元彼さんから投稿頂いた「16年前に突然送られてきた元カノからのメールの哀しい意味を知った日」。
大学卒業で別れて4年過ぎた頃、ずっと音沙汰無かった元カノから突然「誕生日おめでとう」メールが来たことがありました。
若い頃の情熱と性欲を燃やした忘れ得ぬ元カノでしたが、お互い地元に就職する約束で上京していたから、泣きながら最後のセックスをして、別れた元カノでした。
元カノが思い出になり、私にも結婚を意識する女性がいた頃のことでした。
もしかして、元カノは結婚が決まって、最後に思い出の元彼の誕生日を祝ってくれたのかな、と思いました。
だから、「ありがとう!」ってメールを返信しましたが、そのあとは何もありませんでした。
でもなぜか、その時、本当のさよならができたように思いました。
あの元カノの突然のメールから16年が過ぎています。
あのメールの後、現在の妻となる当時の彼女と元カノのセックスを比べて、彼女とのセックスを見つめ直したのを思い出しました。
性欲をぶつけるようなセックス、彼女が淫らに喘ぐ姿を見たいがために、少し焦らした意地悪なセックス、そうじゃなくて、愛のあるセックスをしなきゃと思ったのです。
元カノとのような、羞恥的で、情熱をぶつけ合うようなセックスする年じゃないと、あのメールで気がついたのです。
前戯も、優しくオマンコを舐めて、クリを撫でるように舐めて、大好きな人の大好きなオマンコを気持ち良くしたい一心でクンニしました。
そんな風に、彼女を愛情を持って抱くようになったら、彼女がどんどん奇麗になって、自分から「抱いて欲しい」と言うようになり、結婚に至ったのです。
だから、ある意味、
元カノの突然のメールには感謝しています。
そんな、元カノからのメールの真実が、最近分かったのです。
今年、大学を卒業して20年、ゼミの仲間から、大学に集まってみないかと誘われ、はるばる上京しました。
そして、そこで、元カノが突然のメールを送った本当の意味を知りました。
元カノ、16年前に亡くなっていました。
元カノは、私以外のメルアドを知る旧友にも、何らかのメールを送っていました。
そして、その2カ月後、元カノは息を引き取っていました。
あのメールは、余命を知った元カノの、元カノなりのお別れメールだったのです。
懐かしい面々と酒を酌み交わし、東京を離れるとき、元カノとの別れを思い出していました。
「元気でね。ずっと元気でいてね。さよなら・・・」
涙をポロポロ流しながら、私に手を振った元カノ・・・その時と同じ改札前に佇み、在りし日の元カノを思いました。
そして、青春時代を共に過ごし、情熱的な恋愛とセックスをした元カノの冥福を祈りました。
「素敵な青春をありがとう。君が輝いていたことは、忘れないよ。」
そう言って、新幹線のホームに向かいました。
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コメント一覧 (3件)
本当のお別れって、今生の別れだったとはね…
せつなくてさみしい思い出ですね。
彼女さんは別れた後もあなたのことを忘れられなかったのかもしれません。
本当に相思相愛の素敵な大恋愛だったのだと思います。
今の奥様はもちろん大切にして欲しいですが、彼女との思い出も忘れずに大切に胸の中にしまっておいてほしいと思いました。
哀しいね。
知らない方が良かったね。