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後姿がしょんぼりしてた友達に戻れなかった元カノ

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元彼さんから投稿頂いた「後姿がしょんぼりしてた友達に戻れなかった元カノ」。

元カノとは、嫌な別れ方じゃなくて、お互い納得ずくで奇麗に別れた。
元々は気の置けない間柄の女友達だったのが、男女の関係になって恋人になったものの、価値観の違いから結婚は無理っぽかったから、別れた。
最後に、思い出深い温泉旅館に再び泊りに行って、お別れ旅行した。


新幹線を降りて、ローカル私鉄に乗り換えて、その終点が温泉街で、2年前、恋人になってすぐに訪れた場所だった。
言わば、二人の始まりの場所で終わる、というもの。

懐かしい街なみを歩き、2年前に泊まった旅館に再び泊った。
最後のセックスは一度だけと決めて、チェックインしてすぐにハメてた2年前とは、違う雰囲気で過ごした。
夕方温泉に浸かり、夕食を食べて少し飲んで、もう一度温泉に浸かり、寝る前に二人の最後のセックスをした。
浴衣を脱ぎ、抱き合い、唇を重ね、舌を絡ませ、元カノを愛撫した。
クンニ…2年間愛したオマンコを脳裏に刻んだ。

フェラする元カノの頭を撫で、そして、正常位で交わった。
キス…ディープなキスをしながら、正常位で腰を揺さぶり、悶える元カノを抱きしめた。
二度と感じることができない元カノの喘ぎ、声、匂い、体温、記憶にとどめた。
シーツを握って仰け反る元カノを見つめながら、チンポを抜いて、元カノのへその少し上あたりに射精した。
最後の精液が、おへそに向かって流れていった。
俺は、ティッシュで精液を拭きとり、チンポを拭いて、元カノを抱き寄せた。

「終わっちゃったね…」
「終わっちゃったな…」
そのまま眠りに就いた。
翌朝目覚めると、元カノは身支度を整えて化粧をしていた。
その後ろ姿がとても淋しく見えた。
大部屋に朝飯を食いに行き、チェックアウトして、ローカル私鉄で新幹線の駅に行き、そこから戻ってきた。

駅に着いて、新幹線を降り、在来線のホームで別れた。
「それじゃあ、元気でね。さよなら…今度会うときは、友達で…」
「さよなら。元気でな。」
と言って別れた。
元カノは、奇麗に別れられれば、恋人から友達に戻れるタイプなんだが、俺は無理なタイプだったから、俺から連絡は一切しなかった。

だから元カノから、よくメールが来てた。
来たメールには返すけど、元カノは、本当に友達感覚で遊びや食事に誘ってくるけど、俺はいろいろ理由をつけて、一切応じることはなかった。
一度土曜の午前中、アパートに訪ねてきたけど、居留守を使った。
価値観が違ってっ結婚は無理だったけど、好きなままで、忘れられない元カノだから、別れた後に友達として会いたくなかった。
友達として元カノを見ることはできないから、恋愛関係が終わったら、赤の他人という一番遠い存在にしたかった。

留守だと思って帰った元カノから、メールが来た。
「今どこ?」
「実家。法事で帰省してる。」
と嘘を言った。
そっと玄関の覗き穴から外を見ると、玄関の前に元カノが立ってた。
つまり、俺の部屋で元カノ専用の着信音を聞かれてたわけで、居留守まで使われて避けられたことを知ったのだろう、それ以降、元カノかエア連絡が来ることはなくなった。
胸が痛かったけど、耐えられないから会いたくなかった。
しょんぼりしながら帰っていく、元カノの背中を見送った。

あれから20年が過ぎ、俺は結婚してアパートを出て、今は郊外に戸建ての中古物件を買って家族4人で住んでる。
今年、上の子が高校生になり、下の子のPTAと重なって、俺が高校のPTAに出向いた。
子供の高校で、元カノと再会した。
お互い四十路で見た目は変わってたが、面影と仕草は昔のまま、すぐに気づいた。
「20年前、俺は友達には戻れなかったんだ。友達の君は要らないから。気持ちが残っているうちは友達として見れないから、距離を置いたんだ。」
「私こそごめんなさい。別れたのに、馴れ馴れしくして。」

20年ぶりにモヤモヤが晴れた。
そして、二人とも幸せな結婚をしていることを知って、笑顔で別れた。
やっと本当のさよならができたような気がした。
だから、この次顔を合わせたら、笑顔で会釈する程度にしようと思ってる。
それは、恋人だった前の、懐かしい友人として…

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