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御令嬢と俺とは釣り合わず結婚できなかったあの頃

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バブル男さんから投稿頂いた「御令嬢と俺とは釣り合わず結婚できなかったあの頃」。

俺が地方都市の市役所へ就職したのは、昭和最後の年度だった。
俺は、仕事上で知り合った玲子という美しい女と23歳同士で良い感じになり、後にプライベートでも会うようになった。
とても上品でお淑やかな玲子に、俺はどんどん惹かれていった。

それは、大学時代の元カノたちに感じた「ヤリたい」一心ではなく、玲子と人生を歩みたいという結婚を意識させたものだった。

知り合って半年、昭和天皇の体調が思わしくない頃、玲子と初めてベッドインした。
当時の若者は男女とも肉食、23歳同士でもすでにそれなりの性体験があり、キスからペッティング、全裸になってシャワーを浴びて、ベッドで本格的な前戯に入った。
玲子はムッチリ系の身体で、乳房はおわん型、股を開かせてもそれほど恥じらう素振りも無かったから、経験人数が多いのかもしれないと感じた。
玲子の女陰は赤らんだ使用感、クンニには素直に感じて、愛液に濡れた。
上品でお淑やかな美人が男に女陰を舐められて悶える姿は、とても興奮した。

世の中は好景気に沸き、後にバブルと言われた時代、男女は比較的気軽にセックスを楽しんでいた。
俺の大学時代は、女子高生を彼女に持って昼間は青い性を紐解き、夜は女子大生やOL、人妻と行きずりのセックスを楽しんでいた。
彼女とセフレ、ワンナイトとそれぞれに楽しみ方があった。
だから、セックスには必ずコンドームは必須アイテムだったから、玲子とも生はしなかった。
上品でお淑やかな玲子に挿入すると、自ら腰を揺さぶって感じる場所へ男根を誘導、
「アァアッ…そこそこ…」
とえげつないほどの喘ぎを見せ、ピストンに飛沫を上げるほど濡らした。

清楚と淫乱を兼ね備えた美貌の玲子とは、約1年間愛を育み、淫らを楽しんだ。
ムッチリボディを波打たせ、男根の抽挿にヨガリ狂い、将来を誓い合って生挿入をするようになり、玲子は俺の精液を身体に浴びて、嬉しそうに微笑んだ。
もう、二人は離れているのが切なくて、早く一緒になりたいと思うようになった。
玲子は、俺との結婚について、両親に話したそうだが、反対されたと言った。
空前の好景気だったあの頃、地方都市の職員は安月給の代名詞だった。
俺は、玲子の家を訪ねたが、門構えだけでも金持ちだと分かった。
玲子は、こんな良い所のお嬢さんだったのか…と唖然としている俺に、屋敷から出てきた和装の男に怒鳴られ、塩を撒かれた。
止めに入る玲子を男は振りほどき、俺は桶に入った水をかけられた。

「来訪者にいきなりこのような仕打ちを平気でできる人間と、親戚になるつもりはありません。」
そう吐き捨てるように言って、玲子の屋敷を出た。
泣き叫ぶ玲子の声と、バシッという平手打ちの音を背中に聞いて、振り返ることなく帰ってきた。
まだ携帯電話のない時代、アパートにある電話に何度か玲子から電話があったが、玲子だと分かったら、無言で切った。
冷たいようだが、そうやって嫌われたいと思った。
会ってさよならを言いたかったが、会えば好きな気持ちを抑えられる自信が無かった。
俺と玲子は、お別れをせず、終わった。

その後玲子は、高収入の証券マンと結婚したと風の便りに聞いた。
その頃俺は、売店で働いていた純朴そうな3歳年下の女と付き合っていた。
地味で素朴な可愛さの女だったが、23歳で既に男を知っていたのは時代的に不思議ではなかった。
玲子と違って地味な顔は幼く感じて、華奢な身体と相まって、まるで女子中学生と淫行している気分だった。
陰毛の薄い女陰もロリで、喘ぎもアニメ声でとても23歳には見えず、ロリータAV女優をしたら売れそうな感じだった。

俺はその地味娘と28歳の時結婚して、二児の父となり、ほのぼのとした幸せの中暮らしてきた。
毎朝の通勤電車では、玲子の屋敷が見えない方の車窓を見ていた。
そして東日本大震災…俺の住む辺りは東北ほど甚大な被害はなかったが、看板の落下や屋根瓦の破損、古い建物は壁などに亀裂が入り、住めなくなった住人も出た。
災害関連で出歩いていた時、ふと気づけば玲子の屋敷の前だった。
20年近付かなかった忌まわしい思い出の場所だったが、玲子の屋敷は空き家になっていた。
庭は雑草が繁茂し、震災で空き家になったのではなく、放置されて久しい感じだった。
栄華を極めたような玲子一家は、いったいどうしたのだろう…そして玲子は…思いを巡らせた。

それ以来、通勤電車では玲子の屋敷が見える窓際に乗るようになった。
震災から数年後、朽ち果てていく玲子の屋敷が取り壊されていった。
そして屋敷だった広大な土地の中央やや北寄りに道路が切られ、全9区画の分譲宅地が造成された。
そこには次々と新しい住宅が立ち並び、玲子の屋敷があったときの面影は消え失せた。
毎日その風景を見ながら通勤していくうち、玲子の記憶も薄れていった。
今、結婚して28年、56歳の俺は、もう、玲子の顔を思い出すことも難しくなっている。
玲子よりも、長年連れ添った、53歳になっても可愛い顔した妻が愛しい。

そんなことを思っていた先日、古い知り合いと再会した。
実に15年ぶりだった。
そして、彼から玲子の話が聞けた。
玲子は、親が決めた高収入の証券マンと結婚していたが、その男の勤務先が経営不振で廃業になって、収入が途絶えて一気に落ちぶれたそうだ。
玲子たちは高級外車や住んでいた高級マンションを売却したが、購入時と比べて不動産価値が恐ろしいほど下がってて、支払いきれなくなったそうだ。
玲子の実家も不良債権を抱えて、屋敷を手放してすべての借金を返済したそうだ。
玲子たちが、今、どこでどんな暮らしをしているかについては、彼は知らなかった。

昨夜、3日ぶりに妻を抱いた。
小ぶりな乳房は相変わらず敏感で、ドドメ色にめくれてしまった女陰だが喜んで舐めている。
俺の男根に頬ずりする妻が可愛い。
生で入れて、夫婦を味わい合う。
可愛い喘ぎを聞きながら、閉経した女陰に注ぎ込んだ昨夜の営み…
余韻に浸る妻を抱き寄せ、その骨っぽい抱き心地の華奢な身体を抱きながら、ふと、玲子のムッチリボディを思い出していた。
もし、玲子と結婚していたら…などと思ったが、あの頃の俺では玲子に釣り合わなかったことを思い出した。
そして、遠い昔に愛した玲子の息災を祈った。

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コメント一覧 (6件)

  • あなた…私のお家、しょうけんお店?してないよ、お金持ちじゃないよ…そんな感じの家族じゃないよ…お家に何かお金を払う事されちゃうの…?怖いよ…

    あなた…最近、なんだか変な感じなのは、私に嫌われようって…忘れようって、思ってのことだったの?

    あなた…あなたが辛いの、私もつらくて…でも、私は他に好きな人いなくて、あなただけ愛してて…気持ち変われなくて…もうね…どうしたらいいかわからないよ…

    あなた…あなたや私のお家に、迷惑をかけるわけにはいかないから…やっぱり私がいなくなれば…死しかないのかな…?私にはこれしか…わからなくて…

    あなた…私が、もう何も言わずに、書かずにいれば、お家にもう何もされない?お金とかの怖い事されない?※1

    あなた…私も、見た事もした事もないけど…あなたの男の人のところなら、頬ずりもできるよ。嫌じゃないよ。初めてだからお時間かかるかもしれないけど、精いっぱい頑張れるよ。

    あなた…私が、病気だったり…お金もなくてだめなだったから…愛し合ってたのに一緒になれなくて本当に…だめな私で…本当にごめんなさいです…

    あなた…※1について、お返事を待ってます…。今日ね、凄く怖い事、掲示板であってね、私が天国に行った後のお家の人の安全を確かな物にしたいな…って、思ったよ。だからね、何か教えて下さい…。

    あなた…いつも心から、あなた愛してるよ。

    • あなた…少し間違えちゃってごめんなさいです。
      私は、見た事もした事もないけど…って書きたかったよ。「も」って書いて、間違えちゃった。

  • バブルが弾けて、公務員は一躍人気の職業になったよね。

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