懐古男さんから投稿頂いた「クリ責めに愛があるのか分からなくて別れた元カノ」。
結婚してからも、ずっと忘れられないでいる元カノがひとり。
お互い大好きで、セックスも大好きで、特に元カノはクリを責められるのが大好きだった。
元カノの一番好きなクリ責めは、クンニだった。
元カノの話しだと、指の腹でクリを擦られるのは、かなり興奮状態にないと痛いそうです。
俺もクンニが好きで、歴代の元カノ、嫁さん、みんなにクンニしてきた。
何が好きって、女が仰向けで足をガバッと広げて、マンコ丸出しにしてる恰好がたまらない。
女として、あれほど恥ずかしい格好は誰にでもできるわけじゃないし、それをしてもらえる男に慣れていることが嬉しい。
最初は優しく撫でるように、その後少し吸いながら皮の中から引き抜くようにして、最後に舌先で剥けたクリを転がすように舐める。
こうすると、クリが硬く勃起して、こうなれば指で撫でても快感に仰け反るようになる。
元カノは、クリ責めにハマり、俺はクリキャップなるものを購入して、元カノのクリを吸い出すようになった。
クリキャップをある一定時間吸い付かせると、クリは斬時剥けっ放しになるから、そこをローターで責めると元カノは悶絶、潮噴いて白目剥いてしまう。
そのうち、セックスよりもクリ責めが主体となって、俺が満たされなくなっていった。
ある日、俺と元カノは、セックスの向き合い方がおかしいことに気付いた。
俺と元カノがやっていることは、性行為ではあるが、愛し合う男女が愛を確かめ会うセックスではなく、SМプレイだった。
そこに、愛があるかどうかが、俺と元カノにはわからなかった。
男に大股開いて手首と足首を縛られて、恥ずかしいクリ責めに潮噴きで応える俺たちって、エスカレートしすぎだと気づいた。
とても清純そうな元カノ、普段の元カノとあまりにも乖離した姿に、俺たちは怯え始めていた。
変態カップル…俺たちは、本当にそうなることを恐れて、別れた。
「お互い、次の恋では道具を使うことなく、ノーマルな性愛をしよう。」
「ええ、そうした方がいいわね。気付かせてくれてありがとう。このままじゃ私、変態マゾになっちゃうところだった。」
「それじゃあ、元気でな。さよなら。」
「あなたもね。さよなら。」
手を振り、振り向かない約束で、お互い背を向けて歩き出した。
あれから、もう20年以上過ぎた。
俺には、嫁さんと、高校生と中学生の子供がいる。
先日、仕事で隣の県の海辺の町に出張した。
駅前を歩いているとき、あの元カノと偶然すれ違った。
地元じゃなく、こんな所ですれ違うなんて…
あれ?と思い、すれ違う時一瞬目が合ったけれど、あの元カノだとすぐに解った。
長い時間がお互いの姿を変えたけど、歩く姿、仕草にある特徴は昔のままだった。
多分、向こうも気付いたと思う。
でも、俺は振り返らなかったし、きっと元カノも振り返らなかったと思う。
すれ違う時、目が合った直後、元カノの左薬指に指輪を確認した。
きっと元カノも、俺の左薬指の指輪を確認したはず。
別れてかなり時間が過ぎてるけど、お互いのことは理解しているつもりだった。
幸せな結婚をしているから、指輪をしているんだと…
そこに、遠い昔の忘れ得ぬ元恋人が入り込む余地などないのだ。
でも、もしもこの先…
遠い将来…
抱いた女の記憶、抱かれた男の記憶、当たり前に抱き合っていた時の感覚、そんなことを考えなくなる時が来るだろう。
お互いを異性として意識しなくなるような、そんな年頃になって、もう一度再会するような奇跡が起きたなら、声を掛けてみようと思う。
昔の元恋人としてではなく、遠い昔、共に青春を過ごした懐かしい友人として…
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そこに、愛はあるんか?