぞ…」
「やだよ…別れたくないよ…子供なんかいらないから、一緒に暮らしたいよ…」
泣きじゃくる元妻を抱きしめて寝た。
元妻は一人娘、そうはいかない事情があった。
幸せな結婚をして、幸せになってもらわないと困る。
愛する女の幸せを祈るなら、俺が身を引くのが理想だった。
元妻の温もり、匂い、覚えていたかった。
翌朝、朝食を食べてチェックアウト、アパートへ向うと元義父母が迎えに来てた。
「彼女を、お願いします…」
「残念だが…娘がお世話になった。短い間だったけど、ありがとう。」
「さよなら…元気でな…」
元妻は泣きじゃくるばかりで、何も言えなかった。
荷物と元妻を見送った後、俺も、3年住んだアパートを出た。
別れて3年後、元妻との結婚生活と別れてからの時間が並んだなあ…と思ってたところに、元妻からメールが来た。
「この度、再婚します。」
俺は、ああ、やっと元妻にも幸せが訪れるんだと、心から嬉しく思った。
「おめでとう。幸せになってな。もう、この先連絡する用事もないから、お互いに連絡先は消そう。もう、赤の他人なんだからな。さよなら。」
「さようなら。あなた。」
元妻の連絡先を携帯から消した。
あれからずいぶんと時間が過ぎた。
俺は今、四十半ばになり、新しい家族と暮らしている。
離婚後、新しい仕事に就き、有り余る時間の中資格勉強をして、ある資格を取り、キャリアアップして今の妻と知り合い、8年前に再婚した。
元妻が再婚したことを知って、俺も前を向いた。
元妻が幸せになってからじゃないと、どうしても前に進めなかった。
今の妻は、可愛いけれど鄙たい女で、一緒にいると癒される。
元妻と違って、セックスはいまだにとても恥じらって、特にクンニは頬を真っ赤に染める。
とにかくマンコを見られることをとても恥じらうが、チンポを入れられることは大好きで、俺の尻を押し付けて密着したがる。
マンコの具合も上々で、腰を震わせてヨガリまくる。
鄙たいけど交合は好きな女だ。
俺は俺なりに、新しい幸せをつかんだ。
今でも、元妻を忘れたわけじゃない。
晴れ渡る空を見上げて、この東京の青空の下のどこかで、元妻は生きてるんだなと、元妻の幸せを想う。
もう、連絡はつかないけど、忘れない。
一目会って、近況を報告し合いたい気持ちはあれど、だからと言って、東京郊外にある元妻の実家を訪ねるようなことはしない。
元妻が幸せであればそれでいい、そう思って生きている。
そんな、元妻との思い出をここに…
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コメント一覧 (2件)
いい話でした。
別れても、忘れられない人、居ますよね。
私も東日本大震災で別れてしまった元カノ、今も忘れません。
メルアド、まだ消してませんが、この13年、一度も連絡はしてません。
私も今年は四十路を迎える二児のパパ、元カノも幸せでいて欲しいです。
エエ話や