泥酔して記憶が飛んだ翌日、目が醒めると兄と一緒に寝ていて何故か互いに全裸。
容易に想像出来る事を必死で否定するも、床には揺るぎない物証が放置されていた…
忘れようと努めるけど忘れられるはずがなく、兄とまともに接する事が出来なくなり気まずい日々。
そしてその一ヶ月後。
酔っ払った兄に襲われ、振り払おうとするも、この前の仕返しと執拗に攻められて、ほぼ無理矢理な形でやられてしまった。
ごめんねと謝る兄を払いのけ、その後約1年に渡り兄の接触を拒み続け、更に気まずくなる。
約一年ぶりに声をかけたのは私。
気まずさに耐えきれなくなったという事もあるけど、なにより記憶のない時に私が何をしたのか、何も知らないままで居ることが気持ち悪くて。
「当時何で私を襲ったの?」と聞くと、やられっぱなしが嫌だったと衝撃的な事を言ってきた。
何しちゃったの私?
兄が言うには兄が寝ているところに酔っ払った私が全裸で潜り込んで、ちょっかいだしてきて挙げ句の果てには兄の衣服を剥ぎ取ろうとしていたらしい。
裸でくっついて寝たいんだって私が言ったんだってw
今なら分かるけど、人肌恋しかったんだよこの時…
追い払おうとするも、今にも泣き出しそうな私を見て断念。
そのまま朝まで一緒に寝てやると約束すると私は大人しくなり、兄もうとうとしかけてきた頃に下半身に違和感が。
しゃぶっていたらしい。
しかもわざとらしく大きな音を立てて。
この先は前に書いた通りで「兄妹なんだぞ!」とか何とか言って兄が私を引き離そうとするも、くわえられたままだったからか、強引には出来なかったらしい。
それでも離さず続ける私。
やがて兄も抵抗する気もなくなり、どうにでもなれと身を任す。
そろそろヤバいかも…と思ったところで狙いすましたかのように口を離され、そして私が兄の上に乗り、兄のものを私の入り口にあてがっていった。
「私の中熱くて気持ちいいよ?」
あんなことをされて、そんなことを言われて 我慢できる男なんていないよ。だってさ。
「でもゴムはしてね?」
ゴムを付けるように促したのは私らしい。
記憶なくなるくらい酔っ払って、欲望のまま兄に襲いかかるくらい倫理観は壊れているのに、避妊の事は忘れてなかった私自身に驚く。
後は私が兄の上にまたがり、ゆっくりと腰を下ろして兄のものが全て収まりきると、暫くそのままで苦しそうな感じではぁはぁ言ってると思ったら、突然激しく腰を動かしてきたらしい。
しかもお兄ちゃんお兄ちゃん言いながら。
私は何も言わず聞いていた。
残骸が2つあったけど、その事について兄は語ろうとしなかったので察する事にした。
そして私はそのまま寝てしまったらしく、兄も精魂尽き果てたのか眠ってしまったらしい。
全てを聞き終えて私が口を開く
「で、やられっぱなしは悔しいから私に襲いかかったの?理由はそれだけ?」
兄は暫く黙っていたが、覚悟を決めたのかシッカリとした口調でまた話し始めた。
「お前とした後、何て事をしてしまったんだと後悔したよ。でもそう思う反面、嬉しくもあったんだ。」
「嬉しい?」
「お前に嫌われてると思っていたからな。どんな形であれ、お前と久し振りに会話らしい会話が出来て嬉しかった。そしてなにより…凄く気持ち良かった。」
意外だった。
私こそ兄に嫌われてるものだと思っていたから。
「またしたいと思ってたんだよ。後悔の念と同時に。それが酒飲んだ事によってバランスが崩れたんだろうな。…謝って済まされる問題ではないけど、本当に悪い事をしたと思ってる。ごめんな。」
「恨んでもいないし怒ってもいないよ。むしろ私の方こそごめんね。」
兄は嘘をついているようには見えないし、何より私がしたいのに相手が拒否した時に使う手口が私そのものだ。
疑いの予知なんてない。
お前は悪くないよ。
兄はそう言ってくれるけど、そもそも事の発端は私からで、だらしなく酔っ払ったりしなければ起きなかった事。
その事を踏まえてもう一度謝るが、兄は悪いのは自分だと言うばかり。
暫くの沈黙の後、口を開いたのは今度は兄
「…でも、お前の酒の飲み方は良くないかもな。」
「かも、も何も良くないのは私自身一番良く知ってるよ…」
「今度一緒に飲むか。」
兄の提案に首を傾げる私。
お互い酒で失敗してるのに、何を言うかこの人は。
私の考えてる事を見透かしたように、兄がすかさず続けて話す。
「記憶無くすんだろ?酷く酔っ払うと。」
「お兄ちゃんだってそうでしょ?」
「俺は今はないよwそれに俺は男でお前は女。記憶を無くした時のリスクが違う。心配なんだよ。俺が飲み方を教えてやるから。今度酒買ってきてここ(家)で飲むぞ。」
単純に兄の言ってくれた事が嬉しかった。
吐き出した事でスッキリしたのか、段々兄の顔が明るくなってくる。
それがなんだか嬉しくて、つい冗談を言ってしまう
「そんな事言って、また私に迫られたいんでしょ?w」
「お前、俺は真面目な話しをしてんだぞw」
そんな事を言いながら、私は兄の下半身の変化を見過ごさなかった。
「何だかおっきくなってない?wあの時のこと思い出しちゃったの?w」
「うるせえバカw真面目な話をしてるんだから、見過ごせよw」
こんなバカなやりとりがたまらなく楽しいw
何だか仲良かった頃に戻ったような気がして、懐かしくもあった。
「どうなってるのココ?ちょっと見せて!」
楽しくて思わず暴走する私。
ほんの少し前まで嫌悪の対象だった兄なのに、酷い変わりようだ。
「止めろってバカwそういうのは彼氏とやれよww」
私の手を払いのけながら、兄が私の地雷を踏んだ。
確かに私には彼氏が居た。二週間ほど前まではね。
彼氏が出来たって話は母から聞いていたんだろうけど、別れたことは聞いていなかったんだろう。
固まった私をみて、やってしまったと言わんばかりに兄は顔を歪めた。
同時まだ若かった私は、一回り以上年上の彼氏と、この先もずっと一緒に居る運命の人だって、将来は結婚するんだと信じて疑わず、勝手に相手も同じ気持ちだと思い込んでいた。
けど、そんな想いも付き合い始めてから半年程で、あっけなく終わりを告げられた。
「俺、結婚するからお前とはもう遊べない。」
私はただの遊びでしかなく、お子様の独りよがりの都合の良い妄想に過ぎなかった。
色々な思い出がこみ上げてきて泣きそうになる。
泣くな!泣くな!と自分に言い聞かすも、意志に反してボロボロと涙がこぼれ落ちる。
「…ごめん!」
兄が力強く私を抱きしめた。
「俺はお前を泣かせてばかりだな。」
私はなりふり構わず兄の胸で泣いた。
そして別れたの彼氏の事を、涙でぐしゃぐしゃになりながら兄に話した。
兄はうんうんと頷きながら、私の頭をわしゃわしゃと撫でてくれた。
まるで犬をあやすかのように。
でもそれが何だか凄く心地よかった…
一通り話し終えて落ち着いた私は、兄の腕に抱かれながらとんでもないことを口にした
「…して。」
兄の体がピクッと一瞬震えた。
私は兄の話を聞いてる時から、下腹部がじわっと熱くなるのを感じていた。
冷静に考えれば兄妹でするなんて、おかしいに決まってる。
でも、この時の私の体は兄を欲していたし、兄もそれに応えるかのように大きくなっていた。
その欲求に反する方が、よほど不健全なような気さえした。
「してって…お前、自分の言ってる事分かってるのか?」
いつになく真顔で兄が私に問いかけてきた。
「…分かってる。今日だけはわがまま聞いて?…お願い。」
この時私はどうかしてたんだと思う。
色々な感情が混ざって、頭の中ではじけて、吐き出して空っぽになって。
そしたら何故か、する事しか考えられなくなってた。
酔っ払って兄に迫った時もこんな感じだったのかもね。
「…知ってると思うけど、一度はじめたら途中で止められないぞ?」
「いいよ。最後までして。」
私がそう言うと兄が顔を近づけて、そっと私にキスをした。
キスをしたのはこれが最初だったと思う。
兄が口を離すと私の方をじっと見つめてくる。
思わず恥ずかしくなって目線を逸らしたら、2回目のキスがきた。
さっきの触れるような軽いキスではなく、長い長いディープなキス。
やがて兄の舌が私の中に侵入してきて、私もそれに応えた。
キスをしながら私の後ろに回った兄の両手が、肩、腰、お尻とゆっくり優しく全体を撫で回す。
兄の手の温度が服の上からでも分かるくらい暖かく、気持ち良かった。
長い長いキスが終わると、私は腰が砕けたようにまともに立っていられず、兄にもたれかかった。
「…ベッドに移動しようか。」
私は小さく頷いた。
明かりがついたまま兄が私をベッドにのせて覆い被さってきたので、「消して…」と兄に言うも
「このままがいい。お前の全てを良く見たい。」
兄のクサいセリフに恥ずかしくて悶え死にそうだったけど、強く言えずに、されるがままにされてしまう。
慣れた手つきで部屋着の上を脱がされ、そっと胸に兄の手が触れてきた。
円を描くようにゆっくり揉まれ、時折乳首を指ではねられ、つままれ、舐められ、吸われて、その都度体がビクッとなる。
やがて兄の手が下に伸び、下も脱がされると兄も上着を脱いで上半身裸になった。
服を着ている時は分からなかったけど、脱ぐと全体的に凄く引き締まっていて驚く。
「凄いね…」と兄の割れたお腹をなぞると、ちょっと恥ずかしそうに「週2でジム通いしているからな。」とニコッと笑いながら言ってきた兄に、不覚にもキュンとする。
下着の上からそっと兄が触れてきて、思わず声が出る。
「お前、ここ凄い事なってるぞw」
若干笑いながら言われ、顔がカーッと熱くなり、恥ずかしまぎれに足で兄の横腹を何度か小突いた。
イテイテ言ってたけど逆効果だったっぽい。
兄が下着を脱がそうと手をかけてきて、思わず腰を上げたら「エロいヤツだな」って言われて死ぬかと思った…
もう何もしないでもすんなり受け入れられるくらい、十分に濡れていたけど
「…舐めて。」
思わず言ってしまった。
兄は何も言わずに私の下半身に顔を埋めてきた。
仕返しのつもりなのか、わざとらしく大きな音を立てて舐めてくる兄。
両手で広げられ、中をかき回すかのように舐められて、恥ずかし過ぎて気持ちよ過ぎて、気を失っちゃうんじゃないかってくらい感じてしまう。
そして敏感なところを攻められ、頭が真っ白になり、兄の頭を両手で掴みながら私は一度目の絶頂を迎えた。
全身に力が全く入らず、うつ伏せでへたーっと伸びているところに、兄が耳元で囁いてきた
「俺もう我慢出来ないんだけど。」
そう言うと兄はうつ伏せになっている私の上に乗り、後ろから私の中に入ってきた。
達したばっかりのところに、いきなり奥まで入れられて思わず嬌声を上げてしまう。
「ちょっと待って!イったばかりだから!お願いもっとゆっくり…」
私の言葉は聞こえて無いのか、聞こえているけど無視しているのか兄はそのままガンガン、後ろから下に突き刺すような感じで突いてくる。
過敏になってる私の体には刺激が強すぎて、気持ち良いと言うより、もはや若干辛い。
でも後ろからされると、向かい合ってしている時には届かない場所まで届くような感じがして、突かれる度に声をあげてしまい、余計それが兄をヒートアップさせてしまった。
激しく突かれて、やがて私は二度目の絶頂を向かえ、全身をガクガクと震わせた。
私が達したのを感じとったのか、兄は私の中にさしていた自分自身抜き取って、私のお尻から背中辺りにかけてきた。
ゴムをわざわざはずしてまで。
そして私は気を失うかのように、そのまま眠りについた。
目が覚めるともう朝で、仕事に出かけたのか兄の姿は見あたらなかった。
お互いシラフで言い訳の出来ない状況で、取り返しのつかない事をしたのに不思議と罪悪感や嫌悪感など、マイナスな気持ちに悩まされる事は無かった。
それより、兄と仲直り出来た喜びの方が大きかったのかな。
昨日は凄い事しちゃったな…
何て思い出すと、段々むずむずしてきて1人でしてしまい、気づけば二限目の授業が始まろうとしている時間になっていて、その日のはそのまま大学を休んだ。
夜に兄と顔を合わせる時、気まずい感じもしたけれど兄が普通に話しかけてきてくれて嬉しかったな。
飲みの約束の日は3日後に決まった。
お互い手を出さないこと!って条件を付けたのは兄だ。
私を一体なんだと思っているんだかw
兄との宅飲みは、友達にも話せないようなキツい話も気兼ねなく出来て凄く楽しかった。
結局、互いに手を出さないこと!と約束しておいて、してしまうわけですが…
どっちが手をだしたのかは、伏せておきますw
長文駄文、失礼しましたm(_ _)m
最後まで読んでくれた方々、ありがとうございます^^
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コメント一覧 (1件)
仲良いことはいいことです。
裏山〜