元彼さんから投稿頂いた「ロリマンが幼気な元カノの思い出が残る街」。
最後にメールを送ってから20年…
この街を去るとき、そのことだけでも伝えようと、元カノにお別れのメールを打ったんだ。
でも、案の定、返事が返ってくることはなかった。
「やっぱり…連絡ないや…」
そう呟き、この街を後にした。
あれから20年、出張で元カノと過ごした街に舞い戻った。
仕事が終わったのが夕方6時、宿にチェックインして懐かしい街に出た。
あの頃あった店、結構無くなってた。
元カノと行ってた居酒屋も、無くなってて寂しかった。
翌日、元カノとよくデートした小径を歩いてきた。
昭和の雰囲気が残る小径は、あの頃のままだった。
書生さんが暮らしてそうな部屋があるお屋敷が懐かしかった。
小径を抜けると警察署があって、元カノがいつも敬礼しながら、笑って俺についてきたことを思い出してた。
初めて、この人と一緒にいると幸せだと思えた人だった。
俺の生きがいだった。
抱き寄せると、米糠のような甘い匂いがした。
横から見たときの、お尻から越し、背中のラインが小学生みたいに可愛かった。
小柄で、おっぱいも小振りで、陰毛も薄く、ロリマンだった。
処女膜は中二でレイプというおぞましい失い方をしたが、健気に生きていた。
俺と出会った時、高校を出たばかりだったが、中学生に見えた。
「あたし、処女膜無いから…」
哀しそうに、悲惨な過去を話した。
俺は、元カノを愛し、ロリマンを愛で、快楽を教えた。
キツく浅いロリマンは、激しく腰を使うと漏れてしまうほどで、根元まで入れると子宮口にカリが切っかかった。
女子中学生とセックスしているような禁忌感、でも、愛しさに溢れた。
こんなに幼気な女の子とセックスしている自分が、信じられなかった。
その幼気な女の子が、官能の声を漏らすのもまた、信じられなかった。
いつか、お嫁さんになって欲しいと言いながら、嬉しそうに微笑む元カノを抱いた。
交際も3年が過ぎ、本当に結婚を考え始めた頃、元カノが倒れたと連絡があった。
元カノの身体を、病魔が襲っていた。
暫く会えず、やっと会った時は、
「ごめんね。あたし、やっぱりお嫁さんにはなれないや…もっと、身体の丈夫なお嫁さん、探してね。残念だけど、お別れ…元気でね…さよなら…」
元カノは、空気の奇麗なずっと田舎の療養所へ行ってしまった。
元カノは両親に俺が恋人だと話したんだろう、うなだれた俺を見て、泣きながらお辞儀してた。
俺は、支社に異動願を書いた。
元カノの思い出が残る街に、に凝っていることが辛かった。
俺は、元カノの思い出から逃げるように、この街を去った。
今、20年が過ぎて、元カノが生きているのか、この街に戻っているのかは知らない。
元カノの実家は、違う人が住んでたから、もう、この街には居ないかもしれない。
それでも、20年過ぎても、この街には元カノの思い出が残っていた。
生きることの意味を教えてくれたのは、元カノだと思う。
くじけそうになった時、元カノを思い出すと前向きになれた。
そんな時、元カノと過ごしたあの時の気持ちが、俺を支えていることを知る。
嫁に優しくできるのも、元カノのおかげだ。
一緒にいることが当たり前じゃなくて、素敵な瞬間なんだと思えるのは、元カノのおかげだ。
駅から、街並みを眺め、元カノに「ありがとう」と言ってみた。
そしたら、21歳の元カノの面影が、フッと過って、消えた…
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コメント一覧 (2件)
想像を張り巡らされる物語
どう転んでも切ない
うーん、哀しい。