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同棲と結婚の違いを考えさせられた彼女の連絡先

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昔の彼氏さんから投稿頂いた「同棲と結婚の違いを考えさせられた彼女の連絡先」。

俺は結婚前、元カノと同棲した経験がある。
最初の同棲は高専4年の時、俺がいた高専は、3年までは寮、4年から寮を追い出されるから、実家が通学圏内にない学生は、アパートを探さねばならない。

俺がアパート探しをしていると、不動産屋でよく同じ女の子と一緒になってた。
俺は建設系の3年だったが、彼女は建築系の3年だった。
いつしか情報交換するようになって、そのうち、こういうのがイイねとか、こっちの方がイイねとか話しているうちメッチャ仲良くなり、じゃあ、一緒に住もうかとなった。
今考えると、無謀だった。

学生の身分で同棲をはじめた夜、風呂上がりの彼女のいい匂いと、バスタオルを巻いただけの姿にフル勃起、思わず押し倒してしまった。
「ちょっと待って、ちょ、アァン…」
無理やり股開かせて、むしゃぶりついた。
初めて見たオマンコに興奮して、生のままチンポをあてがったら、
「ちゃんとゴムして!それに、私初めてなんだから…もっと優しくして…」
涙ぐんだ彼女に、
「ゴメン…俺も初めてなんだ…」
とうなだれた俺。

コンドームなんか持ってなかったから、この日、セックスは中止で、彼女に手で扱いてもらって射精した。
18歳の処女が初めて射精を見て、
「キャッ!」
って言いながら、精液を浴びて呆然としてた。
翌日、学校帰りにコンドームを買ってきて、キスから愛撫、クンニしてフェラという順番をたどり、処女のオマンコへ童貞のチンポがメキメキとめり込んだ。
あの時の一部始終を俺は忘れない。

何度かセックスを経験した俺たちは、次第にことを掴んでいき、それと同時に快楽を覚えていった。
男と女が裸で抱き合い、恥ずかしい性器を舐め合い、一つに繋がればそこには淫猥な男女の姿と快楽がまみれ、覚えたての蜜の味に酔い痴れた。
毎晩セックスしまくって、コンドームの消費量がバカにならなかった。
シーツも汚れるし、バイトしてコンドームとシーツを買い溜めた。
休日には朝から晩までヤリッぱなし、結んだコンドームが7個も8個も並んだ。
男女の関係になると、学校でも二人の雰囲気は親密な「デキてる」感に包まれ、5年生になる頃には同棲の噂がはびこり始めた。

4年生の間にかなりの回数をこなした俺たちは、5年生から生入れ解禁にして、膣外射精をするようになった。
これで、コンドーム代の削減に成功、買い溜めたシーツのやりくりで済むようになった。
そして、ゴム越しでない生の快感は、直接繋がっている充実感となって、相手への愛情が深まっていった。
妊娠するかもしれない危険な行為を受け入れてくれるほど、信頼されているという思いが、彼女を愛しく思わせていった。
彼女もまた、この人の精液でなら、妊娠してもいいと思っての生入れ許容だったから、俺にしがみついて喘いでいた。

愛し合う二人だったが、他人が一つの部屋で暮らす以上、意見が食い違うことや、習慣が違うことで揉めることもあった。
俺は次男坊だったから帰郷せず、高専のある街の建設会社に、彼女も帰郷せず高専のある街の工務店に就職を決めた。
そして、卒業まであと2か月の頃、
「これからどうする?このアパートから通勤するかい?」
「私、このアパートを出ようかと思うの。工務店の近くに、良い物件があったの。」
「そうか…じゃあ、俺もここを出ていくよ。通勤に便利なところへ越すわ…」

卒業後、俺と彼女はそれぞれ新しいアパートへ引っ越して、同棲を解消した。
そして、サヨナラは言わなかったけど、その時が俺と彼女の別れだった。
好きだったけど、一緒に暮らしてみて、嫌なところ、我慢できないところが色々あった。
若すぎたのもあったけど、それはお互いさまで、他人が一緒に暮らすのがどれだけ大変か思い知らされた。
途中で同棲を解消しなかったのは、仕送りしてもらってる分際で、軽々しい引っ越しは出来なかったから。
荷造りしながら、2年間の同棲の楽しかった思い出だけを話した。
「そんなこともあったよね~」
と笑い合った。

それぞれの荷物を運び出し、アパートを出た二人は、
「それじゃあ。元気でな。」
「元気でね。じゃあね。」
と言って手を振った。
結局、俺も彼女も相手に引っ越し先を教えないまま、相手の引っ越し先を尋ねないまま、別れた。
それなのに、サヨナラを言わなかった。

引っ越し先で荷物を解きながら、、
「お別れ、ちゃんとできなかったなあ…」
と呟いたら、部屋に彼女がいない寂しさと喪失感に、涙がジワ~っと溢れてきた。
嫌いになったわけじゃないから、サヨナラと言えなかったけど、でも、彼女と離れたら、寂しさの向こう側に、どこかホッとした自分もいた。
お互いのメルアドは知ってるし、電話番号も知っているけど、かけなかったし、かかってくることもなく、新しい日常が過ぎていった。

就職して、新しい恋をして、そして失恋して、新しい失恋が彼女との2年の同棲を遠い思い出にした。
そして、傷心の俺を優しく慰め、元気づけてくれたのが今の嫁だった。
俺25歳、嫁22歳で付き合いだし、2年後に結婚して、現在、嫁と暮らして10年になった。
嫁との恋愛は、慰められてうれしくて、元気づけてくれた嫁に何となく恋して、嫁はと言うと、俺が好きだから慰めてくれたようで、何となく、ホンワカした恋愛だった。
彼女の時みたいに、勢いで同棲して、セックスに興味津々で猥褻な性行為に、それが燃え上がるような恋だと錯覚してたのかもしれなかった。

嫁とは、燃え上がらなかったけど、将来を見据えた落ち着いた付き合い方が出来てた。
お互いを尊重し、セックスも自分の快楽より、相手に気持ち良くなってもらいたいという思いでしてた。
だから嫁とは、結婚して0年過ぎてもまだセックスが続いてる。
子供がいるから、寝静まらないとできないけれど、レスになることは無かった。
そして、時々彼女の事を思い出す。
嫁と一緒に生活してて、同棲と結婚の違いって何だろうとか、考えることがある。

赤の他人が一緒に住めば、いろんなことが合わないとわかる。
付き合っているときには気づけなかった、相手の嫌な癖を見つけることもある。
だからといって、結婚前に同棲して、相手を知ったから、結婚に至らず別れて良かった…ということにはならない。
誰と結婚したって、嫌なところや合わないところは必ずあるものだ。
そこは、同棲も結婚も同じ。
結婚は、社会的に認められた同棲で、セックスすることは社会的に奨励され、生活も家庭という社会的責任の中で、相手を許しながら人生を共に歩んでゆく。
同棲は、夫婦でもないのにセックスに明け暮れるので後ろめたさが付きまとい、相手が許せなければ、同棲を解消するだけ。

俺と彼女は、結婚を見据えた仲ではなかった。
ともに人生を歩むべき相手という認識ではなく、セックスを楽しむ相手だった。
だから、嫌なところが鼻についたけど、でも、相手の唇が「サヨナラ」と動き出すのが怖くて、自分も言えなかった。
今思い返すと、あまりにも未熟で、幼い恋だった。
その彼女と別れて、もう、17年になる。
先日、仕事で高専を訪ねた帰り、彼女と2年暮らしたアパートに寄ってきた。
アパートはあの頃のまま、あの頃の2人が住んでいそうだった。
思い出は美しいまま、哀しいし持ちは消え去り、ただ、懐かしい青春の甘酸っぱい香りだけが漂っていた。

スマホには、ガラケーから引き継がれた彼女の連絡先が残っている。
この17年、一度も連絡を取っていないけど、消そうとはしなかった。
なぜなら、彼女もきっと消してないだろうと思うから。
そして、俺も彼女も、スマホに残る連絡先にこれから先、絶対に発信することは無いことも分かっている。
なら、どうして消さないし、彼女も消してないだろうと確信できるのか。
それは、俺と彼女はサヨナラを言ってないから。
もし、どこかで偶然再会して、サヨナラと言ったなら、お互い笑顔で連絡先を消せるような気がする。

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