元カノさんから投稿頂いた「忘れられない結婚したかった初めての彼」。
結婚28年、私53歳、夫は56歳になりました。
先日、娘が26歳で嫁ぎ、小ぢんまりした披露宴でしたが、華やかで、みんな笑顔で娘を祝福してくれて、とてもいい披露宴でした。
夫の目は潤み、23歳の息子は姉の晴れ姿に目を細めながら、写真を撮っていました。
そんな夫の姿を見ながら、もうひとり、私が愛した初めての彼を思い出していました。
短大一年生の私が、本気の恋に落ちた彼・・・
私が初めて素肌を晒した男性・・・
私は実家から電車で短大に通っていました。
毎朝、途中から乗ってくる彼はいつも私の隣あたり、そこは、同じ改札を抜けるのに適した場所なので、私と彼は同じ駅で降りていました。
彼は大学3年生、イケメンというわけではありませんが、すごく誠実そうな男性でした。
毎朝顔を合わせているうち、少しずつ彼に興味を持ち、5月下旬、帰りの電車を待つホームに彼の姿を見つけ、彼の隣に立つと、
「あれ?毎朝一緒になる子だよね?」
と声をかけられ、彼が降りる駅まで少しお話ししました。
その後、毎朝彼とお話しするようになり、ある土曜の朝、
「今日、授業は午前中で終わりだよね?一緒にランチどう?」
当時、土曜日は午前中は学校や仕事がある半ドンという時代でした。
携帯電話もありませんでしたから、待ち合わせの時間と場所を決め、会っていました。
彼は、私と出る配流だった短大の先輩と付き合ってて、この春、その彼女の卒業で別れたといいました。
あの日から、土曜の午後と日曜は、彼と過ごすようになりました。
そして、梅雨明けの土曜の昼下がり、彼のアパートに上がり込むと、抱き寄せられ、初めてのキス、そして、裸にされて、アソコを見られ、弄られ、彼に処女を捧げました。
好きな人と一つになれた感動、今も忘れられません。
あの日から、少しずつ快楽を覚え、どんどん彼に夢中になっていきました。
アソコの中で感じるようになると、彼に抱たくて体がうずきました。
彼にアソコをかき回されたい、恥ずかしい姿を見られたい、そして、いつか彼のお嫁さんになりたいと願うようになりました。
彼は、彼の地元に就職を決めました。
そのことを告げられ、
「君と付き合えるのも、俺が卒業するまでになっちゃったな・・・」
この日から、お別れのカウントダウンが始まりました。
そして、そのカウンターが1になった日、彼との最後のセックス・・・とびきり優しく、とびきり淫らに、そしてとびきり切ないセックスでした。
カウンターが0の日、彼は新幹線の改札の前で、
「俺と付き合ってくれてありがとう。俺、一人っ子だから、帰らなくちゃならないんだ。本当は、君を連れていきたいけど、君には君の人生があるし、お別れだ。さよなら・・・」
「ずっと忘れない。元気でね。さよなら・・・」
改札を抜けた彼が、エレベーターに乗りながら手を振り、そしてその姿が見えなくなりました。
彼のお嫁さんになりたかった・・・その思いが、私の中にずっと残り続けました。
彼にも彼の人生がある・・・仕方がないと諦めました。
娘の披露宴で、ボーっと結婚したかった彼のことを思い出していました。
目を潤ませている夫を見て、彼を思いました。
別れて33年、55歳の彼も、花嫁の父になって泣いているでしょうか。
それとも、まだでしょうか。
彼のことは今でも忘れられませんが、別れた後の彼のことや、彼が今どこでどうしているかなど、何も知りたくはありませんでした。
私は夫と生きていくんだと、心にそう決めたからです。
披露宴の後、息子は翌日遊びに行く用事があるとかで、実家に泊らず帰ってしまいました。
息子は昨年から、新幹線で一駅のところにある支店勤務で、アパート暮らししています。
だから、娘が嫁いだ夜、私と夫は二人きりでした。
夜、夫は私を抱き寄せ、
「あいつも今頃、旦那に可愛がられているかな・・・」
と言って、私を裸にしました。
56歳の夫は結婚して28年、出会って31年になります。
31年前、夫に見染められ、熱烈な告白を受けました。
彼と別れて2年近く過ぎて、まだ携帯電話のない時代、別れて以降は一切の連絡手段がなく、完全に思い出になっていました。
夫に告白を受けたとき、彼と過ごした時間と、彼と会えなくなってからの時間が同じになった頃で、こんなに愛されるなら、夫と向き合ってみようと思いました。
夫は私の身体を知り尽くし、数分で大洪水にされます。
夫は、私の足を開き、アソコを舐めてくれます。
舐められて一度逝かされ、その後挿入されるから、敏感になった身体はどうしても激しく反応してしまいます。
53歳になった私が、もう閉経したおばちゃんの私が、恥じらいを捨てて快楽に身をよじり、アソコの奥深くに夫の精液を注がれる・・・なんて素敵なことでしょう。
娘も新婚初夜を迎え、旦那さんに抱かれて悶えていたでしょう。
新婚旅行は国内ですが、ゆく先々で娘は毎晩喘いでるでしょう。
女の喜びを知った女が、好きな男に抱かれればどうなるか、娘だって同じ女です。
娘が幸せになってくれることを祈ります。
彼もまた、幸せになっていることを願います。
そして今でも、彼が私のことを忘れないでいてほしいと思います。
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コメント一覧 (1件)
ずいぶん昔の恋ですね。