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初めてをあげたあなたとの思い出が残る街

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結子さんから投稿頂いた「初めてをあげたあなたとの思い出が残る街」。

先日、大学時代の友人の訃報に、久し振りに大学のあった街を訪れました。
まだ40代なのに、旅立ってしまった友人を見送りました。
この街へ来たのは16年ぶり、亡くなった友人の結婚式の時以来でした。

友人たちと過ごした青春が蘇りました。
と同時に、あの人のことも・・・
私が20歳の処女を捧げたあなたは、まだこの街にいるのでしょうか。

初めて男性に素肌を晒し、初めて男性にアソコを開いたあの日のこと、思い出していました。
好きな人と結ばれようとする嬉しさと、恥ずかしさ、甘酸っぱい思い出です。
乳房に触れられて、揉まれて。アソコを広げられて、顔が熱かったのを思い出します。
あなたの舌がアソコを這いまわる・・・恥ずかしいけど気持ちいい、声が漏れそうで恥ずかしい、その恥ずかしいのも気持ちいい、不思議な瞬間でした。
あなたが入ってきたとき、引き裂かれた処女膜を感じ、しがみつきました。
初めて結ばれた男性との出来事は、この街の一番の思い出です。

抱かれるたびに知っていく女の悦びに、押さえていた喘ぎ声が漏れはじめたあの日・・・快楽と羞恥、あなたに抱かれる嬉しさと、快楽を貪る♀の本能が交錯しました。
気が付けば、若い性欲をぶつけあうように、来る日も来る日も激しく交わりました。
あんな日々は、二度と訪れないことさえ気づかず、快感と幸せに満ちた日々を送っていました。

駅に向かう途中、あなたの就職先があるビルの前を通りました。
何となくあなたに似た人を見かけましたが、確信がないから黙ってすれ違いました。
暫くして振り返ると、あの背中・・・間違いなくあの人だと確信しました。
遠ざかる背中に、
「お元気そうで・・・さようなら・・・」
と呟きました。
元気そうだったし、今更どうこうなろうとも思わなかったから、そのまま駅に向かいました。

新幹線の中、あなたを想いました。
あれから20年、車窓に映る自分の顔を見て思うのは、私も年をとりましたということでした。
あなたは、元気そうでしたが、幸せに過ごしているでしょうか?
私が故郷に就職すると言った時、あなたはいつか一緒になりたいと言ってくれましたね。
私は、親元に戻るのが進学の条件でしたから、あなたの希望には添えませんでした。
もし、あの時、両親との約束を反故にしてあなたと一緒にいる選択をしていたら・・・なんて考えてしまいました。

でも、私が選んだ道です。
新幹線を下りるとき、もう一度あなたにお別れを言いました。
そして、別れてしまったけれど、心の片隅にいつもいるあなたに恥ずかしくないように、これからの人生、精一杯生きようと誓いました。
どうか、いつまでもお元気で・・・そう思いながら改札を抜け、夫の待つ家に向かいました。

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