元彼氏さんから投稿頂いた「振られたのは私でも失恋したのは彼女でした」。
37歳の妻子持ち会社員です。
私には、別れて12年過ぎて、やっぱり忘れられない彼女がいます。
その彼女は妻の友達だった人なので、その存在は、妻も知っています。
付き合ったのは2年間、身体の相性が凄く良くて、何といいますか、凸と凹がぴったり合うような、そんなイメージでした。
見た目は地味で大人しい女の子でしたが、優しくて、思いやりがあって、私は、自分のことより彼女の事を考えてしまう無垢な愛情を感じていました。
彼女のためなら、なんでもできる気がしました。
恥ずかしがり屋なのに、彼女はクンニが大好きで、私に向かって大きく足を拡げて、両手でオマンコを拡げて、クンニを待ちました。
地味で大人しい彼女がするその姿が、何とも恥辱的で、ガチガチに勃起しました。
早く舐めてとでも言いたげに私を眺めるあの目、思わず苛めたくなる感じでした。
オマンコを舐めてあげると、恥ずかしがりながらも気持ちよさそうな声を漏らし、それが凄く可愛らしくて、結婚して毎晩聞きたくなりました。
セックスは生、とにかく相性がいいからゴムで隔てられるのは嫌で、入れたら抱き合って結合間を楽しみました。
ピストンなんかしなくたって、繋がっただけで気持ち良かった彼女とのセックスでした。
付き合って2年、私は25歳、彼女は22歳、彼女は思いつめたような表情で、別れを口にしました。
しかも、彼女はこう言いました。
「あなたは、私じゃなくて、他に好きな人がいるのよ・・・これ以上は、心が持たないから、お別れしましょう。元気でね。さよなら・・・」
呆然と立ち尽くす私を置いて、彼女は去っていきました。
あまりの出来事に、ただ、彼女の後姿を見送ることしかできませんでした。
私は、自分のアパートに帰って、長い時間考えました。
心を落ち着けて、今、好きな人は誰なのかを考えました。
私たちが別れた半月後、それを知って、彼女の友達だった妻が、
「どうして別れ絶ったのよ。あんなにラブラブだったのに。」
と言ってきました。
その時、彼女の言ったとおりだったことを悟ったのです。
女性として好きだったのは、彼女ではなく、彼女の友達だった妻でした。
彼女とは、身体の相性が良すぎて、その地味で大人しい彼女の痴態のギャップ萌えもあって、彼女とのセックスがあまりにも魅力的で、好きだと勘違いしてただけでした。
振られたのは私でしたが、失恋したのは彼女でした。
後日、妻を飲みに誘って、酒の力を借りて、彼女との別れの一部始終を話しました。
「それで、誰が好きだったのか、わかったの?」
「今、目の前にいるんだ・・・」
「えっ!」
それが、彼女と別れて1か月のことでした。
導かれた答えをかみ砕いて、咀嚼し終えた頃、妻と付き合い出す前に、彼女にこのことを伝えて、誤って、ちゃんとお別れの言葉を言おうと彼女のアパートを訪ねると、空室になっていました。
メールしてみると、彼女は仕事を辞めて、田舎に帰っていました。
しかも、私が妻を好きだったこと、それを打ち明けて私と妻が付き合おうとしてること、全て、彼女はお見通しで、
「私、二人を祝福できないから、同じ街には居られなかったの。きっと、結婚するでしょ?二人の幸せな姿は、見るに堪えられないから、私は田舎に帰ったの。黙って居なくなってごめんね。」
と返ってきたから、
「俺こそごめん。さよなら。元気でな。」
と送り返して、メールを閉じました。
凄く哀しくて、アパートに帰ってずっと泣いていました。
妻に彼女とのやり取りを話しました。
すると、妻の携帯にも彼女からメールが来てて、私のことをよろしくと締めくくってありました。
私は、彼女に愛されていたのに、彼女とはセックスしか楽しんでなかったのかもしれません。
それは、妻とのセックスで気づきました。
妻とのセックスは、彼女ほどの身体の相性は無いから物理的な快感度は低いけれど、心を抱きしめるセックスだから、終わった後、心身ともに満たされるのです。
彼女とのセックスが終わると、あ~気持ち良かった~という感じで、心が置いてきぼりでした。
見た目は、地味だけど彼女の方が整った顔立ちをしています。
妻は、朗らかですが、美形というよりは、ちょっと幼顔で、ネコっぽい顔立ちです。
彼女が去って2年後、私たちが間もなく結婚するというタイミングで、彼女から、
「結婚しました。安心してください。」
とメールが来たので、
「おめでとう。幸せになってください。」
と返して、人妻になった彼女の連絡先を消しました。
私たちも結婚することは、知らせませんでした。
結婚して10年が過ぎ、今、妻とはとてもいい性生活を営めています。
相性というのは、初めから言い相性もあれば、続けていくうちに馴染んでくる相性もあると、妻とのセックスで感じます。
付き合い始めたときは、ピンクだった妻のオマンコも、今はすっかり紫色に変色して、いかにも人妻のオマンコという感じです。
そして二人のセックスは、新婚時代より今がとても良くて、夫婦のセックスは典礼を重ねるほどに良くなるんだと知りました。
きっと彼女も、旦那さんと馴染んだセックスを楽しんでいることでしょう。
先日、仕事で彼女が住んでたアパートの前を通って、彼女を思い出しました。
12年前、空室になった彼女が住んでた部屋の前に佇んだあの日の切ない思いを、なんとなく思い出して、胸がキュンとしました。
久しぶりに思い出した彼女との別れを、あんな別れもあるんだなと今更ながらに思い出し、そんな彼女との別れの経験談を、文章にしてみました。
そしてここに、彼女の幸せを祈ります。
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