レイさんから投稿頂いた「陸上部の女子ふたり」。
私はレイ、陸上部所属のC学2年女子です。陸上部の女子は2人のみで、部員は14人が男子です。もう1人の女子部員は同学年でボーイッシュで男勝りなリョウです。
ある雨の日、体育館でストレッチをすることになりました。ペアで背中合わせになり、片方が反り返るストレッチで、リョウと背中合わせになった時、恥ずかしいような嬉しいような不思議な気持ちになりました。そんな私にリョウは
「どうしたレイ、顔赤いぞ」と言ってきました。この時私はリョウを好きになっていることに気が付きました。その後も何度かドキドキしましたが、普段通りを装って部活を終えました。
そして、リョウと一緒に帰りました。
「レイ、今日変だった、大丈夫か」
「うん、何ともないよ、ちょっと暑かっただけ」
「暑かったよな。体操服が汗臭ぇー、いいよなぁ男子は、上裸になれるから。僕も裸になりてぇ」
「リョウって男みたいだよね、一人称僕だし」
私はリョウのこの男みたいなところが好きでした。
次の日部活へ行くと男子の話し声が聞こえました。
「昨日のリョウとレイ、カップルみたいだったよな」
「体くっつけてる時のレイの顔とか真っ赤だったしな」
その日の練習は、昨日雨だった分キツいものになりました。
部活が終わり、今日も二人で帰りました。
「今日の練習キツかったな」
「そうだね」
リョウと目が合い、少し照れました。
次の日部活でまた、男子が二人のことをカップルみたいだと話していました。そして日に日にその話題はエスカレートしていきます。
部活が終わり、リョウと部室を出ようとすると悪目立ちしている面子の男子4人に止められました。
「お前ら、つきあってんだろ」
「そんなことねぇよ、帰るぞレイ」
「はあ、待てよ」
リョウは、男子たちを押し退けて帰ろうとしますが、C2女子の力は男子には勝てず、取り押さえられました。
「リョウ大丈夫?」
「大丈夫、お前ら離せよ」
「付き合ってるって認めたら離してやるよ」
「私はリョウが好きで付き合ってる!」
とっさに私はそう言いました。
「僕もレイと付き合ってる!これでいいだろ」
「なら、二人で抱き合えよ。付き合ってることの証明にな」
「抱き合うくらいなら女友達でもやってんじゃね、キスしろよ」
「服脱いでヤリあって貰えばよくね」
「そんなことしねぇよ」
リョウが反論しました。その直後、私は腹を蹴られました。
「痛っ」
「やらないなら、お前のカノジョをいじめてやる、いいの?おとこ女のリョウくん」
「男4人には勝てねぇし、レイ我慢してくれるか」
「いいよ、リョウ」
運悪く顧問は出張のため、誰も気づかず男子達の思うままにされるでしょう。リョウは服を脱ぎ、私も続けて脱ぎました。
「リョウ男みたいな体してんな、胸もねぇし」
流石のリョウも裸になって恥ずかしそうにしています。
「僕がレイの、えーと、アソコに手を入れて出すから」
「う、うん、いいよ」
「ごめんな、レイ」
そう言って、リョウは手を入れました。すごく恥ずかしいのに、リョウを見つめてるうちに気持ち良くなってきました。
「はぁはぁ、うぅ、あっ」
思わず声が出てしまいました。激しい快感に襲われました。
「コイツ、女同士で出したぞ、気持ちわりぃ」
「そしたら逆のポジションでヤれよ、早く」
「レイ、入れていいよ、汗臭かったらごめんな」
「いいよ、そんなの、ごめんねリョウ、入れるね」
私は、覚悟を決めて手を入れました。
「ヒグッ、ヒグッ」
リョウは激しく声を出します。
「リョウ、痛かった?」
「大丈夫、続けて」
リョウは呼吸を乱し、苦しそうにしながらも、ついに快感を迎えました。
「お前ら、女同士でよくヤれたな」
「変態カップル」
男子達は散々馬鹿にして帰って行きました。
「帰るぞ、レイ」
「あっ、うん」
リョウは恥ずかしそうに下を向いていましたが、
「僕はずっとレイのことが好きで、でも女同士で変かなって思ってたんだけど、そのせいでこんなことに、ごめん」
「いいよ、私もずっとリョウが好きで」
私とリョウはこうして付き合い始めました。