よだかさんから投稿頂いた「部活動が終わった後に」。
放課後の校舎。
部活動も終わると吹奏楽部の演奏や陸上部の走る音も無くなる。
それが夕方の冷たい空気と合わせり殊更に寂しさを感じさせる。
部長を務める水泳部の日誌を顧問に渡し、私は更衣室で細やかな自由を得る。
他の部員は既に帰宅の途に着いているので憚る事なく水着を剥がしていく。
濡れた水着と肌に纏わり付くような密着感。
それらから解き放たれた心地良さと何も身に付けていない事の心許なさが私を昂揚させていく。
室内に僅かに残る湿った空気に部員たちが浴びたシャワーの名残を感じながら、友人達と比べても大きいと思っている胸と肌に張り付いたままの陰毛も顕にシャワー室へと向かう。
シャワー室にはまだ蒸気が漂っていた。
その中を歩き入り口から一番近いシャワーを使う。
落ちてくるお湯を浴びると身体が冷えていた事を改めて実感する。
部長としての役割をこなすのは大変ではあったがこうしてシャワー室を独占出来るのは素直に嬉しいものがあった。
一頻り身体を清めたあと、私は自分の胸に手を伸ばす。
これは部活動の引退も迫ってきた時にその切なさを鎮める為に始めた行為だった。
手に余る胸を揉みしだき桃色の先端を指で挟めば自分のものとは思えない喘ぎ声と一緒に胸を締め付けるような想いも吐き出されていく気がする。
左手を胸に残したまま脚の間に手を伸ばせばそこはお湯とは違う湿り気があり、微かに桃を思わせる匂いがした。
男性経験などない身としては外から弄るだけでも充分であり、行為に及んで絶頂に至るまで左程の時間も要しないのが常だった。
絶頂に至ると腰が抜けたようになり降りかかるお湯もそのままに壁に身を預けて息を整える。
心地良い脱力感とともに尿意を催す事が多々あり頭の中に靄が掛かったような思考では場所を移して行うなどという考えにはならず、半ば漏らすような形でしてしまうがそれもまた快感であり再度指を伸ばす誘惑となった。
再び身体を清めて制服を着直し、あと何度この行為に浸る事が出来るかを数えながら更衣室を後にし顧問へと鍵を返しに職員室へと向かった。
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