たっぽぽさんから投稿頂いた「ヘタレリベンジ リターンズ」。
18、19の頃のお話。
大勢で遊ぶ事があって、1次会が終わって2次会が始まる前にはこの日初めて会話した女のコAが1次会で帰ると公言してたので、俺は一緒にコッソリ消えた。
1次会での状態、そして駅前で話をしてた時のAの反応で(やっぱりコレ、イケるかも)と最終決断したものの、ラブホ街には元々いたエリアを通らなければ行けず、何だかんだとAの1人暮らしの部屋に話に持って行き、Aも「え~(笑」なんて言っていたが結局はAの部屋に行く事に。
Aは俺を部屋に招いたにも拘わらず、俺を警戒していて。
でも、俺を部屋に招いてくれただけあって、話をしてる内に1次会時の気安さが戻って来て、駅前時のイイ雰囲気にもなってくる。で、今は2人切り。妙な間が生幾度も生まれて、雰囲気もドンドン盛り上がってきて……なのに手を出せない。
イイ雰囲気が段々と気まずい空気に変っていくのが分かる。
いや、キス。キスさえしてしまえば一気に………動けない。
手を出して来ない事に業を煮やしたのかAに「何かお腹が変。摩って」と言わせてしまう。当時の俺でも、その余りにもベタな展開で内心笑った。が、情けない話だが間違いなく助け舟。誘われるままお腹の素肌を摩ってはみるものの、やっぱりそれ以上の手が出せない。お腹から上にも下にも手を移せない。もっと言うと、起つ気配すら全く無い。結局、Aに「…もう大丈夫……ありがとね…」と何とも言えない言い方で言われるまでAのお腹を只々摩ってた。馬鹿だ。
終電がまだあったので、俺は逃げるようにAの部屋を後にした。
その翌々日から、友達達は俺の事を『ヘタれ』と呼び始める。
そもそも2人で消えた事は一部の奴にはバレてた上に、Aとの出来事がスッカリ広まってしまっていた。と、言っても詳細をバレてなかったと思う。単純に『手を出せなかった上に、逃げ帰った』と。…ひたすら事実だ。
Aと遠巻きに会う事は会ったが、Aは恥ずかしそうに申し訳無さそうな感じはしていたがAと会話をする事は出来なかった。
『ヘタれ』と呼ばれ始めてから割とすぐに女友達で2つ程年上のBさんに「気にすんな」と遊びに誘われた。
「全然普通に出来るじゃん」
Bさんは、先程抜けたばかりでヌチョヌチョの俺のを握って擦りながら、そう言う。
遊びに誘われたと言ってもBさんの飲みにお供してるだけで、そのまま友達達と何度も行った事があるBさんが1人暮らししてる部屋に御邪魔する事になって、やはり妙な間が生まれてBさんがコトンと俺に肩に寄りかかってきて。「起ちもしなかった」と俺から聞いていた酔っ払いのBさんが俺を上目遣いで覗き込んで、
「起たないんだ?(笑」
と、部屋に来てから無防備に色々とチラチラ見せてくれてたBさんが、明らかに既に膨らんでる俺の股間に触れて、それを握ってニギニギしたり擦ったりしてる癖して、
「ほんとだ。全然起たないね(笑」
俺も、
「Bさんのは?」
と、Bさんの胸元から手を入れて、そのままブラの中にも潜らせて指で乳首を弄ると「ん」って声と同時に身体をビクンとさせて。
クニクニと捏ねていたらドンドンと弾力を帯びて来るBさんの乳首。その乳首の頂点を爪先で弱くカリカリと掻いてやると、Bさんの身体がビクッ、ビクッとなって下半身が落ち着かないのか脚を閉じたり開いたり。
「…だめ、だって…」
Bさんはそう言いながらも、俺の股間から手を離さない。身体をビクつかせながらも俺の膨らみを摩るのを止めない。
「Bさんのも全然起たないっすね(笑」
そう言いながらも、ブラから中身をプルンっと零らせ、すっかりコリコリになってる乳首を指先で小さく円を描いてクネらせたり、指で摘まんでクニクニと捏ねたり、指先で何度も弾いたり。そんな様を、服の胸元を浮かせてBさんに見せてあげながら。
「ん…そうだよ(笑、全然(笑。……ん…」
自分の乳首を弄られる様をしっかり見下ろしながらも、そう宣うBさん。そして、
「コッチも全然起たないんだけど(笑」
そう言ってBさんは俺が履いてるモノのジッパーを下ろして、ベルトを外して、俺が履いたパンツの上から窮屈そうにも直接握って摩ってくる。
俺も、閉じ開きと落ち着かなくスカートもハダけてるBさんの片足をグッと開いてお股を全開にさせて。
「じゃあ、コッチも全然っすか?(笑」
「ぅん。全っ然(笑」
って言うから、下着の上から指をフニフニ。
「んっ」
「ホントに全然っすか?(笑」
「ホントに全っ然(笑」
そう言うから、下着の中に指を忍ばせて、そのまま奥に滑らせたら何の抵抗も無く指がそのまま、
にゅぷ
「んっ」
そのまま指を出し入れして、
にゅぷ、にゅぷ
「んっ……んっ……」
「ホントに全然っすね(笑」
「んっ……うん。でしょ?全っ然(笑」
で、下着の中で指の腹で叩いてみる。
ちゃちゃちゃちゃ
その音を聞かせてあげたら、俺に寄りかかってたBさんの上半身をグッと屈ませて。俺に股間を弄られながらも俺の股間に頭を移動させて、俺が履いてたパンツを指で引っ張って捲って、パンパンになって先端を少し濡らした亀頭だけをひょっこりムキ出しさせて、俺をヒョイと見上げて、
「…こうしたら…起つかな?」
と舌を伸ばして、亀頭をペロペロ。そして、浅く咥えて頭を動かすBさん。今度は俺が「ん」っと声を漏らしてしまう。Bさんも「んっ」っと身体をビクンとさせるも、頭を動かすのは止めなくて。その内に、しながらもベルトとジッパーを外しただけの俺の履いてたモノに手を掛けグイグイ引き出したので、俺は一旦手を下着から抜いて腰を浮かせる。Bさんは咥えるのを止めないまま、四つん這いになって俺の履いてたモノを太ももまで下ろして、また腰を落とす。
俺はまたBさんの股を開かせて、下着の中に手を入れて、ちゃぽちゃぽと音をたて動かす。
「んっ…………これ、全然おっきくなんないよ(笑」
俺が言う前に、Bさんにそう言われる。でも、そう言いながら俺にニヤけた顔を向けながら、ムキ出しにした俺の肉棒を手で擦りながら、舌をヌラリと下から上へと舐め上げている。俺も、
「Bさんも全然濡れないっすね(笑」
と、Bさんの下着の中から一度手を抜いて弄ってたその指をBさんの顔へと近づける。そうすると、
「全っ然(笑」
と、その指をシッポリと咥え濡らして上書きする。俺はその指をまたBさんの下着に入れて、その指で今度はクリを弄る。
「ん、んっ!」
と、Bさんは呻きながらも、俺の眼下で俺の『起ってない』俺の肉棒を口一杯に頬張って、俺の眼下で、時折俺を見上げながら頭を動かして。その内に、Bさんに咥えて貰ったまま俺も上半身をBさんの脚の方へと横に倒してBさんの下着を脱がして。そして、指から舌に、指でクッと向いて、舌先でクリを悪戯する。
「んんっ!!」
一瞬、Bさんは仰け反って俺の肉棒を離してしまうが、即座に咥え直してさっきよりも激しく頭を動かす…。
そうして始まってしまって、最初の1回は最後までお互い『起ってない』『濡れてない』まま、まるで遊戯のようなセックスで終えた。
ちなみにBさんとシたのはこの日が初めて。
「もしかして『イキリ童貞』かな?って思ってたけど全然違うじゃん(笑。勿体無い(笑」
そう。そうなんだよ。
俺はその時既に童貞では無く、友人達と下ネタで馬鹿みたいに盛り上がって経験からのネタなんかも披露してた。Aは確かに可愛い顔立ちでモテてた方だとは思う。Aの仲間内の男の『童貞の癖して調子乗ってっから』は本当にムカついた。が、そうか…1度のヘタレで童貞扱い…それも『イキリ童貞』…もう、みっともなさ過ぎて。
俺にしてみればAは別に憧れの人でも何でもなく。セックスを楽しむと言う事を覚え始めてた俺は「お、ラッキー。頂きまーす」ぐらいにしか思ってなかった。それなのに、何故Aには手を出せなかったのか俺には結局分からなかった。
関係の無い話だがBさんは、俺の友達Zの彼女でもあって。
「アイツのピストン、まじマシンガン(笑」
「あー、アイツらしいっすね(笑」
「その上、マジでデカ過ぎで何でもカンでもパワー系つーか勢い系だから、正直アイツとすんのチョっとキツい(笑。こうゆうHの方が楽しくて全然気持ちいい(笑。全然好き(笑」
「マジすか(笑」
俺に跨って自ら腰を動かしているBさんとそんな会話をする。
浴場で他の友達の見掛けたり、Bさんが言う『こうゆうHの方が全然気持ちいい』を俺に仕込んで?くれてる年上の女性(Bさんよりももっと年上)にも褒められていたりで、正直、俺のは普通よりも大きい方とは思ってたけど、Zの方が遥かにデカいらしい。まぁ、明らかに純日本人って類の顔では無く、身体能力もバネも別物のヤツだったが。
「そういうHがイイ時もあるけどね(笑」
「こういうのっすか?(笑」
と、Bさんの腰を掴んで下からズンズンズンズン突き上げてやると、
「あ、そう、そういうの(笑……あ、あっ、すごっ」
と、Bさんは最初こそ「ニマっ」て笑ってたけど、突き上げに身体を揺らして直ぐにその表情には余裕を無くしちゃってたりしてた。
「また、しよ(笑」って事で、それからBさんとの関係が続く事になる。
それこそ、彼氏である友達が一緒にいるのに隠れてBさんが俺のを摩ってきたり、Zも含めた数人で部屋遊んでる最中に扉2つ挟んだキッチンでイチャついて。メインの部屋の扉が開く音が聞こえたらバっと離れて、何とも無い振りをして。
また奥の扉が閉まる音が聞こえれば、またイチャついて。メインの部屋から馬鹿笑いやZの声も聞こえてる中、俺がBさんの乳首を指で弄ったり舌で舐ったり、下着の中を弄ったり。Bさんも俺の服を捲って俺の乳首を舐めまくりながら、手では俺の股間を弄って。その場でしゃがんで咥えてきたり、起ちバックで短い時間だけど挿入してみたり。当然それでは足りなくなって、買出しに行って来ると駐車場に向かってZの車の中でズッポズッポ。
また、ZはBさんに良く電話をしてくる奴で、その結果、AV程ギリギリは攻めないが通話しながら…何て事は良くあったし、俺にZから電話が掛かって来て、Bさんに口でして貰いながらBさんの事を話題に出したりもしていた。
それらの行為をBさんは好んでて、お互い楽しんでいた。が、調子に乗り過ぎてZにバレそうになったから「もう止めよう」となったが何だかんだと続いてしまって、最終的にBさんとZは俺との事では無い理由で別れて、ついでに疎遠になった。
ちなみに、Bさん調べで俺とAの事案を広めたのはA自身では無いと。ただ「手をだしてくれなかった」と他のコに愚痴ったのは事実で、愚痴られたコが面白半分に他に話してしまった事が最終的な原因。まぁ、良くある話。A自身も困惑してたが『ヘタれブーム』の終わりは早かった。
Bさん曰く、実はAは以前から気になる程度の好意を俺に持ってたらしく。それは、そんな事がありながらもまだ持ってくれてるとの事で、本来AはBさんの仲間内では無かったがAを応援してたらしい。他にも、Aは処女では無く、俺に対してはやはり童貞の疑いを掛けているらしいがBさんはソコは否定してくれなかったらしい。
『Aを応援してる』と言ってるくらいだから、俺に対しても、
「もう1回行けば?(笑」
と言ってくれる。が、そう言った場所がベッドの上だったりと、俺との行為を止める気は無い処かBさんはそんな状況を快楽に変えて楽しんでいた。それは、最中に、
「今、Aから電話掛かって来れば面白いのに(笑」
等と言う程。
ブームが収まった頃に一度Aから直接謝られたが、既に事実は知ってたし実際に手を出せなかったのは俺。逆に「恥かかせてゴメン」と謝ったが、もう周りの目を気にして本当にヘタれてしまってた俺はギクシャクを解消出来ず、そのまま俺とAが絡む事は無くなった。
それから4~5年程経った、ある日。
俺が働いてる店の外にいると、声を掛けられた。振り返ると、A。以前は可愛い顔立ちだったが、綺麗な女性になってた。以前のわだかまりが顔を出す前に、不意に会った喜びに話に華を咲かせる。実はAは男と一緒にいて、その男は実に面白く無い顔をしていたので、Aに「彼氏?」とコソっと聞いたが、「違う違う。ちょっと用事があって」とコソっと否定。
俺も勤務中だった為に話を終わらせ、A達も離れていった。
その夜に久しぶりにAから連絡。最終的には、今度飲みにでも行こうと。
街をブラブラしてから小さなお店で軽く飲んでたら、それだけでイイ雰囲気に。流れでAの部屋にチョット行ってみるって話になって、駅を出たら「ここ美味しいの」と言うからソコで食事をして、Aの部屋に向かう。
変な話、その頃の俺は女性関係は随分と場数をこなしていた方だと思う。が、あの時の出来事は汚点。もう、最初から、Aから「飲みに行こ」と誘われた時点で俺は『あの時の出来事』に対して『リベンジ』に燃えていた。
大抵の女性からは満足して貰えてる色々な事を存分にカマして、「あの時は何だったんだろうね?(笑」と笑い話に塗り潰してやろうと。
性癖がチョイと顔を覗かせて、あの時の男は「実は彼氏」とかだったらイイなぁと思ったりと。
ちょっと話が逸れるけど、『あの時の出来事は汚点』とは言ってるものの、面白いモノで『あの時の出来事』を多少改編した話は女性陣にとても良い印象を与えるらしくて、俺は武器として使いまくってた。
さて、部屋に入って一旦くつろいで。またお酒を飲みながら、会話に華を咲かせてたら以前より早々に妙な間が生まれて、雰囲気が出来上がって。『俺の』も、ヤル気満々。
が、何かおかしい。
ついさっきから、急激におかしい。
身体が、痒い。
袖を捲ると、腕が赤くボボボと隆起してる。身体中が痒くなってくる。痒みが酷くなってくる。
心配するA。でも、痒い痒い痒い痛い?痒い痒い痒い。もう、どうにもならなくなってしまい結局帰る事に。
暫くしたら痒みは消えた。Aからは心配の連絡があって、安心させてまた遊ぶ約束をする。が、あの痒みは何だったのか。
そう思ってたら、その日から肉が食えなくなった。あの時、駅を出た後Aと行った食事は肉メイン。食べるとまた皮膚が隆起してタマらなく痒くなる。場合によっちゃ、肉を見ただけで痒くなる。あー、ありゃ食中毒だったんだ…と理解してAにもそう伝えた。が、そう伝えながらも、確かAも同じ物食べたよな?と疑問は残る。
Aとまた遊んだ。
が、そういう雰囲気になると痒くなる。Aの部屋に行こうとすると、ラブホに行こうとすると身体が痒くなる。その頃には肉は余裕で食べれるようになってたし、食べてなくても痒くなる。Aには「食中毒が癖になってる(笑」と誤魔化した。
え?まさか、Aとの身体の関係に対してアレルギーって事?もしくは、オカルト的に言えば、どちらかの『守護的な何か』からの(止めとけ)と言う忠告?他の人とは、何か食べて飲んで、その後全然普通に出来てる。
でも、その事をAに言った所でAを困らせるだけ。と言うか、そんな話信じて貰える?トラウマと言ってしまえば話は早いんだろうけど、それはAを悲しませるだけ。遊んで方だけど、その辺りは気にしまくった。只々でさえ、この時点で何度もAに『失礼』という言葉では足りない事をしまくってる。結局、それでグダグダとしてたらその内にAからの連絡は途絶えた。
で、結果、今度こそ本当にA自身から『ヘタレ』と認定された。
うん。まぁ、もうそれでいいや。いいよ。ホントごめん。
『ヘタレ』認定式は、居酒屋にて行われた。
「キミ、ヘタレだって(笑。ヘタレって言われてたよ?(笑」
そう連呼するのは、酔っ払ったBさん。飲み始めてから何度目かの『ヘタレ』絡み。実は、浅いながらもAとは友好関係が続いていたらしく、Aから愚痴られて俺に何年か振りに連絡して来た。
「Aも、キミもヤル気満々だったのにねぇ(笑」
身体をフラフラとさせながら絡んでくるBさん。
「でもさぁ……それじゃあさぁ……」
フラフラしてた身体を俺にドサっと預けて、そして、俺に胸の谷間を覗かせて俺をニヤっと上目遣いで覗き込んで。
「これ、勿体無いよね(笑」
と、俺の股間を手を伸ばして、摩って。
人妻になったと言うBさんから、そう言われた。
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