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若い頃にあの娘と過ごした思い出のまちに再び

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古い元彼さんから投稿頂いた「若い頃にあの娘と過ごした思い出のまちに再び」。

遠い昔に暮らしていた地方都市に、四半世紀ぶりに舞い戻った。
このまちを離れたときはアラサーだった俺も五十路、子供も巣立ち、女房と二人でやってきた。
まちの真ん中に小高い山が鎮座し、そのふちをせせらぎが流れ、せせらぎに沿って遊歩道が続き、休日はよくあの娘と散歩したのを思い出す。


女房と借りた家は、新幹線の駅から私鉄で6駅、郊外の住宅地に佇む平屋の戸建て。
せせらぎのある遊歩道までは歩いていくには遠すぎたから、車で行ってみた。
せせらぎから100mほどの国道沿線はだいぶ様変わりしてたが、せせらぎ沿線は、まるで四半世紀昔にタイムスリップしたようにあの頃のままだった。

近くのコンビニに車を停め、遊歩道を歩いてみた。
見覚えのある家々、小高い山に続く参道、俺が住んでたアパート、そしてあの娘が住んでたアパート…小鳥のさえずり、木々のざわめき…懐かしかった。
俺の部屋で、あの子の部屋で、愛し合った日々…
もう、二度と帰らないあの日、あの頃を思い出していた。
俺は、22歳から27歳まで暮らしたまちなみをスマホで撮影して歩いた。
楽しかったこと、哀しかったこと、全部覚えている。

俺がこのまちに来たのは、就職して配属された営業所があったから。
営業所と言っても、所長以下2係11人しかいなかった。
慣れないまちで、最初の2年は恋人もできず、まだ携帯電話などないころ、大学卒業で別れた元カノとは音信不通だった。
俺は、休日は遊歩道を歩いたり、鎮座する小高い山を散策して過ごした。
このまちに来てそろそろ2年という3月初旬、孤独にもまちにも慣れた頃、あの娘と出会った。
あの娘は短大出て1年目、3歳年下の21歳だった。

小高い山を散策していた俺は、奇妙な祠を見つけ、しげしげと眺めていた。
するとそこへあの娘が近づいてきて、
「この山は、信仰の山なんですよ。たくさんの歴史資源が散らばってるんです。」
と話しかけてきた。
俺は、歴史には興味なかったから、
「ああ、そうなんですか…」
と言って振り返ったんだが、そこには、細川直美に似た可愛い女の子が立っていた。
なので思わず、少し興味ありそうな雰囲気を醸してみた。
それが、あの娘との出会いだった。
あの娘は、このまちにあるカトリック系の短大を出て、そのままこのまちに就職した。

歴史文化が好きなあの娘は、この小高い山に魅了されてこのまちに残った。
ここから、俺とあの娘の物語が始まった。
休日は二人で山歩きをするようになり、カメラ好きの俺は、まだデジカメがなかったあの頃、ニコンF3で様々な歴史資源を撮影してあげてた。
次第に親密になっていった俺たちは、初夏のころ、ついに一線を越えた。
細川直美に似た可愛いあの娘には、短大時代に彼氏がいたようで、処女ではなかった。
まだ21歳なのに、一物の扱いが上手く、フェラも上手だった。
恥唇は小ぶりだったが、縁が薄紫になっていて、恥穴はそこそこ使われていそうだった。

あの娘は嬉しそうに、生の一物を受け入れた。
自ら腰を揺さぶり、官能を甘受していた。
山を散策しているときの、爽やかなイメージとはかけ離れたその嬌態に興奮した。
俺の精液を浴びて、嬉しそうに微笑むあの娘とは、休日はいつもどちらかのアパートで過ごすようになった。
昼間は山を散策し、夕方買い出しに出かけ、夜はどちらかのアパートで飯を食い、風呂に入ってタップリ愛し合った。

盆と正月、お互い実家に帰省して戻ってくると、すぐさま俺のアパートへやってきて、玄関を閉めた瞬間、いきなり激しいキスをしてきた。
俺はスカートに手を忍ばせると、パンティは湿っていて、恥穴に指を入れると濡れていて、やがて俺の手はあの娘の愛液でグチョグチョになった。
「ぁぁ… だめぇ…」
あの娘は限界で、俺もガチガチで、もう、あの娘を抱き締め、玄関で立ちバックで挿入した。
一物を伝って、愛液が玄関に滴った。

玄関前を誰かが横切るのが見えた。
あの娘は声を押し殺した。
切ない声が漏れ、あの娘は玄関の扉に手をついた。
息もハァハアと荒く乱れ、ついに彼女は膝から崩れ落ちていったから、慌てて支えた。
支えながら反転し、扉からキッチン側へ彼女を移動させ、うつぶせにして腰を振ると、激しく痙攣してあの娘は果てた。

俺の住んでたアパートは、玄関を開けたらキッチンで、その奥に六畳のリビングがあり、その隣が六畳の和室で寝室にしていた。
あの娘がエプロンつけて飯作ってるとき、後ろから抱き着いてパンティ下ろして立ちバックしてたけど、玄関でやったのはあの一回だけだった。
普段は和室に布団敷いて、普通に愛し合っていた。
いつか、結婚するものと思っていた。
でも、交際2年半のころ、一気に終わった。

あの娘の部屋で、あの娘が押入れを開けたとき、上の方からせんべいが入っていたと思われる四角い缶が落ちてきた。 
床に落ちた缶は蓋が開き、中から数十枚の写真が出てきた。
床に散らばった写真は、麻縄で屈辱の大股開きに緊縛され、恥穴を晒すあの娘の姿だった。
V字開脚、M字開脚、全裸だったり浴衣だったりセーラー服だったり、まだ制の開館を知ったばかりのうら若き短大生が、はしたない姿を晒していた。
セルフタイマーで撮ったのだろう、白髪頭の初老の男に犯されている写真もあった。
暫く、時間が止まったようにシーンとなった。

「こ、これ…」
「見つかっちゃったね…この人、あの山の歴史に詳しい学者さんで、短大時代に一緒にいるうち、上手にマゾ調教されちゃったの…でも、私にとって初めての男性だから…」
そう言いながら、写真を集めて四角い缶に戻してた。
「こんなの見たら、もう、汚らしくて私のこと抱けないよね。お別れしよっ…」
あの娘が悲しそうに笑った。
そして、あの娘は俺のバッグを俺に押し付けるようにして、出ていくよう促した。

玄関まで押されて、
「今までありがとう。わたしを愛してくれてありがとう。あなたのこと、忘れないから。さよなら…元気でね…」
「さ、さよなら…」
押し出されるように玄関から外へ出た。
玄関の向こうで、泣きじゃくる声が聞こえた。
胸が張り裂けそうだった。

まだデジカメが無かったあの時代、無修正のエロ写真を現像するには、よほど昵懇の写真屋がなければ無理だった。
その学者とやらは、それができたのだから、あのような写真はあの娘だけではなかっただろう。
でも、あんな白髪頭のスケベジジイに若い体を弄ばれた写真を見られては、恋人どころか、友達にも戻れなさそうだった。
俺は、アパートに帰って膝を抱えて泣いた。
あんなの見られてからは、あの娘は、俺と顔を合わすのも嫌だろうなと、そう思った。

年が明け、帰省から帰っても抱きついてくる人のいない正月明けを迎えた。
俺は、営業所に来て5年目だったから、移動願を出していた。
あの娘の前から、消えてやるのがせめて俺ができることだと思った。
荷造りしてたら、あの娘の下着や着替え、化粧ポーチが出てきた。
俺は、引っ越しの日、それらをビニール袋に入れて、あの娘のアパートの部屋の玄関の取っ手に引っ掛けて来た。
「さよなら…俺、消えるから安心して…」
そう呟いて、あの娘のアパートを後にした。

このまちを出たのは27歳の時だった。
24歳のあの娘を残して…
あの後、あの娘は、俺のアパートを訪ねただろうか?
もし訪ねていたら、俺がいなくなってホッとしただろうか?
それとも、消えちまった俺を思って泣いただろうか?
そんなことを思いながら、あの町を離れて、隣県の大きな地方都市の支店に赴任した。
そこで女房と出会い、暫くはその支店の中で異動してた。
今回、再びこのまちに来たのは、このまちの営業所と隣接市町の営業所が統合して、このまちの営業所が支店になって、俺は副支店長として舞い戻った。

あの娘は、まだこのまちにいるのだろうか?
このまちで結婚して、このまちに根差したのだろうか?
それとも、故郷に帰ったのだろうか?
あの娘が住んでたアパートの前で、そんなことを思った。
俺はコンビニに戻り、缶ビールを数本買い込んで、帰路についた。
家に帰り、長年連れ添う女房とビールを飲んで、俺にはこの女で良かったんだと素直に思った。
そして、あの娘が今幸せでいることを願った。

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コメント一覧 (2件)

  • 哀しいエピソードなんだけど、僕が大学生の頃にいた街に似てる。
    小高い信仰の山=信夫山
    せせらぎ=秡川
    もしかして福島市?

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