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元妻と過ごした最後の夜の思い出

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元夫さんから投稿頂いた「元妻と過ごした最後の夜の思い出」。

元妻と離婚したのは8年前です。
結婚生活3年目の29歳の時、私にかなり遠方への転勤の内示がありました。
当時は、赴任先と東京を行き来するのには、新幹線と在来線を乗り継いで片道5時間かかり、交通費もバカになりませんでした。

なので、元妻には、仕事を辞めてついてきて欲しいとお願いしましたが、元妻は仕事を続けたい意向が強く、しかもその仕事が佳境に入ったところでした。
私たちは、仕事が落ち着くまで子供を作らなかったので、話し合って、夫婦関係を解消することにしました。

荷物を赴任先に借りたアパートに送った後、二人で過ごした夫婦最後の夜、忘れられません。
元妻と最後のセックス、お互いの性器を舐めあい、その味、感触を脳裏に刻みました。
抱き合って、キスしながら一つになり、最後の快感に身を委ねました。
元妻の膣の感触、もう二度と味わえないと思うと、とても残念でした。
腰を打ち付けるたびに揺れる胸、喘ぐ声、喘ぎ顔、愛しさに溢れました。
愛液が奏でるイヤらしい音さえ、思い出にしようと聞き耳を立てました。
きつく抱き着き、舌を絡ませながら唾液を交換しました。
最後の精液を元妻のへそのあたりにばら蒔いて、夫婦最後の営みを終えました。

翌朝、最後の朝食を食べて、一緒に洗い物をして、一緒に部屋を出ました。
元妻は仕事へ、私は赴任先へ向かうために東京駅へ、離婚届を元妻に託し、最寄り駅でお別れしました。
「じゃあな。短い夫婦生活だったけど、嫌いで別れるわけじゃないんだ。困ったことがあったら、連絡くれよな。さよなら・・・」
「ええ、あなたも困ったときは頼ってね。さよなら。元気でいてね。」
私と元妻は、それぞれ反対方向の電車に乗って、お互い車内から見つめあいながら、すれ違うように見えなくなりました。

単身赴任するにはあまりに遠距離で、離れ離れになるくらいなら、夫婦じゃないと私から離婚を切り出しましたが、別れて数年は、ふとした瞬間に元妻を思い出しました。
無理だから復縁したいとは思わなかったのですが、結婚生活を思い出す時の元妻は、いつも笑っているんです。
やっぱり、相思相愛でしたから、元妻のことは記憶に残り続けました。
離婚して1年半の頃、本社へ出張があって上京した際、どうしても元妻と住んでたアパートへ足が向いてしまいました。
たった1年半なのに、懐かしさでいっぱいでした。

平日の昼間でしたから、元妻は仕事でいないだろうから顔を会わせる心配もなかろうと、1年半前まで住んでいたアパートの部屋の前に佇みました。
表札、俺の姓でも元妻の旧姓でもなく、全然違う姓が掲げられていました。
元妻、部屋を出ていました。
夫婦の思い出が溢れる部屋にいたくなかったのでしょうか。
切なくて、辛くて、部屋を出たのでしょうか。
元妻の心境を思ったら、胸が締め付けられましたが、私は、
「まあ、一人で住むには広すぎるしね・・・」
と呟いて、思い出深いアパートの前から立ち去りました。

元妻の行方が分からなくなったことで、私は、当時親密になりかけてた女性と、正式に交際を始めました。
そして4年前、私は33歳で28歳のその女性と再婚し、現在2歳の娘と3人家族です。
赴任先では、内部異動しかなく、8年間ずっとこの街にいます。
平凡ですが、穏やかな幸せの中、暮らしています。
今でも時々元妻を思い、どうしてるかな、幸せになってるかなと、どこに居るかさえわからない元妻に思いを馳せることがあります。

結局、別れてから一度も元妻とは連絡を取りませんでした。
寂しい時、辛いときもありましたが、その時、一番心配をかけたくないのが元妻だったから、連絡しませんでした。
きっと元妻も、同じ気持ちだったんだと思います。
スマホには、まだ元妻の連絡先が残っています。
連絡しようとは思いませんが、絶対消さないでおこうと思っています。
いつか元妻と再会できたら、子供の話、もしかしたら孫の話を笑いあって話せたらいいなと思います。
ここに、元妻の幸せを願って、投下します。

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コメント一覧 (6件)

  • 今は、怖い事ばかりがいっぱい起きて、幸せわからないよ…

    消えちゃいたいって気持ちが、ずっと、ジャムを作ってるお鍋みたいに、ふつふつふつふつなってて、

    お話読んで、お互いに嫌いになったわけじゃないのに…離れ離れならないといけないの…心が引き裂かれるみたいに辛くて、悲しいね…って、本当に、本当に思ったよ…。

    あなた…不条理に、私…心耐えられるかどうか、わからないよ…遠くお空に消えちゃいたいよ…

    あなたみたくなれたいけど…あなたみたく、私まだ強くないよ…

  • 霧みたいに、私、消えちゃえばいいのにね…消えてなくなっちゃいたいよ…

  • 元妻さんの職場へ行けば、消息がわかったんじゃないかな?

    • 深追いはしない方がいいのです。
      きっとアパートを出たんじゃないかと思って、諦めるために見に行ったんだと思いますよ。

  • 大切なメモリアル。
    コレでいいんです。
    別れは先に進む為の、糧にしなければ。
    苦い苦い思い出も一つくらいあった方が、人生ってモンですよ。

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